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黒沢清の検索結果1 - 26 件 / 26件

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黒沢清に関するエントリは26件あります。 映画moviecinema などが関連タグです。 人気エントリには 『黒沢清の語る映画界 深夜労働やモラルの欠如は作品の質を左右する | Fika』などがあります。
  • 黒沢清の語る映画界 深夜労働やモラルの欠如は作品の質を左右する | Fika

    昨今、様々な業界で「働き方改革」が叫ばれ、労働環境が見直されている。しかし、その風潮はものづくりの現場に浸透しているのだろうか。特に日本の映画業界は、長時間労働、低賃金、無契約など過酷な労働環境のイメージが持たれている。 『トウキョウソナタ』『散歩する侵略者』をはじめ数々の作品が国内外で高い評価を受け、日本映画界を牽引する監督のひとりである黒沢清監督。黒沢監督の現場は、深夜までの撮影は極力行わず、スケジュール管理もきちんとされ、労働環境が整えられていると聞く。 働き方の先進国としても知られる北欧。そのスピリットを伝えるFikaが、「映画を取り巻く労働環境、性差、賃金など気持ちのいい状況が整っているかどうかが、ずばり作品のクオリティーを左右する」と話す、黒沢監督とともに映画文化のこれからを考えたい。 時間管理をしっかりしないとまともな映画は作れないと思います。 ―黒沢監督の現場は労働環境に関

      黒沢清の語る映画界 深夜労働やモラルの欠如は作品の質を左右する | Fika
    • ベネチア国際映画祭 黒沢清監督が監督賞 「スパイの妻」で | エンタメ | NHKニュース

      世界3大映画祭の1つ、イタリアのベネチア国際映画祭で日本の黒沢清監督が「スパイの妻」で監督賞に選ばれました。日本の監督の受賞は、2003年の北野武監督以来、17年ぶりです。 映画祭の最終日となる12日、各賞の発表が行われ、黒沢監督が監督賞に選ばれました。 授賞式の会場では、黒沢監督のビデオメッセージが流され、「この年齢になってこんなに喜ばしいプレゼントを頂けるとは夢にも思っていませんでした。ほんとに長い間、映画を続けてきてよかったなとしみじみ感じています」と喜びを語っていました。 「スパイの妻」は、太平洋戦争の直前に国家機密を偶然知ってしまい、正義のために世間に公表しようと暗躍する男性と、その妻の物語です。 授賞式のあとの記者会見で、審査員長を務めたハリウッド俳優のケイト・ブランシェットさんは「すばらしい監督による映画はいくつもあり難しい決断だったが、最終的にはこの作品が監督賞だということ

        ベネチア国際映画祭 黒沢清監督が監督賞 「スパイの妻」で | エンタメ | NHKニュース
      • 宮台真司×黒沢清監督『スパイの妻』対談:<閉ざされ>から<開かれ>へと向かう“黒沢流”の反復

        リアルサウンド映画部にて連載中の社会学者・宮台真司による映画批評「宮台真司の月刊映画時評」。今回は特別編として、10月16日に最新作『スパイの妻』が公開となった黒沢清監督との対談を掲載する。以前から黒沢監督の手腕を高く評価してきた宮台が、『スパイの妻』を起点に、黒沢監督ならではのモチーフの反復、フィルムというモノに対するフェティシズム、本作が無意識下で伝えている現代社会への痛烈なメッセージに迫る。 “黒沢流”のモチーフの反復が意味するもの 宮台真司(以下、宮台):最初に少し個人的な話をすると、僕の母方の祖父は、フランス租界にあった上海自然科学研究所の教授だったので、母の家族は租界地で暮らしていたんです。今作『スパイの妻』の優作とその妻・聡子と同じように、お手伝いが5人いるという環境で、想像を絶する大豪邸に住んでいました。母によると、母の両親であるその教授と妻ーーつまり僕の祖父母ーーは「とに

          宮台真司×黒沢清監督『スパイの妻』対談:<閉ざされ>から<開かれ>へと向かう“黒沢流”の反復
        • アキ・カウリスマキ、黒沢清、濱口竜介ら映画人がガザ停戦を求める声明発表

