コンピューターの理論を学ぼうと思っても、複雑な専門書を読む必要があったり、講習を受ける必要があったりと、高いハードルに圧倒されて諦めてしまった経験がある人は多いはず。そんなコンピューターの理論やプログラミングの基礎を手軽に学べるゲームが「Turing Complete」です。今回はTuring Completeがどんなゲームか気になったので、実際にプレイしてみました。 Steam:Turing Complete https://store.steampowered.com/app/1444480/Turing_Complete/ Turing CompleteはSteam上で配信されており、上記リンクから購入可能です。販売価格は2050円。以下は起動した画面で、「Play Campaign」をクリックしてプレイを開始します。 Turing Completeは「宇宙人にさらわれた主人公が生存
AIの開発に欠かせない機械学習には、GPUやNPU、TPUなどの処理チップが用いられていますが、それぞれの違いは分かりにくいものです。そんなCPUやGPU、NPU、TPUの違いをGoogleやクラウドストレージサービスを展開するBackblazeがまとめています。 AI 101: GPU vs. TPU vs. NPU https://www.backblaze.com/blog/ai-101-gpu-vs-tpu-vs-npu/ Cloud TPU の概要 | Google Cloud https://cloud.google.com/tpu/docs/intro-to-tpu?hl=ja ◆CPUとは? CPUは「Central Processing Unit」の略称で、PCでの文書作成やロケットの進路計算、銀行の取引処理など多様な用途に用いられています。CPUでも機械学習を行うこ
年明けの暇な時間を利用して読んでみました。 書籍のリンク 技術書としての感想 良かった点 悪かった点 注意点 総評 技術書としての感想 良かった点 とにかく文章が分かりやすい 色々な用語の使い方に違和感がない 言葉にすると簡単ですが、本当に分かりやすかったです. 具体例が豊富 図が豊富 コード例が豊富 実験例が豊富 まず、「〇〇 な場合に命令の処理が詰まって遅くなります」といった説明の後に、「では、具体的にこういったケースを考えてみましょう」という具体例を持ってくる展開が多く、とても親切だと感じました.また、このような具体例の説明のときにほぼ必ず図が用いられています.特に全体を通して頻繁に出てくる命令流の図は非常に分かりやすかったです.また、コード例とそれを用いた実験も豊富でした.具体的には、キャシュの章では実際にキャッシュミスを意図的に起こすコード・キャッシュヒットを意図的に起こすコード
ゲームデベロッパーのAlderon Gamesは、「Intelは欠陥のあるCPUを販売している」と明言しました。以下、Alderon Gamesのアナウンスになります。 Intelは欠陥のある第13~14世代CPUを販売しています マルチプレイヤー恐竜サバイバルゲームであるPath of Titansの開発を行っている私たちAlderon Gamesのチームは、Intel CPUの安定性に関する重大な問題に直面しています。クラッシュしたり、不安定になったり、メモリ破損といった問題は、Intelの第13世代と第14世代プロセッサーでのみ発生します。リリースされたすべてのマイクロコード、BIOSなどのアップデートを行っても問題は解決しません。 私たちは以下の5つの範囲で不具合を確認しています。 エンドユーザー: 当社のクラッシュレポートツールは、Intel第13世代および第14世代環境で数千件
hikaliumの独断と偏見で、積読は除いている。最近も結構新しい本が色々出ているので、それもいいかもしれないが、ある程度評価の定まった本を探したい場合に参考になれば。 ちなみに、hikaliumがセキュキャンでCPU自作を教えていたときのコードはここにある。参考にならないかもしれないが、おまけにどうぞ。 github.com ディジタル回路設計とコンピュータアーキテクチャ 無印(MIPS版) ARM版 RISC-V版 ハードウエア記述言語で実際にCPUをつくりながら、各アーキテクチャについても学べる良書。 MIPS版が広く知られているが、ARM版、RISC-V版も登場している。無印版はよくある技術書サイズだが、ARMとRISC-V版は大型本なので、そこらへんの好みとかも勘案するとよいかもしれない。 CPUの創り方 Amazon 表紙がメイドさんだが、侮ることなかれ。(と私は中学生の時にク
当ブログの記事でも、JavaScriptで実装していたのがCSSで実装できるようになりました、と今までにいくつか紹介してきましたが、今回紹介するのはそれらとはかなり異なるCSSのかなり高度なテクニックです。 CSSでCPUのようにデータを継続的に解析し、状態を再評価します。簡単に言うと、スクリーンの高さや幅を取得したり、マウスの座標を取得したり、さらにはブロック崩しなどのゲームもCSSのみで実装できます。 もう私が知っているCSSをはるかに超えたCSSです。 Expert CSS: The CPU Hack br Jane Ori (@Jane0ri) 下記は各ポイントを意訳したものです。 ※当ブログでの翻訳記事は、元サイト様にライセンスを得て翻訳しています。 CSSのエキスパート: The CPU Hack 5つの観測可能性 The CPU Hackの始まり The CPU Hack 終
