【プラハ7日ロイター時事】頁岩層に含まれるシェールガスの開発をめぐる議論が高まっているチェコの環境省は7日、同省サイトで、ガス探査認可に2年間の禁止期間を置く計画であることを明らかにした。同省はこの間に、探査企業にとって明確な法律を整備するとしている。 同省は「既存の法律はシェールガスにおけるような技術的に複雑な研究に対処していない」としている。 環境省は4月、政府委員会は認可申請の審査過程で法的、手続き的に誤りを犯したとして、オーストラリアのバスガス社に対する暫定的な探査認可を撤回した。同社の親会社ハットン・エナジーはロイター通信に対して、チェコの行政の不透明さを理由に、同国からの撤退を検討する可能性があると述べた。 欧州各国はシェールガス開発をめぐって見解が分かれており、フランスやブルガリアなどは、フラッキング(水圧破砕)法と呼ばれるガス採掘法が環境に悪影響を及ぼす恐れがあるとして探査
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 今回は、日本の化石エネルギー供給と米国との関係について述べたいと思います。まずは、以前に掲載した「シェールガスに期待し過ぎてはいけない」の続きとして、安い米国のシェールガスを輸入しようという話題の現在の状況についてです。 日米間のLNG輸出認可の合意は実現せず 4月30日に行われた日米首脳会談において、野田首相のLNG(液化天然ガス)対日輸出拡大の要請に対し、オバマ大統領は「(政府認可の可否は)政策決定プロセスにある」として、明言を避けたと報じられました(毎日新聞)。少なくとも11月の大統領選までは輸出認可が行われる可能性は低いという見方が強いようです。 これまでの米国LNGの対日輸出認可に関するプロセスを簡単に振り返ってみます。 まず201
昨今、原子力のあり方や再生可能エネルギーの普及、または発送電分離に関する議論などが広く行われています。それらの議論は“エネルギー問題”として捉えられています。しかし私は、議論が矮小化されていないか、少し注意しなければならないと考えています。 いま議論すべきなのは石油問題 図1を見て下さい。左のグラフは、1990年から2009年までの20年間の日本の最終エネルギー消費量の推移です。石油が依然としてエネルギー消費の5割以上を占め、またその内訳の殆どは、運輸部門と産業部門であることが分かります。石炭、天然ガスを含めると未だに9割近くが化石燃料です。 一方、電気による消費は23%に過ぎません。現在、盛んに議論されていることは、23%の中の約6%の原子力を2011年から2012年にかけて一気にゼロにするという事態を受けて、約0.5%にとどまっている再生可能エネルギーをなんとか拡大できないか、というこ
Air sampling by NOAA over Colorado Finds 4% Methane Leakage, More Than Double Industry Claims Natural-gas operations could release far more methane into the atmosphere than previously thought. [Source: Nature] How much methane leaks during the entire lifecycle of unconventional gas has emerged as a key question in the fracking debate. Natural gas is mostly methane (CH4). And methane is a far mor
[東京 22日 ロイター] 東京電力9501.T福島第1原子力発電所の事故を契機に浮上した電力改革の機運が後退している。地域独占から競争市場への転換を促す「発送電分離」は政府が検討課題と位置付けているが、与党民主党の有力議員からは否定的な見解も聞かれる。 分離を主張した菅直人首相の退陣後に検討が進むかどうかは不透明で、短期決戦と伝えられている今月末の民主党代表選でも踏み込んだ分離議論を期待するのは難しそうだ。 また、発送電分離という制度改革を実現しても、電力会社に対抗できる力を備えた国内資本が見当たらないとの見方もある。10年ぶりに俎上に上った改革議論に現実味を持たせるには、かつて米エクソンモービルXOM.Nが計画し、電力自由化の起爆剤になるとみられたサハリンからのガスパイプラインの敷設のような骨太のインフラ構想を制度面と並行して推進する必要があると指摘する専門家もいる。 <市場メカニズム
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