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ブックマーク / hokusyu.hatenablog.com (34)

  • 「デモ」と「ただ歩くこと」 - 過ぎ去ろうとしない過去

    http://www.sanctuarybooks.jp/sugoi/blog/index.php?e=202 イベントが「デモ」だったか「ただ歩くこと」だったかを区別することにあまり意味はありません。 「デモ」とはすなわち「ただ歩くこと」でありうるし、「ただ歩くこと」から「デモ」は発生しえます。まさにその未分化であるところが、「デモ」という政治運動において決定的に重要だと思います。 そもそも届出のデモは「デモ」ではないと言う人もいるけど、そも人が企画したデモの尻馬に乗るだけでデモを企画したことは無いぼくがそれを言うのはおこがましいわけですが、届出のデモも立派な「デモ」だと思います。でもそれはデモが「ただ歩くこと」では無くなったことを意味しないし、もちろん逆に無届だからといってそれはデモではなくても「デモ」でないとは限らない。 「デモ」とはつまり、そこに異議が存在するということを示すことだ

    「デモ」と「ただ歩くこと」 - 過ぎ去ろうとしない過去
    sarutora
    sarutora 2008/10/27
    >「デモ」は「ただ歩くこと」ではないとみなされる社会は恐ろしい社会です。逆に「ただ歩くこと」が「デモ」ではないとみなされる社会も恐ろしい社会です。
  • 自然界の厳しい掟です/GSV/ホームレス - 過ぎ去ろうとしない過去

    http://flurry.hp.infoseek.co.jp/200410.html#12_1 セレンゲティ国立公園。生まれたばかりのシマウマの子供を、ジャッカルたちが執拗に狙う。シマウマの母親の懸命な努力にも関わらず、ついに子供はジャッカルに捕らえられべられてしまう。 あるいは、河を渡ろうとするヌーたちの大混雑の様子。力の衰えたヌーが他の個体にのしかかられ、押しつぶされ、河底へと沈んでいく。 と、そこで入るナレーション。「――大自然の厳しい掟です」 …以前から不思議に思っていたのだけど、このナレーションって一体何だろう。思想教育の一環だったりするのかしら。他の国でこの手の映像が流されるときには、どんなナレーションが入っているんだろう。 (・・・) そんな僕とは別のところで、「大自然の厳しい掟です」という言葉を聴くと絶頂を感じてしまうひとというのが世の中には居るらしい。シートン動物記や

    自然界の厳しい掟です/GSV/ホームレス - 過ぎ去ろうとしない過去
    sarutora
    sarutora 2008/09/11
    >ホームレスの都合?あんなの掟違反だよ。掟に反した都合なんて認められないよ。でもこうした発想をしている人は意外と多くて、たとえば「生-権力」が、だからホームレスは排除してよいのだという論拠に使われたり
  • 「要は勇気が無いんでしょ?」からはじまる自由の行使 - 過ぎ去ろうとしない過去

    http://anond.hatelabo.jp/20080816045217 http://d.hatena.ne.jp/asami81/20080821/masuda http://d.hatena.ne.jp/guri_2/20080822/1219377408 http://d.hatena.ne.jp/good2nd/20080823/1219462148 コミュニケーションにはルールがあります。ですが、ルールから外れた行為もコミュニケーションなのです。ただ、ルールから外れたコミュニケーションは、そのルールが成立している社会においてしばしば行為者を不利にします。 ところで、ルールがあるということと、そのルールが「正しい」ということは別です。この増田は別に悪いことをしているわけじゃないじゃないですか。ただ、ルールに外れた行為をしただけです。行為としては、年収学歴で人を差別したり馬