Nintendo Switch 2の詳細スペックが判明。GPU内蔵のCUDAコアは1280基、CPUはArm A78を8コア搭載 Nintendo Switch 2についてはGamescom2023にて関係者内でデモ機が披露され、そこでUnreal Engine 5などが動作しているデモが行われたという噂が出るなど、発売に向けて着々と開発が進められているためかここ最近はリーク情報が多く出始めています。 今回はこの中でも今まで明らかにされていたAmpereアーキテクチャーのGPUを搭載すると言う情報に加えて、このGPUに内蔵されるCUDAコア数やCPUのアーキテクチャーとコア数、そして製造プロセスに関する情報が登場しました。 Samsung Foundry 7LPH(8-nanometer improved version) — Revegnus (@Tech_Reve) September
更新履歴 [記事初公開日: 2024/6/15 AM07:51] ① Intelの新たな声明によると、CPUが不安定になる根本的な原因はeTVBの設定ミスではないそうです。当初、記事に「原因判明」と記していましたが、これは誤りでした。謹んでお詫びいたします。記事下部にIntelの声明を加筆するとともに、記事タイトルおよび内容を改訂いたしました。 [2024/6/15 PM18:18] [New] 事の発端Intelの第13世代Core 13000シリーズ(Raptor Lake)や第14世代Core 14000シリーズ(Raptor Lake Refresh)のK付きCPU (Core i9-13900KやCore i9-14900Kなど)を使用していると、数か月後くらいに突然不安定になって、ゲームがクラッシュしたり、「Out of video memory trying to alloc
PC向けCPUの主流な命令セットアーキテクチャであるx86は、Intel 8086プロセッサに起源を持ち、46年の長きにわたって使われてきました。そんなx86は近い未来に滅んでしまうだろうと、技術系ブログのHackadayが主張しています。 Why X86 Needs To Die | Hackaday https://hackaday.com/2024/03/21/why-x86-needs-to-die/ x86を採用する現代のCPUは、複雑な命令セットコンピューターであるCISC、1クロックサイクルあたり複数の命令を実行可能な「スーパースカラー」、命令を高速化するため順序を変更して実行する「アウト・オブ・オーダー実行」、分岐先の命令を条件が満たされるか不明な状態で実行する「投機的実行」を特徴とする、フォン・ノイマン型アーキテクチャの一部分です。x86はもともとは16bitプロセッサで
今回は、高専5年次から趣味で学習していたRISC-Vを実装した、簡単なCPU作成をしていこうと思います。 完全に知識ゼロの状態から学び始めたので、間違った解釈をしている部分があるかもしれませんが、その時は優しく指摘していただけると嬉しいです 🙏 また、本ブログはディジタル回路設計とコンピュータアーキテクチャ[RISC-V版]を基に書かれています。初心者でも理解しやすいように丁寧に解説されているので、興味があれば是非買ってみてください! RISC-Vってなんぞ RISC-V公式サイトには以下のように書かれています。 RISC-V is an open standard Instruction Set Architecture (ISA) enabling a new era of processor innovation through open collaboration. (RISC-
知っていますか?Pandasをノーコーディングで高速化(CPU環境でも)できるらしい… FireDucks🔥🐦Pythonpandasデータサイエンス統計検定 はじめに Pandasで大量データを扱って処理時間にイライラしたことはないでしょうか? なんと、Pandasを従来のコードを変えずに高速化するライブラリィが出たみたいです。 NEC研究所が出したFireDucks 🔥🐦 というライブラリィで、ベータ版が無償公開されています。 しかも CPU環境でも高速化されるみたいです。詳細は下記のサイトを参照してください。 ベーター版ですが無償とは素晴らしいですね! 早速検証してみましょう。 環境 FireDucksの利用方法には、「インポートフック」、「明示的なインポート」の2種類があります。 「インポートフック」の場合は、pythonの起動時にオプションを指定することでコードの書き換え
Intelの第13および第14世代CPUでゲームが不安定になる不具合が多発中。高クロックモデルが中心でCPUの劣化が疑われる。 Intelの第13世代および第14世代などRaptor Lake系世代のCPUではCore i9系などのハイエンドモデルを中心に動作クロックが非常に高く設定されているのですが、この高すぎる動作クロックが原因でCPUが劣化し、不具合が発生している疑惑が浮上してきている様です。 Seeing a worrying trend with some Intel 13th/14th gen CPUs having stability issues with UE4/UE5 games (like Fortnite, Remnant 2, Hogwarts Legacy etc.) specifically during the initial shader comp pro
Intel第13世代~14世代CPUの不具合を報告する声が相次ぎ、ゲーム開発者やテクノロジー系メディアの間で「何が原因だったのか」を特定する動きが見られています。 Intel has a Pretty Big Problem - YouTube Complaints about crashing 13th, 14th Gen Intel CPUs now have data to back them up - The Verge https://www.theverge.com/2024/7/14/24198299/intel-13th-14th-gen-i9-cpu-crashes-telemetry-alderon-games-warframe Intel Core i9-13900K/14900K stability issues drive game server provider
