最近忙しくて本を読む暇がありませんが、一番感銘を受けた本はこれでした。 カンザスの日本人―ガラスに魅せられた男 作者: 大野貢出版社/メーカー: 講談社発売日: 1990/04メディア: 単行本 クリック: 12回この商品を含むブログ (1件) を見る著者は大野貢。東大ガラ工にいた方です。 ガラスのクラインの壷を作るので有名になった方ですね。 そのまま自伝なんですが、ガラス屋の丁稚をして身に付けた腕で東大化学教室で職人をするも学歴社会に猛反発し、英語がまったくできないのにカンザスに渡って云々・・・という内容です。 バリバリに職人肌。100%純粋な職人の考え方です。 腕の立つガラス職人が、いかに周りに愛されるか(それはもちろん人柄もあるんですが)が如実に現れていますね。 ちょこっと引用します。 ボーイング社が流体配管用モデルをガラスで製作しようとしたが、アメリカ中のガラス屋に断られ、ついに著