防衛装備庁は10月17日、火薬を使わずに電磁気の力で超高速の砲弾を発射する次世代兵器「レールガン」の洋上射撃試験を実施したと発表した。 防衛装備庁はSNSのX(旧ツイッター)への動画付きの投稿で「海上自衛隊との連携により艦艇にレールガンを搭載し、世界初となるレールガンの洋上射撃試験を実施」とアピール。「従来の火砲を凌駕する高速度の弾丸で、空や海上の脅威から艦艇を守るため、レールガンの早期実用化を推進しています」と述べた。 今回の「世界初のレールガン洋上射撃試験」について、筆者は防衛装備庁に文書で質問した。同庁は海自艦艇を使って今回の洋上射撃試験を実施したことを認めたものの、具体的な艦名は明かさなかった。 同庁との一問一答は以下の通り。 ――今回のレールガンの洋上射撃試験は、どの艦艇で実施したのか。 「今回の洋上射撃試験は海上自衛隊の艦艇を使用しています」 ――今回のレールガンの洋上射撃試験