新幹線を使った宅配便が北海道や九州などで実用化の段階に入った。旅客用車両の空席を活用した貨客混載の形式で、SGホールディングス傘下の佐川急便とJR北海道は2020年の商用サービスを予定する。中国では高速鉄道を使った即日配達が広がる。トラックの運転手不足が続く日本で新たな輸送手段として広がる可能性もある。佐川とJR北は4月にも実車を使い、商用サービスの検証を行う。前日の予約状況を確認して空席を4
ラッピング機関車「Ai−Me」と記念撮影する地元の保育園児ら。車体側面に愛知県(左)と三重県(右)の沿線風景が描かれている=16日午前、愛知県稲沢市で JR貨物東海支社は16日、愛知、三重両県の沿線風景をデザインしたラッピング機関車を、愛知県稲沢市の愛知機関区で公開した。23日から稲沢−四日市間で1日1〜2往復運行する予定。ラッピング機関車の運行は東海支社管内の東海4県(愛知、岐阜、三重、静岡)では初めて。 ラッピングしたのは、愛知機関区の「DF200形式電気式ディーゼル機関車」。沿線住民に親しみを持ってもらおうと企画した。機関車の愛称は、一般からの公募で両県の頭文字を取って「Ai−Me(アイミー)」に決まった。 車体には濃尾平野の夕焼けをイメージしたオレンジ色の塗装を施し、名古屋城やバンテリンドームナゴヤ、名古屋駅のビル群、四日市の石油コンビナートなど名所を描いた。JR貨物の入社3年目の
国鉄若松駅に続く電車道の路上には、昼休みで無人の市電(電気機関車)がポツンと佇んでいた。その横をよれよれのダイハツ三輪トラックが走り抜けていった。中川通七丁目(撮影/諸河久:1968年3月15日) 1960年代、都民の足であった「都電」を撮り続けた鉄道写真家の諸河久さんに、貴重な写真とともに当時を振り返ってもらう連載「路面電車がみつめた50年前のTOKYO」。今回も、街中の電車道をゴトゴト走る貨物列車の話題を続けよう。 【買い物客でごった返す市街地の真ん中を貨物列車が走る貴重な写真はこちら】 * * * 筆者の学生時代には鉄道による貨物輸送が盛んで、工場地帯や港湾地区では至る所に専用線や引込線が敷設され、貨物を満載にした列車が足繁く走りまわっていた。前回の日光編では路面電車が走る路線に貨物列車も走り、異色の情景を演出していた。その記事のコメントやSNSでも今回の北九州市市電について触れ
大井川鉄道井川線終点の井川駅(静岡市葵区)で列車の入れ替え線として使われていた鉄道橋が今月上旬、解体、撤去された。約70年前に作られた銀色の鉄橋は、戦後の高度成長期の礎となった奥大井での電力開発を支えた建造物の一つ。関係者からは「無事に役目を終え、『お疲れさま』と言ってあげたい」との声も聞かれた。 井川線(通称・南アルプスあぷとライン)は、井川ダムや畑薙ダムなどの建設資材輸送用に中部電力が敷設し、1954年から運用を始めた。今月撤去されたのは、全長10メートルの「西山沢橋梁(きょうりょう)」。井川駅に隣接する県道の上をまたいで架けられていた。かつては資材を積んだ貨物列車が同橋梁を渡り、当時終点だった堂平駅へと向かった。 奥大井のダム開発が一段落した71年、井川線井川-堂平間の約1・1キロは廃止に。畑薙湖上流でダム建設が始まった86年に再び線路が整備され、95年ごろまで使われた。レールが残る
ラオスとタイ間の鉄道による初の越境貨物輸送が8月1日に開始され、タイのレムチャバン港とタイ・ラオス国境のノンカイ駅を経由した10コンテナがラオスの首都ビエンチャンのタナレーン駅コンテナヤードに到着した。初回の貨物はラオス国内工場で使用するビール醸造用のモルト(麦芽)だった。 ラオスとタイ間の鉄道は、タイ国有鉄道がラオス国内に3.5キロ延伸するかたちで整備が進められ、2009年3月にまず客車のみで開通した(2008年7月8日記事参照)。その後、2013~2015年に6億5,500万バーツ(約22億9250万円、1バーツ=約3.5円)の建設費でコンテナヤード、倉庫、積み替え施設、引き込み線などが整備された。協議に時間を要したが、2018年5月にタイ国有鉄道とラオス鉄道局が貨車利用の技術的覚書を締結し、開通から実に10年を経て貨物輸送の開始に至った。 貨物輸送はこれまでの客車に貨車を接続した混成
東京都葛飾区は、旅客化を目指している新金貨物線について、モノレールやAGT(ゴムタイヤ式ガイドウェーシステム)などの新交通システムの導入による旅客化も検討する。既に確保している複線分用地の活用も視野に入れている。国道6号との交差部が技術的課題となっているため、6号以南区間の先行整備も検討する。 区はこれまで既存軌道などの活用を検討してきたが、さらに新たな視点による旅客化も検討することにした。モノレールには、車両を吊り下げる懸垂式と、軌道上を車両が走る跨座式がある。一方のAGTは、臨海部の「ゆりかもめ」や荒川区・足立区の「日暮里・舎人ライナー」などが採用する方式で、専用軌道に案内軌条(ガイド)を設け、ゴムタイヤで走行する。両方式ともにそれぞれメリット・デメリットがあり、実際の整備条件などを踏まえて比較検討する見通しだ。 新金貨物線は単線だが、既に複線分の用地を確保済みで、現在は一部を駐車場な
全国的に珍しい「DD51形ディーゼル機関車」をはじめ、現役最古の鉄道可動橋などをJR貨物職員の案内で見学する女性限定のツアーが六日、JR貨物四日市駅(四日市市本町)などで催された。 市内の新たな魅力を発掘する「四日市ツアー」の一環。コロナ禍で地域密着型の観光スタイルを展開しようと、四日市商工会議所と任意団体「大ナゴヤツアーズ」(名古屋市)が共同で企画した。 市内や名古屋市などから二十人が参加。現役最古の鉄道可動橋「末広橋梁(きょうりょう)」の稼働シーンを見た後、JR貨物四日市駅でDD51形ディーゼル機関車などの車両やコンテナ車などを間近で見学した。参加者は「かっこいい」「初めて見た」など声を上げ、...
