暗号資産やステーブルコインといった「デジタル資産」が普及しつつある昨今。「貨幣」について改めて考える必要がある。経済学者・飯田泰之氏、井上智洋氏と公認会計士・税理士の前田順一郎氏が「貨幣概念」を再定義する。 飯田泰之 1975年生。東京大学経済学部卒業。同大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。財務省財務総合政策研究所上席客員研究員、総務省自治体戦略2040構想研究会委員、内閣府規制改革推進会議委員などを歴任。専門は経済政策・マクロ経済学、地域政策。 井上智洋 慶應義塾大学環境情報学部卒業。2011年に早稲田大学大学院経済学研究科で博士号を取得。早稲田大学政治経済学部助教、駒澤大学経済学部講師を経て、2017年より同大学准教授。専門はマクロ経済学。最近は人工知能が経済に与える影響について論じることが多い。 前田順一郎 立教大学大学院人工知能科学研究科客員教授/公認会計士・税理士。東京大