新型コロナウイルス対策として一律10万円が支給される「特別定額給付金」をめぐり、郵送申請に写しが必要な運転免許証などの身分証明書類を、コンビニ店のコピー機などに置き忘れる事例が県内で相次いでいる。外出自粛の影響から拾得物全体が減っている中で、5、6月の運転免許証の拾得物は前年同期比で増加。秋田県警は、コピー機を利用した後に確認を徹底するよう呼びかけている。 県警会計課によると、県内の各自治体で給付金の郵送申請が始まった5月、前年同月より49点多い199点の運転免許証が県警に拾得物として届けられた。6月は10日現在ですでに90点届いており、前年同月の50点を上回っている。 例年は転出入が多い春先に増える傾向があるが、今年は5月の届け出点数が4月の101点を上回った。コンビニやスーパーなどの店舗で拾われるケースが多いことから、同課は給付金申請のためにコピーした際に置き忘れたとみている。 大仙署