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電車を運転してみたい−。鉄道ファンのそんな期待に応えようと、岳南電車(富士市)は、懐かしの車両を実際に運転できる体験会の準備資金を募るクラウドファンディング(CF)を始めた。今は使われていない旧貨物用線路を活用する計画で、CFはそれらの修繕費に充てる。目標額は八百万円。達成できれば十二月に第一回、その後定期開催を目指す。新型コロナウイルス禍で乗客が減る中、新たな収益の柱としても期待する。 (佐野周平) 同社は約十年前まで貨物列車が走っていた側線が一部、ほぼ手つかずの状態で残っている。鉄道ファンからは「電車を運転してみたい」との声があり、同社は、吉原駅近くの側線約二百メートルを活用できないか検討してきた。 ただ老朽化した線路の修繕費がネックだった。コロナ禍による休校やテレワークの普及などで乗客が激減し、昨年度の旅客収入は、前年度比で約三割減に落ち込んだため、会社が自ら修繕費を捻出する余裕はな
昨年5月に三井化学専用鉄道の運行が終わり、さらに同7月の豪雨で浸水して動かなくなった炭鉱電車5両のうち、3両が走行できる状態に復活した。新天地での活躍を願って修復した所有者の三井化学大牟田工場(福岡県大牟田市浅牟田町)は「(走行できる状態での)動態保存の要請に応じられるよう丹精込めて手入れしていく」と話している。 炭鉱電車は明治期から、大牟田市や熊本県荒尾市に点在した坑口などを結んだ旧三池炭鉱専用鉄道で石炭や客車をけん引した。閉山後は、同工場が炭鉱鉄道の一部を原材料の搬入などに利用してきたが、昨年5月7日に廃線になった。 工場には、送電線からパンタグラフで電力を受ける45トン車2両と、バッテリーで動く20トン車3両がある。昨年7月6日の豪雨で旧宮浦駅一帯が60~80センチ冠水。操車場や機関庫に停車していた5両は、車輪付近のモーターが冠水して動かなくなった。 同工場は、動態保存しやすい20ト
三菱造船(横浜市西区、北村徹社長)は、山友汽船(神戸市中央区)と液化した二酸化炭素(CO2)輸送用のLCO2船(イメージ)の建造契約を結んだと発表した。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のCO2回収・利用・貯留(CCUS)実証試験用で、CCUSが目的のLCO2船の建造は世界初となる。 親会社の三菱重工業の下関造船所江浦工場(山口県下関市)で建造し、2023年10月―24年3月の完成・引き渡しを目指す。契約金額は非公表。 NEDOが北海道苫小牧市で進めるCCUS実証試験で活用される。NEDOの受託者のエンジニアリング協会が山友汽船からLCO2船を取り寄せ、再委託先の川崎汽船などがCO2を安全、低コストに輸送する技術の開発を実証する。 LCO2船は食品関連で世界で4隻の建造実績があるが、CCUS用はないという。三菱造船は今回の建造で知見を蓄え、LCO2船の事業化を目指す。
JR西日本は山陰の冬の味覚松葉ガニ(ズワイガニ)を特急や新幹線を使って関西や九州へ水揚げ当日に届けるサービスを開始した。旅客用列車の空きスペースを生かし、地域の特産品を運ぶ貨客混載輸送事業の一環。コロナ禍で旅客が減少する中、既存の設備を生かして各地の特産品を都市圏に売り込み、販売収益と誘客を狙う。担当者は「列車はトラックよりも早く運べる。今後も各地の特産品の価値と鉄道の価値を結びつけて運びたい」と話している。 特急やくもで輸送されたカニ入りの箱は台車に載せて新幹線へと移し替える境港産の松葉ガニ11月12日午後、岡山市北区の岡山駅。「3番乗り場に入ります列車は特急やくも14号です-」。アナウンスとともにドアから降ろされて荷台に積み替えられたのは生きたままの松葉ガニ16匹の入った氷入り発泡スチロール5箱だ。 松葉ガニは当日午前、鳥取県境港で水揚げされたばかり。トラックで米子駅まで輸送された後、
発言小町 「発言小町」は、読売新聞が運営する女性向け掲示板で、女性のホンネが分かる「ネット版井戸端会議」の場です。 ヨミドクター yomiDr.(ヨミドクター)は、読売新聞の医療・介護・健康情報サイトです。 大手小町 大手小町は「どんな私も、好きになる。」をテーマに、キャリアや恋愛・結婚、ジェンダーにまつわる情報を発信するサイトです。 idea market idea market(アイデア マーケット)」は、読売新聞が運営するクラウドファンディングのサイトです。 美術展ナビ 読売新聞が運営する美術館・博物館情報の総合ポータルページです。読売新聞主催の展覧会の他、全国美術館の情報を紹介します。 紡ぐプロジェクト 文化庁、宮内庁、読売新聞社で行う「紡ぐプロジェクト」公式サイト。日本美術と伝統芸能など日本文化の魅力を伝えます。 読売調査研究機構 東京、北海道、東北、中部、北陸を拠点に、著名な講
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