JR小倉駅=北九州市小倉北区、溝脇正撮影 【桑原紀彦】JR小倉駅の駅名を「北九州」に変えよう――。北九州市の青年会議所が中心となり、こんな構想が動き出した。今年の市制50年を機に知名度不足の北九州を全国に広める狙いだ。だが、変更には多額の費用が見込まれ、市民の後押しは欠かせない。 「小倉は、関西から東では『おぐら』と読まれる。存在感が薄い」「市制50年の節目。駅名変更には良いタイミング」 「北九州市の駅名を考える会」が2月12日、北九州市小倉北区で初会合を開いた。北九州青年会議所が音頭をとり、商工会議所や観光協会など12団体の関係者が参加。小倉駅の名称を「北九州」「北九州市」「北九州小倉」「北九州市小倉」と変える4案が出された。市民約1千人を対象に名称変更の賛否についてアンケートし、変更の是非も含めて検討を進める。 構想の背景には、市制50年がたっても「北九州市」の知名度が全国で不