トップ > 国際 > 速報ニュース一覧 > 記事 【国際】 キーン教授が最終講演 日本永住後も「意欲」 2011年6月14日 12時03分 13日、ニューヨークで講演後、別れを惜しむ多くの人に笑顔で応えるドナルド・キーンさん(左)=長田弘己撮影 【ニューヨーク=長田弘己】日本文学研究の第一人者で、日本永住を決めている米コロンビア大のドナルド・キーン名誉教授(89)が13日、ニューヨーク市内で最終講演を行った。約300人の聴衆を前に、「日本へ永住後は、求められれば(東日本大震災の)被災地へ行き、講義をしたい。被災者の忍耐強さを深く尊敬している」と熱っぽく語った。 講演は大学の講義に似た対話形式で、日本文学・文化への情熱がテーマ。キーンさんは、コロンビア大に入学した時の日本人教授との出会いや、源氏物語に感銘を受けたことなどに触れ、「日本語はなんてきれいな言葉なんだ」と衝撃を受けた当時の思い出を