          10月7日にパレスチナ・ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスがイスラエルへの攻撃を開始し、現在もイスラエル人とパレスチナ人の虐殺が行われていることを受け、「ガザ空爆の即時中止、人道回廊の設置、すべての国際機関が要求する物資の提供、人質の解放を訴える」と要求。 また、1967年の第3次中東戦争後にイスラエルのHaaretz紙に掲載され、同国出身の映画作家アヴィ・モグラビが今月フランス・パリで読み上げた「占領は外国による支配をもたらす。外国による支配は抵抗を生む。抵抗は弾圧をもたらす。抑圧はテロリズムと対抗テロリズムにつながる」といった言葉を引用し、「私たちは今日、この言葉のもとに結集する」とつづっている。

            アキ・カウリスマキ、黒沢清、濱口竜介ら映画人がガザ停戦を求める声明発表
          • 黒沢清マスタークラスが開催、「CURE」「回路」の秘話や影響を受けた映画監督を語る

            フランスの芸術文化勲章・オフィシエを受章した黒沢は、6月10日に東京・フランス大使公邸で行われた叙勲式に出席したばかり。まずロジェはお祝いの言葉を述べ「フランスにとっても大変重要なこと。というのも、フランスの我々も1997年の『CURE』のときから、ずっと作品を拝見しているからです」と、その功績をたたえた。フランスでは「CURE」以前の作品も、2012年に行われた黒沢の回顧上映で“発見”される機会があったという。 続いてロジェは「その膨大な作品数に驚くと同時に、さまざまなジャンルを行ったり来たりしながら、製作規模においても、長編を作ったり、時にはあえて短編や中編を作ったり。お手玉をもてあそぶように、さまざまなジャンルや規模を自由に行き来していることに驚嘆を覚えます」と述べながら、黒沢に「日本の映画産業において、ご自身をどのように位置付けているのか。それは産業の中心なのか、それとも端なのか」

              黒沢清マスタークラスが開催、「CURE」「回路」の秘話や影響を受けた映画監督を語る
            • 「映画づくりは意外とつらくない」──日本映画界の革命家・黒沢清の映画観【50 SHADES OF ME】

              1 なぜ1998年の作品『蛇の道』のリメイクをしようと思ったのでしょうか? 5年ほど前にフランスのプロダクションから、「君がこれまでに撮った作品をもう一度撮ってみないか?」と声をかけられたのがきっかけです。 2 数ある作品の中から『蛇の道』を選ばれた理由は? 今作(98年版)の脚本は、友人で『リング』の脚本を書いている高橋洋のオリジナルで、復讐がテーマになっています。復讐というのはいつの時代、どこの国でも通用する普遍性があると思っていましたし、シンプルながらも二手三手先がどうなるのか読めない本当によくできた物語で、Vシネマだけで終わらせるのはもったいないと思っていたからです。 3 今作はオリジナルで哀川翔さんが演じていた主人公の役が、柴咲コウさん演じる女性に書き換えられています。大胆な設定変更はどのように思いついたのでしょうか? 最初からオリジナルをリメイクする際には、同じところはまったく

                「映画づくりは意外とつらくない」──日本映画界の革命家・黒沢清の映画観【50 SHADES OF ME】
              • 黒沢清監督に銀獅子賞!ベネチア映画祭『スパイの妻』で:第77回ベネチア国際映画祭|シネマトゥデイ

                黒沢清監督(写真は9日に行われた会見で撮影) 現地時間12日、第77回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門の授賞式がイタリアで行われ、黒沢清監督がメガホンを取り、蒼井優が主演、高橋一生が共演した映画『スパイの妻』が銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞した。日本人監督の同賞獲得は第60回に『座頭市』で受賞した北野武監督以来。 【写真】蒼井優&山里亮太、幸せ全開の結婚会見 『スパイの妻』は NHK BS8K で放送されたドラマの劇場版。太平洋戦争前夜に時代の荒波に翻弄される夫婦の姿を映し出す。偶然恐ろしい国家機密を知って事の顛末(てんまつ)を明るみに出そうとして反逆者と疑われる優作を高橋、優作の妻でスパイの妻と罵られながらも愛する夫と手に手を取って生きていこうとする聡子を蒼井が演じた。 ADVERTISEMENT 映画『スパイの妻』より - (C) 2020 NHK, NEP, Incline,

