ロヒンギャ難民をベルトやロープで打つミャンマー人密航業者(左)を捉えたAFPTVの映像の一場面(2020年8月26日撮影、12月4日作成)。(c)AFP PHOTO / Handout 【12月26日 AFP】漁船にひしめくように乗っている痩せこけた難民を、密航業者がむちで情け容赦なく打ちつける──ミャンマーのイスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)の密航ネットワークの最前線を捉えた貴重な映像をAFPが入手した。 映像は、船内でロヒンギャ難民が反乱を起こしたために逃げ出した密航業者の携帯電話に残されていた。子どもを含む多数の亡命希望者が船内や甲板に座り、その間に密航業者らが立っている様子が映っている。 船内で口論が始まると、片方の手に太いロープを持った密航業者の一人がロヒンギャの男性を突き飛ばし、倒れ込んだところを蹴飛ばした。その後、もう片方の手に握られたむちのようなもので、殴られ