脳にとって体は単に支配下にある道具ではないようです。 1月29日に『Science Advances』に掲載された論文によると、人工培養された脳、肝臓、腸、結腸を繋ぎ合わせた疑似的な人体を用いることで、脳と体の強固な関係性を発見したとのこと。 培養脳は他の培養臓器と血液的なつながりを持つことで、はじめて生きている人間の脳の働きに近づけることが示されました。 また、培養臓器を連結する技術そのものは、将来の研究や創薬において人体実験に代わる強力なツールになると期待されています。 生物学の最先端でおこなわれている人体実験とは、いったいどんなものなのでしょうか?