タピオカドリンクブームが続く中、専門店の開業が相次ぐ京都市中心部の繁華街でカップごみの放置が目立っている。粒や液体を残したまま公園にポイ捨てしたり、自動販売機用ごみ箱へ捨てたりする人が多く、街の清掃ボランティアも頭を悩ませている。 夏休み終盤の土曜日、若者や観光客でにぎわう新京極公園(中京区)。タピオカのカップ片手に食べ歩きする姿も。自販機用に設置されたごみ箱は、無理に突っ込まれたタピオカ容器で投入口がふさがれ、周囲には黒い粒の食べ残しが目立つカップやペットボトルが散乱していた。 【写真】ギネス世界記録「世界一大きいタピオカミルクティー」 公園の清掃を続ける中之町町内会の中川富雄会長(69)は「1人が捨てるとあっという間に増えていくし、花壇に投げ込む人もいる」とため息。町内のタピオカ店に対してはごみ対策を求めているといい、「店頭に回収箱を設置し、客にごみを戻すよう呼びかけて欲しい」と訴える