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  • 性愛に踏み出せない女の子のために 第6回WEB版 前編 宮台真司

    メンバー登録 ログイン TOP 最新号&バックナンバー イラスト投稿 スペシャル記事 単行本・グッズ ギャラリー メンバーメニュー ー 登録情報変更 ー 投稿履歴 インフォメーション ー 初めての方へ ー ヘルプ&お問い合わせ ー 利用規約 ー プライバシーポリシー ー 運営会社 Pickup 季刊エス Vol. 85 2024 4月号 / 2024 Spring スモールエス Vol. 76 2024 3月号 雑誌「季刊エス」に掲載中の宮台真司による連載記事「性愛に踏み出せない女の子のために」。2022年6月15日発売号で第6回をむかえますが、WEB版の発表もおこなっていきます。社会が良くなっても、性的に幸せになれるわけではない。「性愛の享楽は社会の正義と両立しない」。これはどういうことだろうか? セックスによって、人は自分をコントロールできない「ゆだね」の状態に入っていく。二人でそれを

      性愛に踏み出せない女の子のために 第6回WEB版 前編 宮台真司
    • 書評 「善と悪の生物学」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

      善と悪の生物学(上) 何がヒトを動かしているのか 作者:ロバート・M・サポルスキーNHK出版Amazon善と悪の生物学(下) 何がヒトを動かしているのか 作者:ロバート・M・サポルスキーNHK出版Amazon 本書は,ストレスについての神経生理と行動の研究者で,アフリカで長年ヒヒの観察をしたことで知られるロバート・サポルスキーによるヒトの行動(特に暴力と攻撃と競争)についての一冊.進化生物学,脳神経科学,心理学の至近要因,究極要因の両方を含む広範な知見が簡潔に紹介され,著者自身の様々な考察が述べられている重厚な一般向け啓蒙書だ.サポルスキーは2001年に自伝的な回想録「A Primate's Memoir: A Neuroscientist's Unconventional Life Among the Baboons」を出しており(邦訳書は「サルなりに思い出すことなど」で2014年刊行)

        書評 「善と悪の生物学」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
      • 【科学雑誌「ネイチャー」編集者が教える】優れたアウトプットをするために必要な「1つの習慣」とは?

        「ネイチャー」シニアエディター。元カリフォルニア大学指導教授。一九六二年ロンドン生まれ。ケンブリッジ大学にて博士号取得。専門は古生物学および進化生物学。一九八七年より科学雑誌「ネイチャー」の編集に参加し、現在は生物学シニアエディター。ただし、仕事のスタイルは監督というより参加者の立場に近く、羽毛恐竜や最初期の魚類など多数の古生物学的発見に貢献している。テレビやラジオなどに専門家として登場、BBC World Science Serviceという番組も制作。本書の原書“A(Very)Short History of Life on Earth”は優れた科学書に贈られる、王立協会科学図書賞(royal society science book prize 2022)を受賞した。 超圧縮 地球生物全史 絶賛の書評、続々! 売れています! 地球誕生から何十億年もの間、この星はあまりにも過酷だった。

          【科学雑誌「ネイチャー」編集者が教える】優れたアウトプットをするために必要な「1つの習慣」とは?
        • ちょうちょ記者、ついに”貴婦人”ブータンシボリアゲハと遭遇したけど「おまえが叫ぶな!」|NHK取材ノート

          幼少期からチョウを追いかけてひょんなことからNHKの記者になり、取材でつかんだ「幻のブータンシボリアゲハ」の生息情報に、興奮した勢いで専門家による調査隊を自ら結成。周囲のありがたい手助けでついにブータンに降り立ったという、はい、斎藤基樹です。 (前編の記事はこちらです) 8月4日 みんなそろって首都出発!2011年7月に羽田を発ち、ブータンに到着してからの数日は関係機関との取材交渉に追われました。というのもブータンシボリアゲハが生息するとみられる谷は中国やインドとの国境近くにあり、外国人の立ち入りが厳しく制限されていたのです。 交渉は難航しましたがなんとか許可されたのは、私とやりとりしていた農林大臣が調査の重要性などを内務省に直にかけ合ってくれたおかげだと聞きました。感謝です。 そして調査隊のメンバーや番組の取材班も、ビザ発給のドタバタもあったりしつつなんとか全員入国して8月4日、私たちは

            ちょうちょ記者、ついに”貴婦人”ブータンシボリアゲハと遭遇したけど「おまえが叫ぶな!」|NHK取材ノート
          • 5億4千万年前の袋状生物は人類最古の祖先ではないことが3Dモデルで判明(Forbes JAPAN) - Yahoo!ニュース

            2017年、中国の科学者らは現在のヒトデや脊椎動物、ヒトを含む最古の新口動物とされる5億4000年前のサッコリタスの化石発見を発表した。 サッコリタスは現代のどの生物にも似ておらず、トゲのあるシワシワの袋のような外見で、大きな口を囲むように配置された穴は、新口動物群の主要な特徴であるエラのための気孔と考えられている。 しかし長大な時間をかけた化石の分析結果により、口の周囲にある穴は、化石が保存されている間に破損した脊椎の基部であることがわかった。 著者である長安大学の純古生物学教授であるリュウ・ユンファンは「サッコリタスは奇妙な生き物で、口はあるが肛門はなく、口の周りには環状の複雑な脊椎があります」と語った。 「化石の解釈は非常に困難で、サッコリタスも例外ではありません。私たちはこれらの化石の分析の基礎にシンクロトロンという粒子加速器を使用しました。シンクロトロンは非常に強いX線を放射し、

              5億4千万年前の袋状生物は人類最古の祖先ではないことが3Dモデルで判明(Forbes JAPAN) - Yahoo!ニュース
            • 【重版決定】冤罪、殺人、テロ、大恐慌……すべての悲劇の原因は人間の〈道徳感情〉にあった⁉ 管賀江留郎『冤罪と人類』「序 捻転迷宮の入口」全文公開|Hayakawa Books & Magazines(β)

