年を重ねても生き生きと過ごすにはどうすればいいか。70歳を超えて元気に生きていくためには、食べる力を落とさないことが重要になる。その際に重要性を強調したいのが食べ物の入り口である「口の中」でありそのケアだという。歯科医師の栗原丈徳さん、医師の栗原毅さんが書いた『70歳の壁を越える 食べる力』(エクスナレッジ)より紹介しよう――。 【図表】舌苔の歯周病菌を一掃「正しい舌みがき」のやり方 ※本稿は、栗原毅、栗原丈徳『70歳の壁を越える 食べる力』(エクスナレッジ)の一部を再編集したものです。 ■歯科衛生士は歯みがきの先生 現在は、歯科医院に行くと、口腔(こうくう)ケアのプロフェッショナルである歯科衛生士が歯みがきのやり方を指導してくれます。 人によって歯並びや歯の状態が違っているので、自分ではきちんとみがいているつもりでも、実際にはプラークが取れていないことがあります。 歯科衛生士はそうしたみ