                  黒沢清監督に銀獅子賞!ベネチア映画祭『スパイの妻』で:第77回ベネチア国際映画祭|シネマトゥデイ
                • 【ネタバレ】CGアニメ映画『HELLO WORLD』は黒沢清監督映画のパクリ

                  しゅがー@Apex募集中 @NAGURIC6H8O6 今日から公開の日なので、 HELLO WORLDのネタバレしますね!! 特に印象に残ってるのは、最後に主人公が親指を立てながら溶鉱炉に沈んでくシーンで不覚にも泣いてしまいました! めっちゃいいんで気になったら見に行ってください! 2019-09-20 15:50:47 中村 実 @nminoru_jp 『HELLO WORLD』を観てきた。 ヒロインが「京都市は量子コンピュータに保存された仮想空間。そして私たちは肉体を失って量子サーバの中で生きるデータ人格記憶体。地球上には生物としての人間は一人もいない。私たちは機械の中の幻の街で暮らす、滅亡した人類の記憶なのよ」と語るシーンに興奮した!! 2019-09-21 01:03:33 LINEノベル(サービス終了) @novel_LINE_jp 映画『HELLO WORLD』を観て原作小説を

                    【ネタバレ】CGアニメ映画『HELLO WORLD』は黒沢清監督映画のパクリ
                  • 黒沢清による新作が完成、吉岡睦雄が料理教室の講師役で主演

                    黒沢清による新作が完成、吉岡睦雄が料理教室の講師役で主演 2023年12月18日 10:00 1984 64 映画ナタリー編集部 × 1984 この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。 472 1430 82 シェア

                      黒沢清による新作が完成、吉岡睦雄が料理教室の講師役で主演
                    • 第2回大島渚賞は審査員総意のもと該当者なし、坂本龍一や黒沢清のコメント到着

                      ぴあフィルムフェスティバルで知られる一般社団法人PFFが、映画の未来を切り拓く若く新しい才能に対して贈るため、2020年に創設した同賞。選考対象となるのは、劇場公開作3本程度の日本で活躍する映画監督で、原則として前年に発表された作品がある人物に贈られる。第1回では「鉱 ARAGANE」「セノーテ」で知られる小田香が受賞した。 昨年と同じく音楽家の坂本龍一が審査員長を務め、映画監督の黒沢清、PFFディレクターの荒木啓子が審査員に名を連ねた第2回。受賞者を発表すべく選考を進めていたが、審査員の総意として「該当者なし」という結果に至った。3人によるコメントは下記の通り。 3月20日には当初予定していた授賞式に代えて「第2回大島渚賞 記念イベント」を東京・丸ビルホールで開催。黒沢と荒木が今回の決断に至った経緯を語る。また坂本と黒沢が大島渚の監督作で“ベストワン”と激賞する「日本春歌考」を特別上映。

                        第2回大島渚賞は審査員総意のもと該当者なし、坂本龍一や黒沢清のコメント到着
                      • 『スパイの妻』を作った師弟愛。黒沢清・濱口竜介・野原位インタビュー【Director's Interview Vol.84】|CINEMORE(シネモア)

                        「世界の黒沢」がまたひとつ、快挙を成し遂げた。黒沢清監督最新作『スパイの妻<劇場版>』(以下、『スパイの妻』)(10月16日公開)が、第77回ヴェネツィア国際映画祭で銀獅子賞(監督賞)に輝いたのだ。『岸辺の旅』(15)や『トウキョウソナタ』(08)など、カンヌ国際映画祭での受賞はこれまでに経験してきたが、ヴェネツィア国際映画祭は初めて。日本でも、大きく話題を集めた。 この『スパイの妻』、もともとはNHKが8Kで制作する特別ドラマだった。それが好評を博し、劇場公開に展開した形だ。舞台は1940年の神戸。神戸で貿易会社を営む優作(高橋一生)は、仕事で赴いた満州で、恐るべき国家機密を知ってしまう。正義のため、彼はその秘密を公表しようとするが、それは自らの命を危険にさらすことを意味していた。 一方、優作が何かを隠していると勘づいた妻・聡子(蒼井優)は、不安に駆られながらも彼の動向を探り、真相を明ら