コンピューターの頭脳ともいえるCPUが、どのようにプログラムを実行するのかについて、17歳のエンジニアであるレクシー・マティック氏が、独学で調べた知識を解説したウェブページを公開しています。 Putting the "You" in CPU https://cpu.land/ 「プログラムを実行するとどうなるか」について疑問を抱いていたマティック氏は、独学での学習を始めたものの、OSやCPUがどのように機能するかについて詳細かつ適切に解説するサイトは見つからなかったそうです。そこでマティック氏は、「自分自身で本当に良い学習リソースを作るべきだ」と考え、解説ページの作成に取り掛かりました。 PCでプログラムを実行する際、CPUは命令を順番に実行していく必要があります。しかし、CPUプロセッサは、一度に複数のプログラムを実行することができません。そこで、OSの中核を担うカーネルが、タイマーを使
幹細胞を培養して作られた脳組織(ヒト脳オルガノイド)をCPUとして使うシステム「ニューロプラットフォーム」が、スイスのバイオコンピューティング企業であるFinalSparkによって構築されました。ニューロプラットフォームは各地の研究者が遠隔でアクセスでき、「学習」と「情報処理」を行わせることが可能です。 Neuroplatform - FinalSpark https://finalspark.com/neuroplatform/ Frontiers | Open and remotely accessible Neuroplatform for research in wetware computing https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/frai.2024.1376042/full World's first bioprocesso
CPUにハードウェア的な欠陥が存在することがあります。 特に有名なのはMeltdown・Falloutあたりですが、これは投機的実行という高速化機構に潜んでいたバグです。 そして2023/08/08、CPUに潜んでいた新たなバグ、Downfallが発表されました。 CVE-IDはCVE-2022-40982です。 日本語紹介記事:Intel製CPUに情報漏えいの恐れがある脆弱性「Downfall」が発見される、データやパスワードなどの機密情報が抜き取られる危険性 / インテルのチップから機密情報が流出する? 新たな脆弱性「Downfall」の脅威 / Intel、第11世代までのCPUに影響する脆弱性などに対処 影響するCPUは2015年のSkylakeから2020年のTiger Lakeまでと、かなりの長期間にわたります。 ということで以下は公式?の紹介サイト、Downfall Atta
Kapper@Linuxガジェヲタ&異世界小説家&生成AI&電子工作大好き @kapper1224 昨日MicroSoftからリリースしたローカルLLMモデルのPhi-3 mini 4k Q4をllama.cppのサーバ版を動かしてみた。こいつ2.32GBしかないくせに日本語しゃべれるぞ。今までとは桁違いの性能なんですけど・・・ ./build/bin/server -m ../Phi-3-mini-4k-instruct-q4.gguf -n 128 huggingface.co/microsoft/Phi-… pic.twitter.com/DTmUmeh7JE 2024-04-24 22:46:51
AMD製CPUに攻撃者がデータを読み取れる脆弱(ぜいじゃく)性「Zenbleed(CVE-2023-20593)」が存在することが明らかになりました。影響を受けるCPUは「Zen2アーキテクチャ」を採用したモデルで、攻撃者は1コア当たり毎秒30kbのデータを取得可能とされています。 Zenbleed https://lock.cmpxchg8b.com/zenbleed.html CVE - CVE-2023-20593 https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2023-20593 Cross-Process Information Leak https://www.amd.com/en/resources/product-security/bulletin/amd-sb-7008.html Zenbleedを発見したのはGoo
Intelは、同社製CPUに新たな脆弱性が見つかったことを発表しました。 見つかった脆弱性のCVE-IDはCVE-2022-40982。『Downfall』と名付けられたこの脆弱性は、攻撃者に悪用されるとデータや機密情報を窃取される恐れがあるとのこと。この脆弱性はGoogleの研究者Daniel Moghimi氏により発見されました。 本脆弱性の影響を受けるCPUは、第6世代から第11世代のIntel CPU。Skylake、Kaby Lake、Coffee Lake、Comet Lake、Rocket Lake、Ice Lake、Tiger Lakeなどが影響を受けます。第12世代Alder Lakeや第13世代Raptor Lakeはこの影響を受けません。 Intel (INTEL-SA-00828)は、本脆弱性への対処・緩和策として最新のファームウェア(BIOS)へとアップデートする
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