米国の次期米大統領に就任することが確定したジョー・バイデンの夫人、ジル・バイデン博士について取り上げた新聞の論説について、すでに知っている人もいるだろう。この論説の筆者はどうしたわけか、夫人を攻撃しなければならない気持ちに駆られているようだ。 バイデン夫人は米デラウェア大学で教育学の博士号を取得。「博士」の肩書で呼ばれている。だが、筆者は彼女がこの肩書を使うことを「詐欺的」であり、「滑稽だ」と述べている。 女性を蔑視していること、論調、博士課程に対する明らかな理解の欠如、バイデン博士に対するあからさまな軽蔑など、この記事には困惑させられる部分がいくつもある。 「博士号」の意味 バイデン博士が学位論文で取り上げたテーマは「教育におけるリーダーシップ」に関するものであり、学生の歩留率を取り上げている。コミュニティ・カレッジのこの問題に着目したのは興味深いところであり、高等教育にみられるトレンド