英物理学者、ピーター・ヒッグス氏。エディンバラ大学で(2013年10月11日撮影、資料写真)。(c)Ian MacNicol / AFP 【4月10日 AFP】万物の質量の起源とされる「ヒッグス粒子」の存在を提唱した英物理学者、ピーター・ヒッグス(Peter Higgs)氏が8日、死去した。94歳。同氏が名誉教授を務めたエディンバラ大学(University of Edinburgh)が9日、発表した。 1929年、イングランド北東部ニューカッスル(Newcastle)生まれ。ロンドン大学キングスカレッジ(King's College London)で博士号を取得後、エディンバラ大に移った。 同大は、「彼は短い闘病の後、8日に自宅で穏やかに息を引き取った」としている。 64年、万物に質量を与える粒子の存在を理論的に予測。後にヒッグス粒子、別名「神の粒子」とも呼ばれるようになったが、発見まで