                          『スパイの妻』を作った師弟愛。黒沢清・濱口竜介・野原位インタビュー【Director's Interview Vol.84】|CINEMORE(シネモア)
                        • 黒沢清監督「スパイの妻」ベネチア映画祭で監督賞「ずっと監督を続けてきて本当に良かった」 作品賞は「ノマドランド」 : 映画ニュース - 映画.com

                          ホーム > 映画ニュース > 2020年9月13日 > 黒沢清監督「スパイの妻」ベネチア映画祭で監督賞「ずっと監督を続けてきて本当に良かった」 作品賞は「ノマドランド」 9月9日の上映時には日本からオンラインで会見に応じた黒沢清監督[映画.com ニュース]第77回ベネチア国際映画祭が現地時間の9月12日に閉幕し、金獅子賞を、フランシス・マクドーマンドがノマドのように旅を続ける女性を演じた、クロエ・ジャオの「ノマドランド」が受賞した。また黒沢清監督の「スパイの妻」は銀獅子賞(監督賞)を受賞。本賞が日本映画にわたったのは、北野武「座頭市」(2003)以来17年ぶりとなった。黒沢監督は日本からビデオメッセージを発信し、「この年齢になってこんなに喜ばしいプレゼントを頂けるとは、ずっと監督を続けてきて本当に良かったとしみじみ感じています」と語った。 女優賞は、「Pieces of a woman」

                            黒沢清監督「スパイの妻」ベネチア映画祭で監督賞「ずっと監督を続けてきて本当に良かった」 作品賞は「ノマドランド」 : 映画ニュース - 映画.com
                          • 17年ぶり快挙!ベネチア監督賞 黒沢清監督が語る - NHK クローズアップ現代 全記録

                            武田:今回制作された映画「スパイの妻」。監督ご自身はいろいろな評価・評判をお聞きになっていると思いますけれども、何がよかったと聞いてらっしゃいますか? 黒沢さん:正直言って、自分ではよく分からないんですけども。なんか僕が1つ聞いた意見ですと、それは、こういうテーマを扱った、この時代の物語の日本映画というのがあるとは知らなかったと、大変驚いたという意見を聞いて、それはうれしいことだなと思いました。つまり戦争、戦時下の物語ですし、戦争という非常に重たいテーマが背後にあるんですけれども、物語の構造はサスペンスであるとかメロドラマといった娯楽映画、ジャンル映画の構造になっていて、はらはらドキドキしながら楽しく見ることもできる。でも、重たいテーマも同時にあるという、そういうのって西洋では無くはないと思うんですけど、あんまり日本のこういう時代を扱った映画で、これまでなかったんじゃないかと思って、そのこ

                              17年ぶり快挙!ベネチア監督賞 黒沢清監督が語る - NHK クローズアップ現代 全記録
                            • 黒沢清の新作「Chime」全世界999個限定、1万4850円のライセンスが4月12日発売

                              本作は吉岡睦雄演じる料理教室の講師・松岡卓司を主人公にしたスリラー。ある日、チャイムのような音が聞こえるという生徒が教室で驚くべき行動に出てから、松岡の日常は不穏な空気を帯びていく。第74回ベルリン国際映画祭ではベルリナーレ・スペシャル部門に正式出品。この日、国内初上映も行われた同作について黒沢が語ったQ&Aの模様は追ってレポートする。 Roadsteadは映像作品をDVDやBlu-rayと同じように、コレクションする価値のある固有のアイテムとして扱うサービス。世界初の枠組み「Digital Video Trading(DVT)」を提唱し、ユーザーは購入した作品を視聴して楽しむだけでなく、第三者へのリセールやレンタル、非営利の上映といった形でさまざまな利用ができるようになる。出品者にはユーザー同士の取引で生じた収益から権利料を還元。ユーザーは単なる消費者ではなく、作品を広め、出品者の活動を