              【重版決定】冤罪、殺人、テロ、大恐慌……すべての悲劇の原因は人間の〈道徳感情〉にあった⁉ 管賀江留郎『冤罪と人類』「序 捻転迷宮の入口」全文公開 進化心理学、政治哲学、歴史、経済、憲法、数学、宗教、プロファイリングなどなどあらゆる分野を駆使して世界のすべてを解き明す総合知、管賀江留郎『冤罪と人類――道徳感情はなぜ人を誤らせるのか』。この記事では、本書の「序 捻転迷宮の入口」を全文公開します。『黒死館殺人事件』の如き底なしの迷宮にようこそ。 序 捻転迷宮の入口 シャーロック・ホームズの物語を読んで、かの有名な探偵が天才であることを否定する者はいないだろう。では、ホームズの天才的な能力とは、いったいなんなのだろうか? 突拍子もない切り口から真相に迫る彼の推理の冴えに驚き、常人にはまねのできないアクロバチックな論理の展開を見せる思考能力に天才性を感ずる読者もいるかもしれない。しかし、その物語をよ

                【重版決定】冤罪、殺人、テロ、大恐慌……すべての悲劇の原因は人間の〈道徳感情〉にあった⁉ 管賀江留郎『冤罪と人類』「序 捻転迷宮の入口」全文公開|Hayakawa Books & Magazines(β)
              • 書評 「文化進化の数理」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

                文化進化の数理 作者:田村 光平発売日: 2020/04/09メディア: 単行本(ソフトカバー) 本書は文化進化の第一線の研究者田村公平による文化進化リサーチの手法,およびそれを用いたリサーチ例の解説書になる.文化進化についての概説書にはメスーディの「文化進化論」やヘンリックの「文化がヒトを進化させた」があるが,本書は数理的モデル構築手法に焦点を当てているところが特徴になる. 第1章 文化進化とは何か 最初の導入では文化進化研究をめぐる様々な基礎が整理されている. 文化進化研究の様々な数理的手法は進化生物学の手法の応用によるものが多い.それは情報の複製という観点から共通性があるからだ. 本書の学問的スタンスは「文化の研究は人間理解にとり重要だが,それは難しい」,「そのために理解にちょうど良いレベルの抽象化を行う」というものになる. 文化には様々な定義がある.本書では文化形質を「連続的あるい

                  書評 「文化進化の数理」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
                • 書評 「進化のからくり」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

                  進化のからくり 現代のダーウィンたちの物語 (ブルーバックス) 作者:千葉聡発売日: 2020/02/13メディア: Kindle版 本書は「歌うカタツムリ」で極上の進化生物学物語を届けてくれた千葉聡による講談社ブルーバックスの一冊.書名からは適応進化についての概説書のように見えるが,そうではなく,千葉が出合った様々な研究者(その多くは千葉と同じく島嶼生物や貝類を専門とする)の研究物語を語っていくものだ. 第1章はガラパゴスを訪れた千葉によるホテルのテラスの描写から始まる.千葉はグラント夫妻のフィンチの本をそこで読んでいるのだ.そして話はグラント夫妻の研究,ダーウィンの航海と考察そしてフィンチの伝説*1を語り,(グラント夫妻の本に自分の論文が引用されているのを発見し)進化の研究には誰でも参加できるといって本書の幕を上げている. 第2章から第4章の前半まで巻き貝の巻き方向のテーマが採り上げら

                    書評 「進化のからくり」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
                  • 進化心理学への批判 - Wikipedia

                    進化心理学への批判(しんかしんりがくへのひはん)では進化心理学にまつわる論争や批判について述べる。進化心理学は、生物学的形質と同じく環境要因への適応を通して進化してきたヒトの心理学的形質について理解を進めようとする分野である。進化心理学はヒトの心理的な特徴を、特に重要なものを含めて大部分が適応の結果だとみなすことで、多くの論争と批判を対立する分野に生み出してきた。批判には、進化論的仮説の検証可能性に関する論争、進化心理学で頻繁に使用されるいくつかの認知に関する仮定(大規模な心のモジュール性など)への懐疑、進化適応環境の不確実性に起因する曖昧さの主張、非遺伝的・非適応的説明の重要性、および進化心理学の分野が持つ政治的・倫理的問題が含まれる[1]。 進化心理学者は、進化心理学に対する批判は藁人形論法を含み、生まれか育ちか(英語版)の誤った二分法に基づいており、さらには理論への誤解に基づいている

                    • ティラノ頭骨の謎の穴に新説、頭を冷やす仕組みか

                      白亜紀後期の北米を赤外線カメラで撮影すると、こんな映像が撮れたかもしれない。ティラノサウルス科の恐竜ダスプレトサウルスとワニのデイノスクスが、角竜の死骸をめぐって睨み合っている。動物たちの頭部は、ほかの部位より多くの熱を放射している。このような適応は、脳の温度を低く保つのに役立っていた可能性がある。(ILLUSTRATION BY BRIAN ENGH/ DONTMESSWITHDINOSAURS.COM) ゾウやサイなどの大型動物は、体温が上昇しすぎるのを防ぐための戦略を進化させる必要があった。大型の肉食恐竜ティラノサウルス・レックスなども、同じ問題に直面していただろう。そしてこのたび、恐竜たちが頭部に大きな「エアコン」を進化させることで、この問題を解決していたかもしれないという研究結果が発表された。(参考記事:「チーター、狩りでオーバーヒートせず」) 米ミズーリ大学医学部の古生物学者ケ

                        ティラノ頭骨の謎の穴に新説、頭を冷やす仕組みか
                      • 【人事部長の教養100冊】<br> おすすめランキング 第1位~第25位<br>(2024年版)

