名門紙の瓦解 吉田調書報道の根底にあったものとは こんにちは鈴木寛です。 9月11日は、忘れもしない2001年米同時多発テロの期日ですが、日本のメディア史に新たな事件が書き加えられそうです。 朝日新聞が同日、木村伊量社長が出席しての記者会見をようやく開きました。いわゆる「吉田調書」に関する報道の記事を取り消し、さらに先月、20年越しで誤報だったことを認めた従軍慰安婦問題に関する一連の対応についても謝罪しました。 政治家時代からたくさんの新聞記者とお付き合いさせてもらいましたが、朝日新聞の記者さんたちは他紙と比べても総じて優秀な方が多いと思っています。これはお世辞ではありません。「優秀」というのは、もともと学生時代から「偏差値」が高いこともさることながら、私に取材に来られる中堅以上の記者さんは、資料や参考文献の読み込み等、取材準備を入念に行い、「よく勉強している」という印象でした。 時代が「

