東京パラリンピック、射撃の混合エアライフル伏射の「SH2」のクラスで、水田光夏選手は32位でした。今回はいつも試合に付き添ってサポートする母親が同行できない中での初めての試合。本来の力を発揮できずに終わり「母がこれまで気遣ってくれたことに気付いたし、また母と一緒に頑張りたい」と3年後のパリ大会を見据えました。 “居場所を作らなければ” 24歳の水田選手は、髪の色をピンクに染め、道具もピンクのものを多く使っていることから、海外の大会でも注目を集める存在です。東京パラリンピックの開会式の直前には、ネイルにピンク色が特徴のマスコット「ソメイティ」が車いすでライフル銃を構えている様子も施しました。 そんな水田選手がパラリンピックを目指すようになった裏には「娘に新たな居場所を作りたい」という母の光美さんの思いがありました。 水田選手は、3歳のころからクラシックバレエを習い始め、踊ることが大好きな女の