能登半島地震を巡り、道路の寸断などによって孤立した被災地域への物資輸送などを展開している陸上自衛隊中部方面隊の隊員の様子を映した動画が、大きな反響を呼んでいる。動画では、重さ約30キロの生活必需品などを背負いながら、崩落した山林の急斜面などを乗り越えて徒歩で孤立地域に向かう様子などが収録されている。動画投稿サイト「ユーチューブ」の公式チャンネルで1月8日に公開して以降、視聴回数はすでに33万回を超えた。閲覧したユーザーからは「命がけで救援に向かわれていることが分かる」「涙が出てきた」といった声が寄せられている。 山林の急斜面を徒歩移動中部方面隊は、東海・北陸・近畿・中国・四国地区の2府19県の防衛や災害派遣などを担当している。動画では、震度6強を観測した石川県珠洲市で被災した孤立地域に対し、7日に物資輸送した際の様子が紹介されている。中部方面総監部によると、中部方面隊第14普通科連隊第1中