                        AIの登場により「知識やスキル」が価値を失いつつあります。 一方「何が正しいか、何が善いか、何が美しいかを判断する基礎的教養」の重要性は、今後さらに増していくのではないでしょうか。 本を読み、人と会い、様々な経験を通じて、教養を身に付けましょう! 第1位「愛するということ」フロム 愛するということ エーリッヒ・フロム (紀伊国屋書店) ※弘中綾香アナや出口治明学長も推薦する珠玉の名著! Amazonで見てみる Kindleで見てみる 楽天で見てみる 楽天Kobo(販売なし) 【どんな本?】 「愛とは自然に発生する感情ではなく、幸福に生きるための技術であり、学ぶことができる」「生まれながらに愛するということを出来る人はいない」「愛の技術を習得するには練習と努力が必要」「ほかの人を愛するには、まず自分自身を愛さなければならない」と説く、実践的な愛の哲学。 あなたは大切な人を「能動的に」愛するこ

                          【人事部長の教養100冊】<br> おすすめランキング 第1位~第25位<br>(2024年版)
                        • 陰謀論、宗教、自由とは不幸になる権利、そしておわりに……『ユービック』『あなたの人生の物語』『すばらしい新世界』#闇のSF読書会④|Hayakawa Books & Magazines(β)

                          闇の自己啓発会による #闇のSF読書会 。最終回となる第4回は、フィリップ・K・ディック『ユービック』、テッド・チャン『あなたの人生の物語』、オルダス・ハクスリー『すばらしい新世界〔新訳版〕』を取り上げます。そして、闇の自己啓発会が見出した、いまSFを改めて読む意義とは……? *前回はこちら ■『ユービック』 ディックと陰謀論 木澤 『ユービック』を読んでいていかにもディックらしいなと思ったのは、作中の近未来世界(1992年)ではテレパシー能力がすでに商業化されていて、企業は精神感応者(テレパス)を雇って競争相手の企業秘密を盗聴している。一方で競争相手はテレパスによるスパイ活動から身を守るため、そうしたテレパシー能力を打ち消す不活性者(イナーシャル)の力を借りて対抗しようとする、という世界設定です。 ひで テレパスや不活性者を時間決めで貸し出す企業まで現れている、という話ですね。 木澤 要

                            陰謀論、宗教、自由とは不幸になる権利、そしておわりに……『ユービック』『あなたの人生の物語』『すばらしい新世界』#闇のSF読書会④|Hayakawa Books & Magazines(β)
                          • 明日は我が身の時代。「社会という荒野を生きる」とは何か【宮台真司】 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

                            明日は我が身の時代。「社会という荒野を生きる」とは何か【宮台真司】 「社会という荒野を生きる。」その真実と極意〈連載第1回〉 社会学者・宮台真司が、旬のニュースや事件にフォーカスし、この社会の〝問題の本質〟を解き明かした名著『社会という荒野を生きる。』がロングセラーだ。天皇と安倍元総理、議会制民主主義、ブラック企業問題、感情の劣化とAI、性愛不全のカップルたち、承認欲求が肥大化した現代人の不安……etc. 「我々が生きるこの社会はどこへ向かっているのか?」「脆弱になっていく国家で、空洞化していく社会で、われわれはどう生き抜くべきなのか?」。まず社会の問題の本質を直視し、理解すること。そのうえで冷静に物事を判断するための智恵が必要だ。「明日は我が身の時代」に“社会という荒野”を生き抜く智恵にあふれた本書から一部抜粋連載し公開する。 2022年1月3日、 川崎大師での初詣の様子。 ■あらゆる分

                            • ヒトの祖先は陰謀論者のほうが生き残りやすかった?! 進化心理学で陰謀論を考える | 小松正「絶望の進化心理学 なぜ私たちは〈心を病む〉生き物なのか?」

                              人間は長い年月をかけて進化してきました。身体だけではなく、私たちの〈心〉も進化の産物です。 ではなぜ人間の心のネガティブな性質は、進化の過程で淘汰されることなく、今現在も私たちを苦しめるのでしょうか? 進化生物学研究者の小松正さんが、進化心理学の観点から〈心〉のダークサイドを考えていきます。 前回は、「うつ状態」になることの進化上の意味を考えました。 今回のテーマは「陰謀論」。進化心理学の観点で浮かび上がるのは、かつては陰謀論を持ったヒトほど生き残りやすかったという衝撃の仮説です。 イラスト/浅川りか コロナワクチンと陰謀論 「コロナのワクチンて、本当に大丈夫なんですか?」 「なんか、マイクロチップが入っていて、操られるようになる、とかいう話ありますよね?」 新型コロナウイルス感染症対策としての行動制限が徐々に緩和されたことに伴って、私も外出の回数がひと頃よりは増えてきました。そうすると出

                                ヒトの祖先は陰謀論者のほうが生き残りやすかった?! 進化心理学で陰謀論を考える | 小松正「絶望の進化心理学 なぜ私たちは〈心を病む〉生き物なのか?」
                              • わたしもあなたも、たった〝8つの要素〟でできている(『スピリチュアルズ 「わたし」の謎』はじめに) – 橘玲 公式BLOG

                                出版社の許可を得て、新刊『スピリチュアルズ 「わたし」の謎』の「はじめに」を掲載します。発売日は6月23日(水)ですが、この週末には大手書店の店頭にも並びはじめると思います。 心理学=人間科学でいま、大きなパラダイム転換が起きています。ぜひ私の驚きを共有してください。 ************************************************************************************** この本では、「わたしは何者か?」という人類史上最大の謎に挑む。 などというと、「なにをバカなことをいってるのか?」と笑われそうだが、これは誇大妄想の類ではない。 近年の脳科学や進化心理学、進化生物学、行動遺伝学などの急速な進歩によって脳=こころの秘密が徐々に明らかになり、いまや「新しいパラダイム」の心理学が登場しつつある。この「驚くべき理論」は人間につい

