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ブックマーク / www.h-yamaguchi.net (88)

  • マスコミと格差に関する質問を受けた話 - H-Yamaguchi.net

    アメリカでジャーナリズムを研究している大学院生の方から、メールでコメントを求められた。なんでも、「日の格差社会に対するメディアの姿勢を課題にメディア論」の論文を書いているのだそうで、面識はないのだが、私のブログを見て意見を聞きたいとのこと。いわゆるマスメディア論だったら他に適任者がいくらもいるだろうと思うのだが、まあきっと他の人にも聞いてるだろうし、聞かれた以上なんかしら返しときたいし、というわけで、少しだけ考えてみることにした。 メールでまず返すのがスジかとは思うが、せっかくなので、いきなりブログで書いてみる。「ブログで書くことを期待」みたいに書いてあったので、まあいきなりブログでも文句はいわないだろうと思う。このテーマだと、たぶん、ご意見のある方がたくさんいるのではないかと思うので、コメント欄でもトラックバックでも寄せていただきたい。大学院生の方にも参考になるのではないかと思う。 質

    マスコミと格差に関する質問を受けた話 - H-Yamaguchi.net
  • 暴論:「大人」は免許制にしたらどうか - H-Yamaguchi.net

    みんな口には出さないけど、うすうす気づいてるんじゃないかと思う。人の「発達」というか「成熟」というか、そういうものは人によってかなり差がある。若くてもすごくしっかりした人がいる一方で、かなりの年配の人でも、この年齢でこれかよ親の顔が見たいぜといいたくなるような人がいる。あきらかに、いる。ならば、と妄想することがある。大人として扱うかどうかを年齢だけで決めるのはどうも具合が悪くないか?いっそ免許制にでもしてしまったらどうだろうか、と。 というわけで以下、「太田総理」ぽい暴論。ネタが66%、思考実験が33%含まれているのでご注意。 「大人」という呼び方が抵抗感あるのであれば、別の表現でもいい。「A級ライセンス」とかいうとちょっとかっこよさそげだが、「A級市民」みたいな雰囲気も出てくるからあんまりよろしくないか。たとえば法律っぽく、「特定保護解除免許保有者」とでもしたらどうだろう。どうせなんかし

    暴論:「大人」は免許制にしたらどうか - H-Yamaguchi.net
    rajendra
    rajendra 2007/11/24
    ナイス暴論。年齢要件を満たしたらみんな大人と扱うのは、所詮は擬制だしな。
  • 法曹の質を保つには - H-Yamaguchi.net

    報道によると、なんでも、こういう趣旨らしい。 「わが国の文明は世界に誇る和を成す文明で、何でも訴訟でやればいいというのは敵を作る文明だ」「そんな文明のまねをすれば、弁護士は多ければ多いほどいいという議論になるが、私はそれにくみさない」 (司法試験の合格者を年間3000人程度とする政府目標について)「多すぎる。質的低下を招く恐れがある」 よくわからん。そもそも裁判制度をきらいな人が法務大臣やってるってどうよ、というのはさておくとして。そもそも裁判以外のところでも法曹資格者が活躍していくような図式を狙ったんじゃなかったっけというあたりもさておくとして。そもそも何との比較で多すぎるといっているのかというあたりもさておくとして。そもそも何の根拠で「和を成す文明」と呼んでるのかというあたりもさておくとして。裁判以外のところでは人は争わないものだというお考えか?んなことはないよねぇ。ということは、裁判