                                黒沢清の新作「Chime」全世界999個限定、1万4850円のライセンスが4月12日発売
                              • 祝・ヴェネツィア映画祭銀獅子賞! 映画『スパイの妻』黒沢清監督インタビュー【前篇】

                                1940年、神戸で貿易会社を営む優作(高橋一生)は、訪れた満州で偶然恐ろしい国家機密を知り、人道的正義のため、この事実を世界に知らしめようと考える。優作の妻・聡子(蒼井優)は、「スパイの妻」と罵られることを覚悟で、愛する夫と運命を共にする決意をする……。 カンヌ国際映画祭での複数回の受賞などにより、すでに世界的監督として知られる黒沢清監督が、初めて歴史物に挑戦し、ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門で見事銀獅子賞(監督賞)を獲得。受賞数日後の黒沢監督に話を聞いた。

                                  祝・ヴェネツィア映画祭銀獅子賞! 映画『スパイの妻』黒沢清監督インタビュー【前篇】
                                • 黒沢清監督作品アパレルコレクション by TORCH TORCH

                                  映画の一場面をこうやって切り取ってみると、何とも言えずまがまがしい。 この不吉なTシャツを着て街を歩いたら、きっといいことが起こるだろう。 ――黒沢 清 “The feeling of looking at single scenes from the movies cut out like this is hard to put into words, but menacing comes to mind. When you walk around town in such a portentous T-shirt, something good is bound to happen.” ――Kiyoshi Kurosawa 日本を代表する映画作家・黒沢清の 傑作の数々を着る、 TORCH TORCHによるアパレルコレクション。 20世紀のおわりから21世紀のはじまりにかけて撮られた4本

                                    黒沢清監督作品アパレルコレクション by TORCH TORCH
                                  • 祝・ヴェネツィア映画祭銀獅子賞! 映画『スパイの妻』黒沢清監督インタビュー【後篇】

                                    黒沢:そうです。「カット」と言った瞬間、「いまのでよろしいんでしょうか。もう少し抑えましょうか、もう少しやりましょうか?」って言う人なんです。「もうちょっと抑えて」と言うと「わかりました」。自分が何をやっているのかを客観的にコントロールしているので、「もうちょっとこうしてください」と言われると「わかりました」とできる。これがね、すごいし、やりやすいんですよ。いままで一緒に仕事をしたなかには、なりきるタイプの俳優さんも結構いらっしゃって、それはそれで僕も嫌いじゃないんですけどね。 高橋(一生)さんもそうですが、蒼井さんはまったく冷静ですね。蒼井さんに聞いたことがあるんですよ、「演技しているとき何を考えてるんですか?」と。そうしたら「この演技は何点だろう?」と考えてるって。いま80点かな、75点ぐらいかなって(笑)。 ──いやいや、いくら何でも! ほんとですかね、それ(笑)。 黒沢:持って生ま

                                      祝・ヴェネツィア映画祭銀獅子賞! 映画『スパイの妻』黒沢清監督インタビュー【後篇】
                                    • 黒沢清、10人の映画監督を語る(第7回)ジャン=リュック・ゴダール

                                      映画好きの若者を惑わせる響きがゴダールの周辺には漂っていた ゴダールを入れるべきか迷ったんですが、露骨に影響を受けていることは間違いありません。ただ、僕はゴダールがヌーヴェルヴァーグと言われて出てきた頃を全く知りません。ビデオもDVDもない時代ですから、そう簡単に観られなかったんです。 高校3年生の時だったと思いますが、『映画評論』を読んでいると、「ジガ・ヴェルトフ集団」という言葉が出てきました。ゴダールが匿名で映画を作っていた時代の集団名なんですが、この響きに無邪気に惹かれました。それで、高校の学級日誌にその日あった出来事を書かせる番が僕に回ってきたとき、ジガ・ヴェルトフ集団について長い文章を書いた記憶があります。ゴダールの映画を全く観たことがないにも関わらずですよ。今思うと恥ずかしいんですが、当時ヌーヴェルヴァーグはとうに終わっていたにもかかわらず、それぐらい映画好きの若者を惑わせる響