                                • 書評 「人類とイノベーション」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

                                  人類とイノベーション:世界は「自由」と「失敗」で進化する (NewsPicksパブリッシング) 作者:マット・リドレーニューズピックスAmazon 本書はサイエンスライターマット・リドレーによるイノベーションを扱った一冊.リドレーは「赤の女王」,「徳の起源」,「やわらかな遺伝子」のような進化生物学についての啓蒙書で著名になり,最近ではスコープを広げて「繁栄」,「進化は万能である」のような人類史を進化的な視点から考察するような本を書いている.本書もその流れにつながる1冊で,基本的には「進化は万能である」の第7章「技術の進化」の内容を一冊に広げたもので,人類を繁栄に導くのに役立ったイノベーションがテーマになっている.原題は「How Innovation Works」. ここでリドレーが採り上げる「イノベーション」とは単なる発明・発見ではなく,それを安価で信頼性のあるものにし,採算が取れるように

                                    書評 「人類とイノベーション」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
                                  • なぜヒトは閉経後も長く生きられるのか…進化生物学が解き明かした「おばあちゃん仮説」をご存知か シニアがいたからホモサピエンスは生き残れた

                                    チンパンジーに「老後」はない ――日本ではいま、人口の3割を65歳以上の高齢者が占めています。そのなかでシニア世代にはどのような役割があるのか。小林先生は生物学的視点から、どのように考えていますか? 【小林】動物学的には、子どもを産めなくなった時期、つまりメスの閉経を「老化」、それ以降を「老後」としています。その定義で言えば、ヒト以外の哺乳動物で老後があるのは、シャチとゴンドウクジラだけなんです。ヒトとゲノムが99%同じチンパンジーでも、死ぬ直前まで排卵があって生殖可能なので、老後はありません。寿命は40~50歳です。 ではなぜヒトの女性は、50歳前後で閉経した後も30年以上生きるのか。進化学の世界ではその理由の一つを、おばあちゃんは若い世代の子育てを手伝うなどの役に立つからだとしています。これを「おばあちゃん仮説」といいます。もう少し詳しくお話ししましょう。 ヒトのご先祖様は今で言うとこ

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                                    • 適応的市場仮説とコロナ禍リスク - 経済を良くするって、どうすれば

                                      利益を最大化しようという行動原理の下では、効率的市場が立ち現れる。そこでは、資金も、人材も、ムダに捨て置かれたりはしない。ところが、実際には、カネ余りと失業が長く続くことはざらにある。そうすると、主流派経済学が大前提とする利益最大化に誤りがあるのではないか。これに代わるものとして、アンドリュー・W・ローは、環境が時間をかけて形成する行動原理を提案し、『適応的市場仮説』を主張する。 ……… 「効率的」と「適応的」の二つのを分かつのはリスクだ。煎じ詰めると、ローの行動原理は、リスクに耐えるためにムダを出しているのである。万一に備えて保険料を払うのと同じで、払う分だけ利益は減る。その代わり得るのは生き残りである。ムダがなくとも、死に絶えれば、そこで終わり。減った利益でも、存続するうちに、積み上がって行く。保険料を惜しんだ利益なんて、つまらないものだ。 ローの『適応的市場仮説』は、600ページの大

                                        適応的市場仮説とコロナ禍リスク - 経済を良くするって、どうすれば
                                      • 幸福感は「自殺」に対する防御メカニズム? 進化心理学で「自殺」を考える | 小松正「絶望の進化心理学 なぜ私たちは〈心を病む〉生き物なのか?」

                                        人間は長い年月をかけて進化してきました。身体だけではなく、私たちの〈心〉も進化の産物です。 ではなぜ人間の心のネガティブな性質は、進化の過程で淘汰されることなく、今現在も私たちを苦しめるのでしょうか? 進化生物学研究者の小松正さんが、進化心理学の観点から〈心〉のダークサイドを考えていきます。 前回は、「家庭内暴力(DV)」について進化心理学的に考えました。 今回のテーマは「自殺」です。ここにも面白い進化心理学的な仮説があります。 イラスト/浅川りか コロナ禍で増えた自殺 最近、コロナ禍による自殺者増加が度々ニュースになっています。厚生労働省の調査により、2022年の自殺者数は日本全国で21,000人を上回り、増加傾向にあることが明らかとなりました(注1)。コロナ禍で深刻化した孤立が自殺増加の主な原因と考えられることから、政府は自殺対策として孤立防止を重視する方針で、相談体制の整備や地域での

                                          幸福感は「自殺」に対する防御メカニズム? 進化心理学で「自殺」を考える | 小松正「絶望の進化心理学 なぜ私たちは〈心を病む〉生き物なのか?」
                                        • 女と男の騙し合い 騙すことが大事です - shublog

                                          大学生の頃にこんな本を読みました。 進化生物学に基づいて女と男の行動を分析します。 女性は、①強い遺伝子を求める ②誠実性を求める ③保護を求める 男性は、①若さを求める ②健康を求める ③沢山の遺伝子を残したい これを逆にすると、騙し合いになります。 こういった生物学的な原理で人は動いているんだということを学んだ記憶があります。 最後の婚活になるかも 来月で登録しているゼクシイを辞めるか考え中です。 疲れているだけで前に進んでいる実感が持てずにいます。 日曜日に婚活デートをすることになりました。 相手は僕と同じ大学出身で、アイドル好き(AKB48など)で幼少期はアメリカで育ったそうで、ちょっと変わったタイプというか、性格が僕とは真逆な感じの方です。 いろいろな女性がいる 女性は〇〇 男性は〇〇 とかいうのがありますが、性格の種類に影響される事が多いと思います。 いろいろな人がいて面白いな

                                            女と男の騙し合い 騙すことが大事です - shublog
                                          • お揃いのタトゥー, 大林寛「ウチらのネオい夏は秒でリアル🔫」 | ÉKRITS / エクリ