    法曹の質を保つには - H-Yamaguchi.net
  • このくらいで騒いでてどうするの、って思うんだけど - H-Yamaguchi.net

    マスメディアの皆さんがなんだか大騒ぎしている。まあいつも大騒ぎで大騒ぎのネタを探してる人たちではあるから来不思議ではないんだが、何に大騒ぎしてるかを見てちょっと驚いた。「例のあの人」が辞めるとか辞めさせないとか、大連立だとか分裂だとか。 いや、そのこと自体に驚いてるんじゃなくて、それをめぐる状況がねぇ。 今これを書いてるのは2007年11月6日の朝なわけだが、この記事が公開されるであろう7日早朝ごろには、ひょっとしたら状況がまた変わってるかもしれない。以上を前提として。 びっくりしたことその1。そもそもこの問題の背景には例の「ねじれ国会」問題があるわけなんだが、この「ねじれ国会」で騒ぐというのがよくわからない。日は議員内閣制をとってる国だから、議会で多数をとってる政党やそのグループが政権をとるのは当たり前。で、日は二院制をとってる国で、それぞれの任期切れがあんまり重ならないように期間

    このくらいで騒いでてどうするの、って思うんだけど - H-Yamaguchi.net
  • 「利を追わない」は「無駄遣いしていい」ではない - H-Yamaguchi.net

    小ネタ。ほとんどの方には自明で、何あたりまえのことを書いてやがるというふうに思われるだろうがご容赦。特定の文脈があるんだがそれは書けないのであくまで一般論として。こういうことをわざわざ議論しなきゃいけない状況ってのが当にあるのか、というとこれが実際けっこうあったりするからこわい。 以下は自明のことを自明だという自明のお話。 利益を目的としない活動は、たくさんある。あるいは社会貢献として、あるいは恵まれない人のために、またあるいは偉大なる祖国のために。高邁なる思想のためとか単なる自己満足や娯楽のためとかいうのももちろんあろう。来営利を目的とするはずのものでも、まあ宣伝だからとか、長期的な可能性を追求してとかいうエクスキューズは充分ありうる。いろいろ目的はあるだろうが、要するに、少なくとも短期的には金銭的な利益を得ることを直接めざしていないことは共通。 わざわざ「利を追わない」と書くからに

    「利を追わない」は「無駄遣いしていい」ではない - H-Yamaguchi.net
    rajendra
    rajendra 2007/10/30
    目的効果の優先順位について。赤字を許容したとしても、赤字を小さくするために最大限の努力を求めることはそれに矛盾しない。
  • 「けじめ検診」というのだそうだ - H-Yamaguchi.net

    赤枝六木診療所院長の赤枝恒雄さんが提唱しているもの。この方のやってる「ガールズガード」運動および同名のラジオ番組については、前にこのサイトでも取り上げたことがある。 「けじめ検診」というのは、要するに、交際相手が変わったときに、「けじめ」としてHIV検査を受診しようというもの。HIVやらエイズやらの状況については、エイズ予防情報ネットにいろいろな情報が出ていて、「平成18年エイズ発生動向」をみると、2004年以降3年連続で感染者、発病者の発生報告数が1000人を超え、数も増えてきてる。要するに「どんどん悪くなってる」状態らしい。HIV感染者のほうは同性間性的接触によるものが過半数を占めているが、エイズ感染者についていうと、同性間と異性間にあまり差はない。傾向としては、男性の同性間性的接触によるものが増える傾向にある、とある。 気になるのは、これが「報告数」の動向であるからだ。要するに、検

    「けじめ検診」というのだそうだ - H-Yamaguchi.net
  • よいゲーム、悪いゲーム - H-Yamaguchi.net

    DiGRA2007の2人めの基調講演者は、Mark Prensky氏だった。シリアスゲーム開発の第一人者として知られる人だ。ペーパーセッションでもシリアスゲームをテーマにしたものがけっこうあって、だからというわけでもないが、「よいゲーム」「悪いゲーム」についてつらつら考える機会があった。 そんなあたりを「メディア・サボール」に書いてみた。 「よいゲーム、悪いゲーム」 余談。この話の直接のきっかけになったのは、9月27日(木)の「Symposium : Games, Education, and Medical Care 」の後で、パネリストとして来ておられた九州大学病院の整形外科医、高杉紳一郎さんとお話していたときのこと。パネルディスカッションでは、高齢者施設で行われた「ワニワニパニック」を使ったリハビリの実験の話などをしておられたのだが、「ワニワニパニック」ってよく考えてみると動物虐待の

