9月1日を期して、中国のテレビでゴールデンタイム (午後5~8時)に海外のアニメの放映を一律に禁止する政策が発表された。 今回の措置は特に日本製だけを対象にしたものではないが、中国で人気のあるアニメの大半は日本製であることから、事実上、ターゲットは日本アニメの規制にあると見られている。中国国内では「海外文化に青少年が影響を受けすぎている」として規制に賛成する声が目立つが、規制に批判的な声も根強くあり、議論を呼んでいる。 自国文化と国産アニメ保護が狙いか 今回の放送禁止措置はこのほど中国の国内メディアが伝えたもので、既に放送局などに通知されたというが、現時点ではどこまで徹底されるのかはよく分からない。しかし中国の放送メディアはほぼ完全に中国共産党の指導下にあるから、本気で禁止しようと思えば難しい話ではない。恐らくそのような線で実施されるのだろう。 この措置の狙いは2つある。1つは「日本文化の