「マイクロソフトが任天堂を買収する」という、何度も流布してきた噂がある。根も葉もない流言もあれば、根拠となる逸話が飛び出すことも。似たような話題が繰り返し報道される奇妙なサイクルができあがっているが、最近になって新たなエピソードが明らかになったようだ。海外メディアBloombergに掲載された、初代Xbox制作秘話にて伝えられている。 過去に大きく報道された「買収話」のひとつは2004年のニュース。ドイツの経済誌WirtschaftsWocheにて、ビル・ゲイツ氏その人が任天堂の買収に興味を示していることを伝えたのだ。「(当時の任天堂の取締役相談役で、元社長の)山内溥氏から電話があればすぐに応じる」とゲイツ氏は語ったという。ただしメディアの見立てとしては、山内氏が経営から退くとは考えがたく、あくまでゲイツ氏の希望的観測に過ぎないだろうとの向きが強かった。 ほか英国のThe Guardian
【シリコンバレー=佐藤浩実】企業向けソフトウエア大手の米セールスフォース・ドットコムは1日、ビジネスチャットを手掛ける米スラック・テクノロジーズを買収すると発表した。買収額は277億ドル(約2兆8900億円)。世界で14万社が利用しているスラックとの連携を深め、企業向けのサービスを幅広く手掛ける米マイクロソフトに対抗する。買収額はスラックの時価総額(1日時点で250億ドル)を約1割上回る。現金
かつて、Microsoftは“ビジネスチャット”市場が盛り上がりを見せ始めたとき、「Slack」の買収を検討していたことが知られている。2016年当時の話だが、現CEOのサティア・ナデラ氏を含め、新旧幹部らが激論を交わす形でこの新しいトレンドにどう立ち向かうかの方向性が決められた。 社内は「Slack買収派」と「Skype for Businessを軸に自社製品を強化する派」の2派に分かれていたといわれるが、最終的に後者が勝利する形で「Microsoft Teams」誕生につながっている。 そのSkype for BusinessもMicrosoft 365 ProPlusでのデフォルトアプリケーションからは外され、2019年7月には2021年7月31日時点で「Skype for Business Online」の提供終了が発表された。サービス終了1年前の予告という形になるが、既存ユーザー
Windows 7のサポートは2020年1月14日に終了し、それ以降もセキュリティパッチの提供を受けるには、マイクロソフトとボリュームライセンス契約を結んだ企業のみが延長サポートを有償で購入できる、というのが、これまでのマイクロソフトの方針でした。 米マイクロソフトはこの方針を転換。ボリュームライセンス契約を結んでいるかどうかにかかわらず、あらゆる企業がWindows 7の延長サポートを購入できるようにすると発表しました。 「Announcing Paid Windows 7 Extended Security Updates」から引用します。 today we’re announcing the availability of paid Windows 7 Extended Security Updates (ESU) through January 2023 for businesse
フィンランド発の通信機器大手としていまや世界を代表するグローバル企業として知られるNOKIA(ノキア)。その成長ぶりから「北欧の巨人」とも呼ばれるノキアだが、じつは過去に倒産の危機に瀕したことがあることをご存じだろうか。そんな危機の最中にある2012年、同社のかじ取りを任されたのがリスト・シラスマ氏。一時は世界シェアの過半を誇った携帯事業を「捨てる」という決断を下すと、ノキアをそこから奇跡のV字回復へと導いていったのだ。 そんな大復活の立役者であるシラスマ氏が、このほど『NOKIA 復活の軌跡』(原題『Transforming NOKIA』)を上梓した。来日したシラスマ氏を立教大学ビジネススクール教授の田中道昭氏が直撃、瀕死の巨大企業が大復活した全舞台裏が明かされた。 破滅を待つ日々 2012年、ノキアは殺伐とした株主総会を迎えていた。同社が「北欧の巨人」と呼ばれ、「フィンランドの軌跡」「
「アメリカのヤフーほど決断をミスした企業もないと思う」海外の反応 ヤフージャパン“Yahoo! JAPAN”は、言うまでもなく日本有数の圧倒的なアクセス数を誇るポータルサイト。 しかし本家アメリカのヤフーは2008年頃に経営難となり、2017年にベライゾン(Verizon)に買収されました。 そんなヤフーが過去にどんな決断ミスをしてきたのか、数行のまとめが海外掲示板で人気を呼んでいました。 Don’t be like Yahoo... from r/facepalm 「ヤフーのようになってはいけない」 1998年:ヤフーはGoogleを100万ドル(約1億1000万円)で買収提案されるも拒否する。 2002年:そのミスを認めたヤフーはGoogleを30億ドル(約3300億円)で買収しようとするも、Googleは50億ドル(約5500億円)を要求し、ヤフーは拒否する。 2008年:ヤフーはマ