                                        黒沢清、10人の映画監督を語る(第7回)ジャン=リュック・ゴダール
                                      • 黒沢清監督が『スパイの妻』で達した新境地 “とてつもなさ”を秘めた、新しいメロドラマの完成形

                                        ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門において、日本人としては北野武以来17年ぶりとなる、最優秀監督賞にあたる“銀獅子賞”を獲得した『スパイの妻』。日本映画界で圧倒的な異彩を放ち、海外からも長い間注目を浴び続けている黒沢清監督だが、今回の受賞は本作を鑑賞した多くの観客にとって、大いに納得できる結果だろう。それほどに、精緻に作られた人間ドラマの出来の良さにくわえ、いろいろな意味で“とてつもなさ”を秘めている作品だ。 蒼井優を主演に、高橋一生を共演に描かれていくのは、ある女性の視点から捉えられた、1940年の日本の姿。第二次世界大戦が勃発して間もない頃、真珠湾攻撃によってアメリカと開戦する前年のピリピリとした緊張感ただよう時代である。 高橋一生が演じるのは、若くして神戸で貿易商を営み、洋風の豪邸に住んでいる優作。蒼井優演じる聡子は、その妻として日々を送っている。二人の生活が急変するのは、優作

                                          黒沢清監督が『スパイの妻』で達した新境地 “とてつもなさ”を秘めた、新しいメロドラマの完成形
                                        • 小津安二郎作品の魅力とは? 黒沢清など世界的に活躍する3人の監督が語り尽くすシンポジウムをレポート | J-WAVE NEWS

                                          J-WAVEは第36回東京国際映画祭とコラボレーションし、小津安二郎生誕120年を記念した特別企画を実施いたしました。映画祭期間中の10月27日(金)に開催した<小津安二郎生誕120年記念シンポジウム“SHOULDERS OF GIANTS”>と<アフターイベント:小津安二郎生誕120年記念企画“SHOULDERS OF GIANTS”J-WAVE 公開収録>のレポートをお届けいたします。 シンポジウムでは、黒沢清監督、ジャ・ジャンクー監督、ケリー・ライカート監督、そして東京国際映画祭のプログラミングディレクターの市山尚三が小津作品についてそれぞれの視点で考察。小津作品の魅力に迫りました。直後に開催されたアフターイベントでは、小津作品を敬愛してやまないヴィム・ヴェンダース監督最新作で、映画祭オープニング作品でもある『PERFECT DAYS』で共同脚本・プロデュースを担当する高崎卓馬(クリ

                                            小津安二郎作品の魅力とは? 黒沢清など世界的に活躍する3人の監督が語り尽くすシンポジウムをレポート | J-WAVE NEWS
                                          • 黒沢清監督「映画を続けてきてよかった」 ベネチア国際映画祭で銀獅子賞 | 毎日新聞

                                            ベネチアでの公式上映を前にした記者会見に臨む、映画「スパイの妻」の黒沢清監督=東京都港区で2020年9月9日、宮武祐希撮影 イタリア北部で開催されていた世界3大映画祭の一つ「第77回ベネチア国際映画祭」は最終日の12日夜(日本時間13日未明)、授賞式が行われ、コンペティション部門に出品していた黒沢清監督(65)の「スパイの妻」が監督賞の銀獅子賞に選ばれた。ベネチアで日本人監督が監督賞を受賞するのは、2003年の北野武監督「座頭市」以来17年ぶり。新型コロナウイルス感染拡大のため黒沢監督は授賞式には参加していないが、授賞式の会場ではビデオメッセージが流され、黒沢監督が「この年齢になってこんなに喜ばしいプレゼントを頂けるとは夢にも思っていなかった。長い間、映画を続けてきてよかった」と喜びを語った。 ベネチアで黒沢監督の作品は「叫」(06年)、「贖罪」(12年)などが上映されているが、中核のコン

                                              黒沢清監督「映画を続けてきてよかった」 ベネチア国際映画祭で銀獅子賞 | 毎日新聞
                                            • 佐々木浩久 on Twitter: "黒沢清監督は滅多に飲み会を開かない人だったけど、長崎俊一監督や同世代の人たちとたまに会いたいと段取りを頼まれていたが、そこに女性スタッフや広報の人がいる時に下ネタギャグや男女のスキャンダルを面白おかしく語ることは厳禁で、酔ってそんな会話が出ると撮影現場より厳しく叱責された。"