                                            リル・チージーな夏の終わりのイグジット⛵ Don’t call it a come back! ウチら全部忘れるために刻んでるだけ。忘れたくないだけ。暑すぎてどうかしてんの? マブい生命線が導火線?空がタイダイ色だね、ユノウセイン? ハリウッドドリーミンっていうかGames? 3人でクロムハーツするSTAY PINK。ウチらSo Highな国民だからHIコクミンだぜナァミーン? ってコクミンドラァグでセミ鳴いてくミーンミーン。そのあと止まってシーンとする。 ウチらαネオいサマーヌードで夏だけプリ(ズム/ミティヴ)っちゃってるちゃってってるたったひとつのチャネル。勝手に掘ってるトンネル。スラッシュで区切るプロフィールよりもクラックよりもクラッシュする今(する今)。キチン質のきちんとしたキッチンにいるクソスニッチに特攻(ぶっこ)む。まだ夏を終わらせない。 と寝たふりでネタ振り。Netflix

                                              お揃いのタトゥー, 大林寛「ウチらのネオい夏は秒でリアル🔫」 | ÉKRITS / エクリ
                                            • 03. 多忙や心労がかかわるめまい、難聴(メニエール病) | めまいの病気 | めまいメニエール病センター

                                              1)実際には少ない病気 浮遊耳石症についで多い病気はメニエール病ですが、最近5年間の集計にかぎると、全体の12~14%にすぎません。前医でメニエール病の診断の多くが誤診で、実際は浮遊耳石症です。発症年齢は30~50代の勤労世代が突出し、富士山のような分布を示します(下図、左上)。女性が男性の1.4倍です。女性の30~40代は育児や兼業で忙しく、50~60代も家族の病気のケアや介護に追われます。男性の30代は肉体的に多忙、40~50代は職場ストレスの多い世代です。統計からも、メニエール病が多忙やストレスのかかわる病気と言えます。発病早期の受診は少なく、年余をへての受診が多いため(下図、下)、受診年齢は高齢の割合がふえています(下図、右上)。 2)症状 メニエール病の症状は、数時間つづく回転性めまいと吐き気や嘔吐、耳鳴り(ブーン、キーン、ジー、シャーなど)、難聴、耳の閉塞感や圧迫感がとつぜん発

                                                03. 多忙や心労がかかわるめまい、難聴(メニエール病) | めまいの病気 | めまいメニエール病センター
                                              • 緊急事態宣言は変異株の拡大を抑え込むか? 進化生物学的に危険な「日本のワクチン接種計画」のリスク

                                                3度目となる緊急事態宣言の発出は、大阪府や東京で急速に広がる変異株による爆発的な感染拡大を食い止めるためとされる。なぜ変異株はさまざまな種類が一気に増えるのか? 岡山大学学術研究院の宮竹貴久教授は、「変異することが生物の基本だ」と言います。 なぜこんなに変異型が増えるのか? イギリス型、ブラジル型、南アフリカ型と新型ウイルス(SARS-CoV-2)の変異体が世界的に増えている。巷では「なぜこんなに変異型が増えるのか?」という声をよく耳にするようになった。 なぜなのか? それは変異することが生物の基本だからである。 私たちの顔つきや、体格、性格がみんな違うように、すべての種類の生物に変異は見られる。その変異は次の世代に受け継がれ、つまりコピーされ、また世代をつないだ変異だけが生き残れる。進化生物学的に考えると、ウイルスに変異体が現れるのは当たり前だ。 変異と薬剤開発の繰り返し...... 「

                                                  緊急事態宣言は変異株の拡大を抑え込むか? 進化生物学的に危険な「日本のワクチン接種計画」のリスク
                                                • 現生人類の統一的系図

                                                  現生人類(Homo sapiens)の統一的系図に関する研究(Wohns et al., 2022)が公表されました。日本語の解説記事もあります。個体と人口集団と種の間の関係を決定する能力は、医療標本の人口集団規模のバイオバンク(関連記事)、数千の古代人ゲノムの収集、比較ゲノム分析のための数百万の真核生物種の配列決定の取り組みにより、一変しつつあります。このような関係や、その結果として得られる遺伝的および表現型の変異の分布は、選択と人口統計学と分子の過程一式と、現生人類などの種を形成してきた事象を反映しています(関連記事)。 しかし、ヒトもしくは他の種において、ゲノム変異の全体から進化の事象や過程について学ぶことは困難です。たとえ同じ種内でも、複数のデータセットからの情報を組み合わせることは技術的に困難です。エラーによるコホート(特定の性質が一致する個体で構成される集団)間の不一致、異なる

                                                    現生人類の統一的系図
                                                  • 人はみな「少々ネアンデルタール人」。アフリカ人にもDNA。全地球規模で異種交配

                                                    人はみな「少々ネアンデルタール人」。アフリカ人にもDNA。全地球規模で異種交配2020.03.06 14:0022,632 George Dvorsky & Ryan F. Mandelbaum [原文] ( satomi ) 出アフリカ説があっけなく崩壊。 10年前に公開されたネアンデルタール人のゲノム解析では、アフリカを出た現生人類60億人の遺伝子にネアンデルタール人の遺伝子が約2%も混じっていて、東アジアとオセアニアではデニソワ人の遺伝子も5%ぐらい混じってるって部分が衝撃でしたけど、プリンストン大学のジョシュア・エイキー進化生物学教授らがよくよく調べてみたら、アフリカの現生人類にもネアンデルタール人の遺伝子が想像以上に混じっていることがわかりました! ネアンデルタール人ゲノム研究の権威、マックスプランク研究所スヴァンテ・パーボ博士(下記動画の方)にさっそく感想を伺ってみたら、「欧州

