米ロサンゼルスで、若年層を中心に新型コロナウイルスワクチンの接種率が低い地域の住民を対象に行われた移動型クリニックでの接種(2021年7月9日撮影)。(c)Frederic J. BROWN / AFP 【8月3日 AFP】米国は2日、新型コロナウイルスワクチンの接種を少なくとも1回受けた成人の割合が70%に達し、ジョー・バイデン(Joe Biden)政権の目標をほぼ1か月遅れで達成した。 バイデン政権は7月4日の独立記念日までに成人の7割が少なくとも1回の接種を終えるという目標を掲げていたが、接種率は南部や中西部の政治的に保守的な地域や若年層、低所得層、人種的少数派の間で伸び悩み、達成には至らなかった。だが最近は、感染力の強い変異株「デルタ株」により感染拡大の新たな波に見舞われている地域を中心に、接種を受ける人が増えていた。 米疾病対策センター(CDC)のウェブサイトによると、接種をすべ