                                              黒沢清監督は滅多に飲み会を開かない人だったけど、長崎俊一監督や同世代の人たちとたまに会いたいと段取りを頼まれていたが、そこに女性スタッフや広報の人がいる時に下ネタギャグや男女のスキャンダルを面白おかしく語ることは厳禁で、酔ってそんな会話が出ると撮影現場より厳しく叱責された。

                                                佐々木浩久 on Twitter: "黒沢清監督は滅多に飲み会を開かない人だったけど、長崎俊一監督や同世代の人たちとたまに会いたいと段取りを頼まれていたが、そこに女性スタッフや広報の人がいる時に下ネタギャグや男女のスキャンダルを面白おかしく語ることは厳禁で、酔ってそんな会話が出ると撮影現場より厳しく叱責された。"
                                              • 「スパイの妻」の黒沢清監督に監督賞 ベネチア映画祭:朝日新聞デジタル

                                                ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                                                  「スパイの妻」の黒沢清監督に監督賞 ベネチア映画祭:朝日新聞デジタル
                                                • TIFF Report:Japan Now 「映画俳優、役所広司」黒沢清&役所広司トークイベント(『CURE』) - REALTOKYO CINEMA

                                                  “この社会でストレスがまったくない人間というのはこんなにも恐ろしいのか......” ーー取材・文: 福嶋真砂代 @realtokyocinema2018 第31回東京国際映画祭のJapan Now部門 特集企画「映画俳優 役所広司」のなかで『CURE』(黒沢清監督/1997)が上映され、黒沢清監督と役所広司が並ぶ夢のツーショットが実現。プログラミング・アドバイザー安藤紘平(映画監督・早稲田大学名誉教授)司会で行われたトークイベントを取材した。満員の客席から寄せられた“CURE愛”溢れるコアな質問に答える両氏の楽しそうな表情が印象的だった。 『CURE』は第10回東京国際映画祭(1997)のコンペティション部門参加作品であり、これが黒沢監督の世界進出きっかけになったと著書の中で語っている(下記参照)。90年代の終わり、オウム真理教事件、神戸連続児童殺傷事件という、当時はどこかキツネにつまま

                                                    TIFF Report:Japan Now 「映画俳優、役所広司」黒沢清&役所広司トークイベント(『CURE』) - REALTOKYO CINEMA
                                                  • 黒沢清「蛇の道」「回路」がYouTubeで無料公開、2週間のアーカイブ配信も

                                                    黒沢清「蛇の道」「回路」がYouTubeで無料公開、2週間のアーカイブ配信も 2024年5月10日 17:00 6334 136 映画ナタリー編集部 × 6334 この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。 1975 4315 44 シェア

                                                      黒沢清「蛇の道」「回路」がYouTubeで無料公開、2週間のアーカイブ配信も
                                                    • 〝足掻く〟ことから新しいものが生まれる──坂本龍一 × 黒沢 清

                                                      黒沢 いや、あらためて見直して、紛れもない傑作だなと思いました。奇妙な映画であることは間違いない。でも言葉では言いあらわせない魅力にあふれている。坂本さんだけでなく、デヴィッド・ボウイや北野武さんというプロの俳優ではない人たちをキャスティングして、プロでも難しいような役を演じさせている。でもそれが見事に成立している。現場ではどんな演技指導があったんですか? 坂本 ぜんぜんなかったですね。大島監督はプロの俳優以外はまったく怒らない。その代わりプロは怒られていましたね。「演技をするな!」「お前の臭い演技なんか見たくない!」などと怒鳴っていました。でも僕らにはなんにも言わないんですよ。 黒沢 そのほうがむしろプレッシャーですよね。あの映画がすごいのは、演技のプロではない人間の、その人そのままの〝生〟を撮るわけでもなく、あくまでもフィクションの人物を演じさせているところを撮っている。人間の肉体と声

                                                        〝足掻く〟ことから新しいものが生まれる──坂本龍一 × 黒沢 清
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