                                                      人はみな「少々ネアンデルタール人」。アフリカ人にもDNA。全地球規模で異種交配
                                                    • なぜ人類学者は人間の「共通点」ではなく「差異」を強調するか?(『ヒューマン・ユニヴァーサルズ:文化相対主義から普遍性の認識へ』) - 道徳的動物日記

                                                      ヒューマン・ユニヴァーサルズ―文化相対主義から普遍性の認識へ 作者:ドナルド・E. ブラウン 新曜社 Amazon 原著は1991年であり、スティーブン・ピンカーの『心は空白の石板か』の11年前に出版されたもの。当時における文化人類学が人間の「普遍特性」の存在を認めなかったり軽視したりすることを批判して、人類学において普遍特性をいかに扱って説明すべきであるか、ということが論じられている。 この本で繰り返し指摘されているのは、異なる社会や異なる文化に生きる人たちの間の「共通点」や「差異」を文化人類学者が強調しがちであるということには、学問的な方法論やディシプリン以前の営利的な事情が関わっているということだ。 ここで述べてきた歪曲ーーとりわけ心の白紙(タブラ・ラサ)説ーーに関して、人類学者は全面的な責任があるわけではない。しかし、社会や文化による差異や決定を強調したいという人類学者の職業上の動

                                                        なぜ人類学者は人間の「共通点」ではなく「差異」を強調するか?(『ヒューマン・ユニヴァーサルズ:文化相対主義から普遍性の認識へ』) - 道徳的動物日記
                                                      • リチャード・ドーキンスとピーター・シンガーの対談 - The Real Argument Blog

                                                        2008年に放送され、British Broadcasting AwardsでBest Documentary Seriesに選ばれた、動物学者リチャード・ドーキンス出演の英国のドキュメンタリーシリーズ『The Genius of Charles Darwin』よりピーター・シンガーとの対談 二人は対談でダーウィニズムが我々の倫理観に与えた影響を探る。肉食の問題だけでなく、中絶、カニバリズム、動物実験、チンパンジーとヒトのハイブリッドの作成、宗教など、様々な問題を取り上げている。 ―――――――――――― リチャード・ドーキンス:英国の進化生物学、動物行動学者、ポピュラーサイエンスライター。世界で最も有名な一般向けの科学解説者の一人であるが、その活動の一環として、宗教を始めとした、超自然的な信仰に対する批判も積極的に行っており、欧米を中心とする世俗主義ムーブメントを牽引する代表的人物となっ

                                                          リチャード・ドーキンスとピーター・シンガーの対談 - The Real Argument Blog
                                                        • オッカムのかみそり エリオット・ソーバー著 森元 良太訳

                                                          哲学だけでなく科学や日常生活など多様な場面で利用される「オッカムのかみそり」。だが使い方はさまざまで、どう単純ならばよいのかはっきりしない。そんなオッカムのかみそりの歴史をひもとき、なぜ単純がよいのかを探り、使用法を各種紹介しつつ、統計学の哲学の観点から捉えなおす。「統計学の哲学」への手引きとなる1冊。 ◎けいそうビブリオフィルで本書の一部内容を公開しています。 あとがきたちよみ『オッカムのかみそり』 正誤表(PDF) はじめに 謝辞 第1章 最節約性に関する一切れの歴史──アリストテレスからモーガンまで 命名式 自然は無駄なことを一切しないというアリストテレスの原理 オッカムはかみそりをどう振るったのか 地球中心説と太陽中心説の宇宙論 神と自然法則をめぐるデカルトとライプニッツ デカルトによる導出 あらゆる可能世界のなかでの最善を主張するライプニッツ 過剰な原因という贅沢を避けることにつ

                                                            オッカムのかみそり エリオット・ソーバー著 森元 良太訳
                                                          • 全ブログタイトルに使える汎用性のあるコピーライティングの14の書き方「方程式」 - ようの読書記録

                                                            ブログのタイトルを作るのは難しいですよね。 たった30文字に ・伝えたい内容の概要 ・読んでもらうためのきらめき ・自分の思い こういったものを盛り込んでいく必要があるからです。 私もブログのタイトルを決めるのが一番苦手で、ついつい後回しにしてしまいます。 また、ブログのタイトルが上手くいかず、書くのを中断する時さえあります。 「このタイトルだと、誰にも読まれないかも。」 「本文とタイトルが全然違うから、投稿できない。」 こう思うからです。 しかし、今回ご紹介する14の方法を使い、組み合わせていくことで、これまでより簡単にブログのタイトルが書けます。 しかも、コピーライティングにより人を引き付ける文章になり、PV数向上にも貢献します。 伝えたいことの概要に対し「足し算」で作れるように整理したので、汎用性は高いと思います。 どんなブログを書く時でも使えます。タイトル決めに悩んだ時の参考にして

                                                              全ブログタイトルに使える汎用性のあるコピーライティングの14の書き方「方程式」 - ようの読書記録
                                                            • 無能なリーダーよりも「集団をダメにする」意外な原因

                                                              「ネイチャー」シニアエディター。元カリフォルニア大学指導教授。一九六二年ロンドン生まれ。ケンブリッジ大学にて博士号取得。専門は古生物学および進化生物学。一九八七年より科学雑誌「ネイチャー」の編集に参加し、現在は生物学シニアエディター。ただし、仕事のスタイルは監督というより参加者の立場に近く、羽毛恐竜や最初期の魚類など多数の古生物学的発見に貢献している。テレビやラジオなどに専門家として登場、BBC World Science Serviceという番組も制作。本書の原書“A(Very)Short History of Life on Earth”は優れた科学書に贈られる、王立協会科学図書賞(royal society science book prize 2022)を受賞した。 超圧縮 地球生物全史 絶賛の書評、続々! 売れています! 地球誕生から何十億年もの間、この星はあまりにも過酷だった。

