学校法人「森友学園」への国有地売却を巡る財務省の文書改ざん問題で、自殺した近畿財務局職員、赤木俊夫さん(当時54歳)の妻雅子さん(49)が、国と佐川宣寿・元国税庁長官(62)に計約1億1000万円の賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が15日、大阪地裁であった。 意見陳述に立った雅子さんは「国は、夫の自死の真相が知りたいという私の思いを裏切り続けてきた」「私は真実が知りたい」と述べ、赤木さんが改ざんを指示された詳しい経緯を説明するよう国側に求めた。 国と佐川氏側は、請求棄却を求めて争う姿勢を示した【伊藤遥、藤河匠】