All Microsoft Global Microsoft 365 Teams Windows Surface Xbox Deals Small Business Support Software Windows Apps AI Outlook OneDrive Microsoft Teams OneNote Microsoft Edge Skype PCs & Devices Computers Shop Xbox Accessories VR & mixed reality Certified Refurbished Trade-in for cash Entertainment Xbox Game Pass Ultimate PC Game Pass Xbox games PC and Windows games Movies & TV Business Microsoft Clo
マイクロソフトのオープンソースソフトウェアに対する取り組みについてCTOの榊原彰氏にインタビューを行った。深層学習研究の状況、マイクロソフトが抱える課題など率直に語ってくれた。 今回は日本マイクロソフト株式会社の最高技術責任者(CTO)である榊原彰氏にインタビューを行った。日本アイ・ビー・エムから転職して1年が過ぎた時期に、マイクロソフトのリサーチ部門との深い関係を元にオープンソースソフトウェアに対する姿勢などを解説してもらった。 ーーまず榊原さんがCTOとして具体的に何をやっているのか、教えてください 私のタイトルですが、CTO(最高技術責任者)の他にDirector of NTOという肩書があります。NTOというのはマイクロソフトの中の組織ではNational Technology Officeと言いまして、その国や地域の抱える問題をテクノロジーで解決するというミッションを持っている組
William A. Anders, the astronaut behind perhaps the single most iconic photo of our planet, has died at the age of 90. On Friday morning, Anders was piloting a small…
MicrosoftはWindows 10のリリース前に、「2018年度までにWindows 10デバイスの稼働台数を10億台に到達させる」という目標を掲げていた。2016年7月の段階で3億5000万台を突破したものの、このペースでは目標達成が難しいことは同社も認めるところだ。その原因の1つには、Windows 10 Mobileのビジネスにおける誤算がある。 Windows 10 Mobileのシェア減少が止まらない 米IDCが6月1日に発表した調査結果によれば、2016年におけるモバイルOSの出荷台数ベースのシェアは、トップがAndroidで83.7%、次点がiOSで15.3%、そして3位がWindows Phone(Windows Mobile)で0.8%と、既に1%を切っている状態だ。 AdDuplexが7月20日に公開したWindows Phoneデバイスの最新動向に関するデータに
それは米Appleの年次開発者会議「WWDC 2016」を間近に控えた6月13日早朝(現地時間)に突如発表された。米Microsoftが、ビジネス向けSNSを提供する「LinkedIn(リンクトイン)」を1株あたり196ドル、総額262億ドル(約2兆7700億円)で買収する計画を発表したのだ。 262億ドルはMicrosoftによる買収としては過去最高額で、2011年のSkype買収に支払った85億ドルを大きく上回る。買収は2016年内の完了を目指しており、買収後もLinkedIn自体は独立したブランドとして運営を続ける予定だ。 LinkedInとはどんなサービスなのか LinkedInの創業は2003年5月で、米カリフォルニア州マウンテンビューを拠点にする。地図で確認すると分かるが、同じくマウンテンビューの著名企業であるGoogleの本社「Googleplex」から車で数分ほどの距離に現
「われわれがマイクロソフトを嫌っていたのではない、マイクロソフトがわれわれを嫌っていたのだ」――日本のソフトウェア技術者であり、Rubyの父とも呼ばれるまつもとゆきひろ氏は、日本マイクロソフトが主催する開発者向けイベント「de:code 2016」でこう語った。一体何があったのか。 「オープンソースソフトウェア」の誕生 その歴史は、1996年までさかのぼる。当時、米Microsoftが開発していた「Internet Explorer」の機能強化により、それまで大きなシェアを獲得していたNetscape CommunicationsのWebブラウザ「Netscape」シリーズとの2大ブラウザ戦争が勃発した。その後、Internet Explorerはますます勢いを増し、この勢いに押されたNetscapeは1998年1月にNetscape Navigatorを無償化。しかしシェアの巻き返しには
オープンソースのPaaS基盤ソフトウェア「Cloud Foundry」の商用版ソフトウェアなどを開発しているPivotalは、シリーズC(三回目)の資金調達において、フォードとマイクロソフトが同社への新規投資を行ったと発表しました。 Pivotal Announces Series C Financing to Fuel Continued Expansion and Meet Growing Customer Demand | Press Release | Pivotal PivotalはVMwareとEMCからのスピンアウトとして設立された企業で、現在もEMC傘下にあります。トップは元VMwareCEOのポール・マリッツ氏です。 同社が開発元となり、現在はオープンソースとして開発されているPaaS基盤ソフトウェア「Cloud Foundry」は、IBMのBluemixやNTTコミュニ