    よいゲーム、悪いゲーム - H-Yamaguchi.net
    rajendra
    rajendra 2007/10/07
    同意。刺激の強弱や方向性だけで判断すべきでない。受け手の状況次第で受け取り方も変わる。>だとしたら、暴力ゲームにも、エロゲにも、一定の「公共性」がある、と考えてもおかしくない
  • 「非核」の論点 - H-Yamaguchi.net

    「8月」関連にもいろいろあるが、今回取り上げたいのはこの関係。 「62回目長崎原爆忌 田上市長「核廃絶の願い受け継ぐ」 」 ・・・続いて田上市長が平和宣言を朗読。冒頭、今年4月に凶弾に倒れた伊藤一長・前市長にふれ、「前市長の核廃絶の願いを受け継いでいきます」と決意を表明した。 続いて北朝鮮の核保有宣言やイランの核開発疑惑などの世界情勢について「核不拡散体制が崩壊の危機に直面している」と指摘。「被爆国のわが国でさえも、原爆投下への誤った認識や核兵器保有の可能性が語られている」としたうえで、政府に対し、「非核三原則を国是とするだけでなく法制化が必要」と求めた。 いわゆる「しょうがない」発言について言及したくだり。この発言に対するマスメディアの論調は、批判しているという点はほとんど共通しているものの、色合いにはけっこう差がある。新聞の場合、主要各紙の比較をJ-CASTニュースが行っているが、最近

    「非核」の論点 - H-Yamaguchi.net
    rajendra
    rajendra 2007/08/13
    "国全体としてとるべき道は、しかるべきプロセスで「合意」に至らないといけない。右にせよ左にせよ、自分の思想信条に対して誠実、真剣であるなら、「あいつらはわかってない」ですませることなどできないだろう。"
  • 株主を選びたいなら上場などやめてしまえ - H-Yamaguchi.net

    This is Hiroshi Yamaguchi's personal weblog. It aims to be an incubator as well as an archive of my ideas and thoughts. Possible topics include: finance, business administration, economics, prediction markets, virtual worlds, and other issues.

    株主を選びたいなら上場などやめてしまえ - H-Yamaguchi.net
    rajendra
    rajendra 2007/08/10
    "オーナーシップの不安定な動きが会社にとって悪なら、上場は最適なソリューションではないのではないか、と思う。"
  • 東京の車はもっと不便でいいと思う - H-Yamaguchi.net

    域内の公共交通機関、特に鉄道網が発達していない地域において、自家用車は交通手段として重要な意義を持っている。要するに、なければ通勤や買い物などの日常生活に大変不便なわけだ。そういった地域では、自動車を日常の足として利用することを妨げるような政策は、生活の質に大きな影響があるから、当然、慎重であるべきだろう。 しかしそうでない地域、域内の公共交通機関が発達している地域においてはどうか。もう少し考え方を変えていいのではないか。よくある類の話でなにをいまさら感はあるが。 要するに、大都市のことだ。大都市と呼べる場所は日に少なくとも数箇所あるが、とりあえず、個人的に事情を一番知っている東京に話を絞る。東京は、日の中でも公共交通機関が最も発達した場所といえるだろう。たとえば東京の中心部に近い地域では、早朝や深夜など特殊な場合を除き、公共交通機関を利用するのに時刻表をいちいち見たりしない。待ち時間