                                                                無能なリーダーよりも「集団をダメにする」意外な原因
                                                              • いい匂いと思う相手とは遺伝子レベルで相性がいい!? 遺伝子工学の専門家に聞いてみた | Kindai Picks

                                                                「わ〜、この人いい匂いだなぁ」。恋人や気になるあの人、好きな人の「体臭」そのものに好感を持つことってありませんか? 人の体臭がもつパワーはじつに奥深く、体臭の好みは【相性のいい遺伝子】に深く関係しているかもしれません。人の免疫に関わる「HLA遺伝子」の違いが、本能的な配偶者選択に影響しているのだそう。匂いの好き嫌いってどこからくるの? 匂いの相性だけが全てなの? 遺伝子工学の専門家である宮本先生にお聞きしました。 好きな人の「匂い」、体臭そのものに好感を持つことってありませんか? わ〜、この人いい匂いだな……。そう思ったらつい、くんくんと嗅いでしまいますよね? なんと、人の体臭が持つパワーは想像以上にすごくて、いい匂いと感じる異性とは遺伝子レベルで相性がいいらしいんです! そんな噂を聞きつけ、専門家にインタビューをおこないました! こんにちは! 近畿大学生物理工学部食品安全工学科3回生の葉

                                                                  いい匂いと思う相手とは遺伝子レベルで相性がいい!? 遺伝子工学の専門家に聞いてみた | Kindai Picks
                                                                • 美と芸術の進化について

                                                                  なぜ人は風景を見て感情が動かされるのか? なぜ人は芸術活動を行うのか? これらは難問に違いないが、進化という観点から考えてみることで、答えのヒントが得られるかもしれない。 芸術や感性の進化についての論文(Nadal & Gómez-Puerto, 2014)がこの分野の状況を幅広くまとめてくれていて勉強になったので、概要をまとめてみた。基本的には論文の展開に沿って要約しているが、一部で話の順序や言い回しを再構成したり、本筋から外れる内容は除外したり、本文中で参照された論文の内容を加えたりしている。 Nadal, M., & Gomez-Puerto, G. (2014). Evolutionary approaches to art and aesthetics. In P. Tinio & J. Smith (Eds.), The Cambridge Handbook of the ps

                                                                    美と芸術の進化について
                                                                  • オーストラリアで謎の青い虫を発見、研究者も正体がわからず困惑

                                                                    男性が自宅の庭で発見 その虫を発見したのはTristan Glassonさん。彼は首都・キャンベラにある自宅の庭で、この虫を見つけたそうだ。 この虫は非常に鮮やかな青色をしており、通常の幼虫や毛虫よりも大きかったという。 このためGlassonさんは、その虫を撮影。動物好きが集まるフェイスブック・グループに投稿した。 Facebook/Australian Native Animals 専門家も種を特定できず フェイスブック・グループのメンバーらはこの虫を「不思議な国のアリス」に登場する青い芋虫「アブサロム」と比較していたが、専門家によれば、実際にこの虫が何かはわからず、青い色も本来のものではない可能性があるという。 シドニー大学・進化生物学教授のNathan Lo氏は、この虫がコガネムシの幼生、または蝶や蛾の幼虫である可能性もあると語っているが、正確に断言はできないと述べている。 Fac

                                                                      オーストラリアで謎の青い虫を発見、研究者も正体がわからず困惑
                                                                    • 深層学習と新しい心理学(明治学院大学 研究員:池田功毅、九州大学准教授:山田祐樹、慶応義塾大学教授:平石界) |「こころ」のための専門メディア 金子書房

                                                                      深層学習と新しい心理学(明治学院大学 研究員:池田功毅、九州大学准教授:山田祐樹、慶応義塾大学教授:平石界) 近年の深層学習(ディープラーニング)の発展には目を見張るものがあります。この発展の前で心理学は、何ができるのでしょうか? 深層学習技術が発展した世界における新しい心理学の可能性について、お三方の先生にご執筆いただきました。 科学的な心理学の目標は、心を科学的に理解・予測し、その成果を社会に役立てていくことだと言われます (e.g. 鹿取 et al., 2020)[1]。しかしこの記事の著者である私たちは、当の心理学者であるにもかかわらず、ここのところ再現可能性危機やらエビデンスレベルやらと、心理学の科学性やその社会的役割について疑問を呈し、不安を感じさせるような議論ばかり行ってきました (池田 & 平石, 2016; 平石, 2022; 平石 & 中村, 2022; 山田, 20

                                                                        深層学習と新しい心理学(明治学院大学 研究員:池田功毅、九州大学准教授:山田祐樹、慶応義塾大学教授:平石界) |「こころ」のための専門メディア 金子書房
                                                                      • なぜあなたは「出世したい」のか? ヒトが権力と名声を求める根本的理由(Ore Chang) @gendai_biz

                                                                        われわれホモ・サピエンスは動物であり、霊長類の一種だ。サピエンスの行動パターンをつかさどる心理プログラムはその他の動物と同様、母なる進化のプロセスによって、少しずつ形成されてきた。 1970年代に、動物の行動を「進化(=自然選択)のロジック」から理解しようとした試みが進化生物学や社会生物学だ。 その旗手の一人であるリチャード・ドーキンスは、生物個体とは遺伝子のための乗り物であり、遺伝子の保存に努めるサバイバルマシンだと言った。*1 群れで生活する動物が、お互いに競い合うのはなぜだろうか?究極的に言うと、自らの遺伝子の保存のためだ。動物が遺伝子を残すためには、自らの身体の生存確保と再生産(=reproduction, 生殖)という2つのミッションを達成しなくてはならない。 いったいなぜそんな生物学的目標を目指さなくてはならないのか?──べつに目指さなくてもよいのだが、目指す気が(全く)なかっ

                                                                          なぜあなたは「出世したい」のか? ヒトが権力と名声を求める根本的理由(Ore Chang) @gendai_biz
                                                                        • 市販の学習参考書、問題集について。 - 予備校講師採用試験に2回落ちた九大チンカス研究員の入試数学語り。