実際、筆者の実感としてMicrosoftは以前ほど「Windows」というプラットフォームには固執しなくなってきており、従来のOEMからのライセンス収入が主軸だったらスタイルから、よりクラウドをベースとしたものへとシフトしつつある。最終的に、Microsoft全体として整合性がとれた状態で利益を上げられればいいという考えなのだろう。 MicrosoftがWindowsの会社でなくなる日 米Microsoftは4月21日(現地時間)、同社会計年度で2016年第3四半期(1~3月期)決算を発表している。売上高は前年同期比6%減の205億3100万ドル、純利益は20%減の37億5600万ドル(1株当たり47セント)だった。非GAAPベースの売上高は前年同期比で2%増の220億7600万ドル、1株あたりの利益(EPS)は前年から変化なしの0.62ドルで、米Thomson Reutersによる米金融
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます ビッグデータやIoTと並び、最近IT業界で流行っている言葉に“DevOps”がある。これは文字通り開発(Development)と運用(Operation)を合成したキーワードだ。開発担当者と運用担当者が連携することで、迅速で継続的なITシステムの開発と運用を実現する。 このDevOps、話題にはなっているが日本ではまだまだ十分に普及しているとは言いがたい。そんなDevOpsの現状と未来について、日本を代表する“DevOpsガイ”の4人、クリエーションラインのテクノロジー・エバンジェリスト 前佛雅人氏、Ryuzee.com 吉羽龍太郎氏、日本マイクロソフト エバンジェリスト 高添修氏、米MicrosoftのDevOpsエバンジェリスト
「第3のモバイルOS」戦争終結 Windows 10 Mobileはどこを目指すのか:鈴木淳也の「Windowsフロントライン」(1/2 ページ) モバイル業界におけるWindowsとMicrosoftの2大トレンド 2016年2月22日~25日の4日間にわたって、モバイルと無線通信技術の展示会「Mobile World Congress(MWC 2016)」がスペイン・バルセロナで開催された。ただ、例年と比べて明確なテーマが少なく、特に「最新スマートフォン」などモバイル端末偏重だった雰囲気は薄れ、より技術やサービスに特化した展示が増えており、「業界関係者向けの商談と情報交換の場」としての側面が強くなった印象だ。 これは次世代の通信基盤である「5G」をにらんだ動きと連動しており、2020年以降の来たるべきタイミングに向けた新技術やプラットフォーム整備の進展など、数年先に大きな話題となりそう
7本目です。遂にこの日が来てしまいました。「One of the most powerful Internet companies is officially for sale」という記事で出ているように、米ヤフーが、本業のネット事業の売却先を探している、とのことです。 本ノートでは、あまりネガティブなことは書かないようにしているつもりですが、この一件だけはインパクトがある上に、学べることも多いので、書いておこうと思います。 ちなみに、参考までに、米ヤフーは、特にここ10年間くらい非常に苦難続きの会社でした(未だに成長を続ける日本のヤフーとは正反対です)。 米ヤフーの売上・利益 はじめに2015年10−12月期の決算で発表された、売上推移ですが、四半期あたり$1B強くらいの売上がありますが、ほとんど成長していません。 次に、EBITDA(償却前の営業利益)ですが、こちらも四半期あたり$20
ハロウィーン文書 リンクやコピーは黙ってどうぞ。詳細はこちら。 1. はじめに。 1998 年 11 月頭、それはマイクロソフトがアメリカ司法省と丁々発止の法廷闘争をくり広げる一方で、フリーソフト/オープンソースがしだいに勢いをつけてきて、ただのホビイストのお遊びから実際のビジネスや業務での使用にも耐える本格的なシステムとして認知度を高めていたときだった。そのときいきなりネット上にあらわれたのがこの文書である。 オープンソースソフトの代表格の一つである Linux はじょじょに各種サーバ市場に入り込み、NT の立場を脅かす存在になってきていたが、公式には MS は、「あんなのマニアのおもちゃ、ぼくたちはお金持ちの企業さん相手、格がちがうよ、はなから相手にする気はないね」的な発言をしてきていた。ところがこの文書では、MS はなんとオープンソフトをはっきり脅威として認識したうえで、どうやっ
(写真:アップルの CEOティム・クックはBoxWorksでBox のCEOアーロン・レビと抱擁を交わした) スティーブ・ジョブズ時代、アップルのCEOは、自社で慎重に段取りをした製品発表の場以外にはほとんど現れなかった。しかし、ティム・クックは、先月サンフランシスコで行われたオンラインストレージ企業Boxの年次会議、BoxWorksにおいて、CEOのアーロン・レビの隣で声明を発表した。 その声明の内容は、アップルがBox、IBM、そしてCiscoのようなパートナーを通した企業顧客との提携を望んでいる、というものだった。クックは、IBMとCiscoの名前を何度も挙げた。 レビとクックはマイクロソフトを称賛し、アップルとBoxはマイクロソフトと「スパーリング」をしてきた時代もあるが、今後は良いパートナーになるだろうと述べた。Microsoft Officeは現在、アップルの端末でも、Boxの
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く