    東京の車はもっと不便でいいと思う - H-Yamaguchi.net
  • この前例は踏襲されるのだろうか - H-Yamaguchi.net

    大辞林で「お役所仕事」ということばを引くと、「形式主義に流れ、不親切で非能率的な役所の仕事振りを非難していう語」と出ている。形式主義、不親切、非能率か。この中には入っていないが、「前例主義」というのも、典型的なお役所仕事の特徴として語られることが多い(形式主義の一類型なんだろうか)。実際は必ずしもそうでない場合もけっこうあるだろうと思うのだが、「前例にない」からだめという理由を持ち出された人が少なからずいる(口実かもしれないけど)というあたりを見れば、それほど勘違いな指摘でもないんだろう。 だとすれば、気になるのが「例のあの件」だ。 どんな前例も、最初に行われたときには前例はなかった。何かが前例になるのは、それが初めて行われた瞬間ではなく、それが前例として持ち出された瞬間、つまり「2回め」であるわけだ。だから、何か初めてのことが行われたら、2回めが起きる前に、それを前例とすべきかどうかにつ

    この前例は踏襲されるのだろうか - H-Yamaguchi.net
    rajendra
    rajendra 2007/07/12
    今般の「自主」返納は、国民の感情を慰藉するために非合理的判断が行われたという、空前の執政。絶後たることを願う。
  • メディアに公平を要求するなら - H-Yamaguchi.net

    民主党の小沢代表のメッセージがニコニコ動画に出ている件で、なんだか大騒ぎになっているらしい。運営側でコメントを管理しようとした件(参考)、結局不具合でコメントできなくなった件、その裏で開発者ブログのコメント欄がすごいことになっている件。 いろいろな考え方があり、さまざまな立場がありなわけで、意見が割れるのはいたしかたあるまい。ただひとついえるのは、これが新しいことへの挑戦であって、いろいろな人がこれによっていろいろな意味で「試されている」ということだ。それに関連して、ひとことだけ書いておきたいことがあったので。 報道を行ういわゆるマスメディアは、政治に対して中立であることを求められるというのが、実際はともかく、一応の建前だ。特に選挙がらみとなれば、皆神経質になるのは当然。わが党をこの番組に呼ばないのはけしからんとか、もっとしゃべる時間をよこせとか、あちこちでばちばちやってる。メディアに対し

    メディアに公平を要求するなら - H-Yamaguchi.net
    rajendra
    rajendra 2007/07/11
    "民主党が出たのだ。自民党も公明党も、共産党も社民党も、国民新党も新党日本も、みんなこぞってニコニコ動画に出ればいいではないか。"
  • 「ネットサーフィン」っていわなくなったのはいつのことだろう - H-Yamaguchi.net

    とあるところでとある方々とお話していて出てきた話。ちょうどしばらく前からつらつら考えていたことと同じだったので(こういうのをシンクロニシティ!とかいう人もいるだろうが、まあ普通に考えればただの偶然だ)、別に新しい話でもないんだが、書いてみることにする。 「ネットサーフィン」って、最近いわないよねぇ? Wikipediaによれば、「ネットサーフィン」とは、「ウェブページの閲覧において、各ページを、興味のおもむくまま、次々に表示して閲覧していく行動を、波から波へと渡るサーフィンに見立てた造語」だそうだ。不勉強にして、サーフィンで「波から波へと渡」っていくさまというのを見たことはないんだが、それは私がそこまでできるうまい人を見たことがないだけで、まあ世の中にはそういう人もいるということなんだろう。 別に新しい話でもないというのは、グーグルで「ネットサーフィン」と検索すると、関連検索のキーワードで

    「ネットサーフィン」っていわなくなったのはいつのことだろう - H-Yamaguchi.net
    rajendra
    rajendra 2007/07/07
    いつの間にかブラウジングって言うようになったなあ。
  • 「責任を認める」という責任回避術 - H-Yamaguchi.net

