本日放送のNHK大河ドラマ『青天を衝け』ざっくりコラムです。 明治の世が徐々に整備され平らかになるに従い、次の課題は諸外国と結んだ不平等条約の撤廃改正でした。 教科書的に言えば、治外法権や関税自主権の撤廃。アメリカ大使パークスとの会談の中で、「民意」とは何か「世論とは何か」、日本にはこれらを知る場が無いではないかと鋭く指摘されます。 これを受けて、日本政府が民間の商人たちに投げ掛け作られたのが「東京商法会議所」、現在の「東京商工会議所」です。 ここで、民間の緒企業が、私利私欲を捨て合同して意見を出す場、日本で最初の民意をまとめる場が作られるのです。渋沢栄一は、初代会頭として政府に意見を届ける役目を担います。 さて今回、ようやく明治産業界の両巨頭「三菱の岩崎弥太郎」と「渋沢栄一」が対面しました。 己が儲けることこそ商人の生き様。己の利を追及することがこの国を富ませる。 才覚のある商人が独裁的