「ガチでヤバすぎる」とネットで評されるほど大ヒット番組となった『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系/朝日放送制作)。約10年にわたり圧倒的存在として君臨していた裏番組の『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)を視聴率で上回ったことは、テレビ業界である種の「事件」となりました。 『ポツンと一軒家』の企画を提案したのが、放送作家の中野俊成さんです。中野さんはこの企画をどのように思いつき、ヒットさせることができたのでしょうか。 今回は放送作家の中野俊成さんに話を聞きました。 (取材・文:Marketing Native編集部・早川 巧、撮影:矢島 宏樹) 『電波少年』から学んだドキュメンタリーの面白さ ――放送作家というのは、そもそもどんな仕事ですか。 大きくはテレビ番組の企画と台本・ナレーション書きですが、ほかにも編集前のVTRチェックやテロップ案、新聞のテレビ欄の文面作成まで、言ってみればデ