    時節柄、なんだか政治的な意味合いでとられそうな話だが、必ずしもそういうつもりというわけではない。政治関連でもそういうのはあるかもしれないが(実際あると思うが)、それに限らず、他の分野でもあるよなぁ、と思った次第。頭のいい皆さんには「何をいまさら」なんだろうが、私にとってはなんだか新鮮な発見だったので。 「責任」ということばには、いろいろな意味がある。いろいろな使われ方をする。ここが出発点。これをうまく使うと、責任を認める態度や発言によって、逆に責任を回避することができる。主体となるのは、いわゆる「責任者」。ひらたくいえば、「えらい人」だ。えらい人の重要な役割の1つは、何かことが起きたときに自ら犠牲となること。別に「王殺し」までさかのぼる必要はないが、管理責任の名においてえらい人が責められるケースは古今東西いつでもどこにでもある。当然、えらい人としては、自分の身を守りたい。でも、あからさまに

    「責任を認める」という責任回避術 - H-Yamaguchi.net
    rajendra
    rajendra 2007/07/06
    "社会全体として、えらい人の責任に関する「許容度」が下がってきたなぁ、という印象がある。"
  • 食肉偽装をめぐる不謹慎かつ「前向き」な素人考え - H-Yamaguchi.net

    今回の件、後の参照のために概要をニュースから引くとこんな感じ。 原料、産地、ブランド、賞味期限…。ウソの表示が相次ぎ発覚した肉加工販売会社「ミートホープ」(北海道苫小牧市)の肉偽装に二十四日、北海道警の捜査のメスが入った。(中略) 指摘されている主な疑惑は(1)ひき肉原料の偽装(2)産地偽装(3)ブランド偽装(4)賞味期限の偽装-。いずれも仕入れ費用を下げ、利益を増すのが目的だった。 (記事) なんだか他にも、水を加えてかさを増やしたとか、雨水で解凍したとか、いろいろ。こんなに手口があったのかと思うぐらい。メディアでは連日「けしからん」の大合唱で、それはもちろんその通り。原料を偽装された肉をアレルギーの方なんかが知らずにべてしまったらしゃれじゃすまないし、衛生面だってひどいもんだ。ニセモノに高い代金を払わされていたことへの怒りは誰しもが共有するだろう。 それらをすべて、ちょっとおいと

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  • 「ご趣味は?」「アニメを少々」っていうのはアリだろうか - H-Yamaguchi.net

    のアニメについて、ゲームと並んで日のコンテンツ産業の代表格であると表現するのはそれほど外れていないだろう。とはいえ、国内外で評価がそれなりに高い割に商業的な成功が必ずしもついてきていないという指摘もよくあるように思う。 いろいろな専門家の方々がさまざまな提言をなされていて、改善がなされたところやらなかなか難しいところやらあるわけだが、前からつらつら思っていることがある。実現性云々はさておき、アイデアとしてとりあえずメモ的に書いてみる。しょせん素人考えだが、専門家の皆さんが考える際のネタのかけらにでもなれば、と祈りつつ。 アニメの消費というのは一種の趣味になるかと思うのだが、趣味となる類のものを他にいろいろ思い浮かべてみると、似て非なる部分があるのではないかと思う。たとえば音楽。たとえばサッカー。そういったものとの比較しての話だ。 たとえば音楽。「音楽をやる人」のピラミッド構造みたいな

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    rajendra
    rajendra 2007/06/18
    中間層の豊穣さってのは文化の厚みを表す一つの指標ではあるだろうな。
  • 銀行預金が返ってくることにほとんど不安を抱かないのになんで年金がもらえるかを不安に思うのだろうか - H-Yamaguchi.net

    最近「isologue」さんと「bewaad」さんとの間で沸き起こった議論のおかげで、既裁定年金と未裁定年金(過去期間)の受給権が財産権であると考えてよいらしいとわかってたいへん勉強になった(これとかこれとかこれとか)。法解釈問題についてはbewaadさんのほうが旗色よさそうで、この種の問題の「正解」はお役人さんに聞くに限るってことだな。ただこの周辺で飛び交ってるいろいろな人のいろいろなご意見とか、マスメディアからの情報とか、身の回りの人たちの話とかをいろいろと考え合わせてみると、この法解釈問題の解決によって国民の年金問題に関する不安が解消するのかどうかはよくわからない。 私は頭が悪いし知識もないので、こういうハイレベルの議論に参戦するつもりはない。代わりに、かねがね持っていた疑問について考えてみることにする。賢い方々はおそらくすでに「正解」をお持ちなんだろうが、私なりに「納得」したいと思

