[パリ 3日 ロイター] - フランス国有鉄道(SNCF)は、政府の改革案に抗議して3日から2日間の大規模ストライキを開始した。 パリ地域では75%の列車が運休、イースター休暇明けの国民の足を直撃した。国鉄の4主要労組は、今後3カ月間で計36日のストを計画している。 今回の国鉄ストには半数近い職員が参加 労組の影響力は弱まっているが、マクロン大統領の社会・経済改革案への反応は分かれている。世論調査によると国民も政府の改革を支持、ストは正当ではないと考えている。 今回の国鉄ストには半数近い職員が参加。高速鉄道TGVの運行は8本に1本程度に減少したほか、国際列車も大幅に運休した。 マクロン大統領は、年間30億ユーロの赤字を出し、累積赤字が470億ユーロとなっている国鉄の改革を迫っている。労組側はTGVへの過剰投資が債務の要因とし、民営化への道筋を整えるマクロン大統領を非難。終身雇用や昇給、早期