大阪市の歓楽街・十三が大きく変わろうとしている。阪急電鉄の新線建設や大規模再開発が検討されており、淀川北岸の新たな都心となる可能性を秘めている。 大阪市淀川区の歓楽街十三が大きく変貌を遂げようとしている。阪急電鉄の新線開設や大規模再開発が検討されているためで、淀川北岸の新都心になる可能性が出てきた。 大阪市北区の阪急大阪梅田駅から電車で淀川を渡って約5分、淀川区の阪急十三駅を降り、昔ながらの商店街に入る。目立つのは飲食店の多さ。路地裏にも飲み屋街が続く。一杯ひっかけたのか、昼間から千鳥足の大工と出会った。西淀川区に住む男性(65歳)は 「せっかく十三へ来たのに、一杯やらないと」 と飲食店をはしごしていた。 阪急沿線といえば、上品でおしゃれな住宅街のイメージが強い。しかし、十三は下町風情を感じる商店街と路地裏の飲み屋街が駅を取り囲む。風俗店も多く、東京都新宿区の歌舞伎町、札幌市中央区のすすき