台湾を訪れている自民党の世耕参議院幹事長は、地元の人たちが寄付を募って、ことし9月に完成させた安倍元総理大臣の銅像を視察し、安倍氏の遺志を継いで、台湾との関係強化に取り組む考えを強調しました。 世耕参議院幹事長は、所属する自民党安倍派の参議院議員ら11人とともに、26日から台湾を訪れていて27日午後、南部の最大都市 高雄にある安倍元総理大臣の銅像を視察しました。 安倍氏は台湾との関係を重視していたことで知られ、等身大の銅像は、ことし7月に安倍氏が亡くなったあと、地元の有志が寄付を募り9月に完成させたということです。 世耕氏らは、銅像に花を手向けて全員で黙とうしました。 視察のあと世耕氏は記者団に対し「安倍氏のことを、地域の皆さんがしっかり記憶に留めてくださっていることは、関係強化を願う政治家としても非常に心強い。さらに絆を深めるべく、しっかり努力していかなければならない」と述べました。 一