                                                                          高校数学の参考書、問題集について、書評的なコメント含め色々と書いておきます。随時更新していく予定です(最終更新23.3.18)。因みに、簡単な相談とかなら無料で応じるんで(https://avgdr60221367.hatenablog.com/entry/2020/03/16/090639)、良かったら検討してください。 ※コメントやメールの対応、これ迄は割と気前良く対応してきた気がしますが、①労力の割にこちらにメリットが殆ど無い(礼すら言わねえ糞っ垂れチンカスファック野郎もいるし);②(特に参考書のレヴューについて)新居の周辺に大きな本屋が無いので、気軽に見に行けない;③俺は2023年度以降は金を貰って数学をするプロの数学者になる;という3つの理由により、今後は誠実さをあんまり感じないコメントやメールには対応しない様にしようと思います。つっても、真剣そうな相談に対してはこれ迄通りちゃん

                                                                          • Youtubeの音だけ聞きながら寝るとよく寝れる(おすすめの教養系ゆっくり解説チャンネル集) - nomolkのブログ

                                                                            わりと(というかかなり)寝つきがいい方でベッドに入ると秒で寝てしまうことも多いのだが、以前はそれでも体調次第で、あるいはベッドの中でSNSとか見たりしているうちに目が冴えてしまい、時間だけが過ぎていくということしばしばがあった。 ここ数年は寝る時にYoutubeの音だけを聴くようにしていて、そうすると眠れないことがほぼなくなった。 ポイントは2つあって、 光(スマホの画面や、読書のための照明)を見ていると目が冴える 対策:目を閉じて視覚を使わない 何もしていないと考え事をはじめてしまいかえって眠れなくなる 対策:重要でない情報を適度に入れて意識をそらす この2点を満たすので、平穏に眠りにつくことができる。 オーディオブックでもいいのだけど途中で寝てしまうとどこまで聴いたかわからなくなりがちなので、短いYoutubeが個人的にはしっくりきている。 寝る用のイヤフォン、それが寝ホン 妻と寝室を

                                                                              Youtubeの音だけ聞きながら寝るとよく寝れる(おすすめの教養系ゆっくり解説チャンネル集) - nomolkのブログ
                                                                            • 驚きの協力関係! 血縁などから雌雄産み分けるハチ発見 明治学院大など | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

                                                                              サイエンスクリップ 驚きの協力関係! 血縁などから雌雄産み分けるハチ発見 明治学院大など 2021.05.17 草下健夫 / サイエンスポータル編集部 科学記事や番組などで、生き物たちが厳しい自然界を巧みに生きる姿を知るにつけ、感心させられる。今度はごく小さなハチの一種が、自分の子孫を多く残そうと驚くような協力関係を築いていることが明らかになった。周囲で産卵するメスの数と血縁関係に応じてオス・メスを産み分けていることを、明治学院大学などの国際研究グループが発見したのだ。このようなタイプの生物が見つかったのは初めてという。 2%しかオスを産まない?“不可解”なハチ 一般に生物のメスが産む子のオス・メスの割合は、そのメスが最も効率よく自分の子孫を残せるよう進化する。一緒に育ったオスとメスとが交配する生物では、自分の息子同士が配偶相手を得るため競争するのを避けようと、オスを少なく産む。ただし、他

                                                                                驚きの協力関係! 血縁などから雌雄産み分けるハチ発見 明治学院大など | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」
                                                                              • 「文化がヒトを進化させた」書評 集団の知識共有し、まねる能力 朝日新聞書評から|好書好日

                                                                                文化がヒトを進化させた 人類の繁栄と〈文化−遺伝子革命〉 著者:ジョセフ・ヘンリック 出版社:白揚社 ジャンル:生命科学・生物学 文化がヒトを進化させた [著]ジョセフ・ヘンリック ヒトという動物は、確かに優れている。この地球上のほとんどに分布し、石油などエネルギー源を自ら持ち、各地の生態系を改変している。では、一人の人間はどのくらい賢いのだろう? 私はと言えば、電車の運転はできないし、コンピューターを使ってはいるものの、たいしてプログラミングなどできない。最近は、車が壊れたって自分で直すなんて不可能だ。人間全体としては、もっとも優れた生物という評判を謳歌しているのだろうが、私が一人で無人島に放り出されたら、ほとんど何もできない。本書には、こんな例が数多く収録されている。 ヒトは、強力な牙も爪もなく、か弱い存在だが、認知的にも、この瞬間に見たことをどれほど覚えているか、それに基づいてどれほ

                                                                                  「文化がヒトを進化させた」書評 集団の知識共有し、まねる能力 朝日新聞書評から|好書好日
                                                                                • 『SS先史遺産研究所アーネンエルベ:ナチスのアーリア帝国構想と狂気の学術』読売新聞書評 - leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek

                                                                                  ミヒャエル・H・カーター[森貴史監訳|北原博・溝井裕一・横道誠・舩津景子・福永耕人訳] (2020年2月29日刊行,ヒカルランド,東京, 797 pp., 本体価格9,000円, ISBN:978-4-86471-827-1 → 目次|版元ページ) 読売新聞大評が公開された:三中信宏「ナチスを支えた科学者 —— SS先史遺産研究所アーネンエルベ」(2020年5月3日掲載|2020年5月11日公開)※本書は厚さ800ページで9000円.挑戦的な価格設定ではあるがけっして高くはないだろう. ナチスを支えた科学者 本書を手に取ったのは何かの因縁だろう。以前、第二次世界大戦中の進化生物学について調べる機会があったとき、英語圏とほぼ同じ1940年代にドイツ語圏での進化理論の総合を成し遂げた中心人物である人類学者ゲルハルト・ヘーベラーやアーリア人種の優越性を実証しようとした植物遺伝学者ハインツ・ブリュ

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