これからまだ「スター・ウォーズ」が控えるとはいえ、2019年の映画は、ここまででほぼ出揃った。毎年のことながら、最高に心に残る映画もあれば、期待したのにがっかりだったものもあるが、単純に数字では誰が優等生だったのか。ここでは、それを振り返ってみることにしよう。 今年の世界興収ナンバーワンは、ダントツで「アベンジャーズ/エンドゲーム」だ。まさにその目的で夏に劇場で再上映したこともあり、今作は「アバター」を抜いて史上最高の27億9,780万ドルを売り上げている。2位は「ライオン・キング」の16億5,640万ドル、3位は「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」の11億3,192万ドル。その後は、「キャプテン・マーベル」「トイ・ストーリー4」「ジョーカー」「アラジン」「アナと雪の女王2」「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」、中国のアニメ映画「Ne Zha」と続く。 特筆すべきひとつは、「Ne