    銀行預金が返ってくることにほとんど不安を抱かないのになんで年金がもらえるかを不安に思うのだろうか - H-Yamaguchi.net
    rajendra
    rajendra 2007/06/11
    民衆の不信感は当人のものの見方から生ずることもしばしばあり、専門家の知見やら統治の制度やらを信じない人は、当該分野を勉強して自身で不安を解消してもらうほかはないだろう。
  • 暴論:国会議員の任期をもっと短くしたらどうか - H-Yamaguchi.net

    選挙が近いせいで、なんだか政治家の皆さんが忙しそうだ。国会では残業もあったようだが、どうせ残業料もないんだし、仕事熱心なんだとしたら、その中身はともかく、それ自体はけっこうなこと。国会議員というのは法律を作るのが主な仕事なんだろう(少なくとも建前上は)が、その点からすると最近はとみに「生産効率」がいいようだ。 法律ってこんなに手早くできるんだぁ、というのが素直な感想。だったらさぁ、とまたしても妄想を走らせてみる。こんなに「効率的」に仕事ができるんなら、あの人たちの任期ってあんなに長くなくていいんじゃないか? 要するに、国会議員の任期を今よりずっと短くしてしまったらどうか、ということだ。今は衆議院で4年、参議院は6年。最近のようなハイペースで法律を量産していったら、数年で世の中すっかり見違えるぐらいに変わるんじゃないか。だったら4年とか6年なんて長すぎるよねぇ?そんなにいらないよねぇ? 正論

    暴論:国会議員の任期をもっと短くしたらどうか - H-Yamaguchi.net
    rajendra
    rajendra 2007/06/01
    面白いが、世間の空気に敏感すぎる政治家が増えると、ポピュリズムに堕するという問題も。
  • 中高年の凶悪犯罪を俗物的世代論で語ってみるテスト - H-Yamaguchi.net

    最近の凶悪事件の中には、被疑者が中高年である場合がけっこうみられるような印象がある。もちろんこういうのは大方マスメディアの伝え方によって作られる印象なのであって、全体の傾向が実際にそうである保証はまったくないのだが、少なくとも世間の注目を集める状況にあるということはいえるのではないか。これまた印象論でしかないが、ニュースとかではこれらの事例について、個々の事情にまで入り込んでそれなりに突っ込んだ情報が伝えられているように思う。 で、気になったことが1つあった。もしこれらが若年者だったら、すぐにテレビやらゲームやらの影響とかが持ち出されたんだろうなぁ、というあたりだ。やれ「過保護に育てられた世代だから仮想と現実の区別がつかなくなっている」だの「なんでもネットやケータイですまそうとする現代のバーチャル社会の光と影」だの。この種の言論は、いざネットで探そうとしてみると検索上位にはなかなかひっかか

    中高年の凶悪犯罪を俗物的世代論で語ってみるテスト - H-Yamaguchi.net
  • 実感はなくても消費は増える、という話 - H-Yamaguchi.net

    This is Hiroshi Yamaguchi's personal weblog. It aims to be an incubator as well as an archive of my ideas and thoughts. Possible topics include: finance, business administration, economics, prediction markets, virtual worlds, and other issues.

    実感はなくても消費は増える、という話 - H-Yamaguchi.net
    rajendra
    rajendra 2007/05/16
    同意する。>今の時代の格差は、「金持ち」と「貧乏人」の差というより、「庶民」の間での差という要素のほうが強いように思う