System.Span<T> および System.ReadOnlySpan<T>はメモリの連続領域を表すための配列ライクなオブジェクトです。 配列T[]およびそのスライス、スタックメモリstackalloc T[]、ポインタ (マネージドとアンマネージドの両方)を統一的に扱える便利なものです。 これらは .NET Core の時代に後から導入されたもので、これによって得られるパフォーマンス効果を100%使うためにはランタイムに修正が必要でした (Fast Span)。しかし、ランタイムに修正を加える前の古いランタイム (.NET Framework) およびランタイムを指定せず API が一致していれば使えるというライブラリ用の API 仕様である .NET Standard ではこれが使えず、本来のパフォーマンスを得られないが挙動だけ合わせたものとして提供されます (Slow Span