    「要は勇気が無いんでしょ?」からはじまる自由の行使 - 過ぎ去ろうとしない過去
    sarutora
    sarutora 2008/08/25
    ↓頭では「読んだことないし別に興味ない」なのに口では熱烈サルトルなことをいいはじめる自覚症状のない恐ろしい病気! 感染源はtoledさんブログ
  • 自由な意思と主体の分離 - 過ぎ去ろうとしない過去

    http://d.hatena.ne.jp/lever_building/20080712#p1 全体的には賛成なんだけど、ひとつの危惧はあります。 それに たいして、わたしは「あなたは自由だ。機械ではなくて、意思をもった存在だ」と いいたかったのです。 たぶんこう言われた瞬間に、余計死刑執行命令にサインするスピードがあがる人々というのがいるのです。 先日引用した文章の前ですが。 ジャック・バウアーと緊急時の倫理 http://d.hatena.ne.jp/flurry/180009#21 このことは権力者にとってのジレンマである。どうすればカーツ大佐を、彼の病理抜きに得ることが出来るだろうか?どのようにすれば人々を怪物に変えること無しに、必要な汚れ仕事をさせることが出来るだろうか? ナチスのSS長官であったハインリッヒ・ヒムラーは、これと同じジレンマに取り組んだ。ヨーロッパのユダヤ人を粛

    自由な意思と主体の分離 - 過ぎ去ろうとしない過去
    sarutora
    sarutora 2008/07/13
    ↓「拒否」すべきなのかな?「際限のない再審請求に開かれた決断主義」とかじゃだめなんかいな?「気が変わるかも」こみで決断するとかw
  • いじめ/ファシズム/引きつった笑い - 過ぎ去ろうとしない過去

    ■ジャック・バウアーと緊急時の倫理 http://d.hatena.ne.jp/flurry/180009 では、拷問に関する懸念や重箱の隅をつつくような差異で拷問を区別しようとすることに対する、以下の回答――人気があり表面的には説得力のある――についてはどうであろうか。 「何を空騒ぎしているんだい? たった今、合衆国が拷問を行うことを公認したってだけじゃないか。少なくとも合衆国は黙認状態でつねに拷問を続けてきたし、他のあらゆる国家も拷問を行ってきたんだ。むしろ今の僕らは以前よりも偽善的では無くなったんだよ」 これに対しては以下のような単純な反問を返すべきだろう。 「そのことが合衆国政府の声明が意味する唯一のことだったら、『なぜ』彼らは拷問を公認したんだ? 以前からそうしていたように、黙って拷問を続けていれば良いじゃないか」 「語る内容」と「語るという行為」との間に存在する、解消できない裂

    いじめ/ファシズム/引きつった笑い - 過ぎ去ろうとしない過去
    sarutora
    sarutora 2008/07/09
    >いじめられっ子がいじめに対してまんざらでもないようにふるまうことって、ものすごく典型的ないじめの光景だと思うんだJK
  • 「残酷な現実」の内面化、あるいはオメラスの発掘 - hokusyu’s blog

    もちろんトリアージを拡大解釈するなってことは大事なんでしょうけど、どうして人はトリアージみたいなものを拡大解釈したがって、しかもそういうエントリには賛同ブコメがいっぱいつくんだろうってのも大事では。いや、「誰かを切り捨てなければ誰かを助けることはできない」っていうのが、彼の中で事実(Wirklichkeit)を通り越して真理(Wahrheit)にまで達しちゃってる人っていますよねっていう話なのですが。 http://flurry.hp.infoseek.co.jp/200308.html#02 なぜこんなに「月宮あゆが助かる〜」という考えを僕が憎むかというと、「誰かが助かることで、他の人は助からない」という考えというのが、ある種の奇妙な「社会性」みたいなものを他人に押し付けるために使われることが多いからなのかも。 倫理的な問題を考えるときに、「思考実験を構成して、選択肢のどれを選ぶかについ

    「残酷な現実」の内面化、あるいはオメラスの発掘 - hokusyu’s blog
    sarutora
    sarutora 2008/05/26
    >「確かにかわいそうだと思ってるよ。でも俺あそこでバザーなんかやってる連中とは違うよ」それは既に「かわいそう」だと思ってない気がします。/「世の中の残酷さを理解している俺ら」<あるある
  • 寛容は不寛容を寛容しない - 過ぎ去ろうとしない過去

    http://macska.org/article/225 講演中、かれは「原理主義的無神論者」を批判するクリス・ヘッジズ『I Don’t Believe in Atheists』に言及しながら、「無神論の原理主義なんて誰も怖がりはしないだろう、『もっと理性的に話をしよう』と言うだけなんだから」と嘲笑した。しかし現実に「新しい無神論」の代表的論客の何人かが、機会があるごとに米国のイラク侵攻を熱烈に支持する発言を続けている(ばかりか、イランが核兵器を持つ前に核で先制攻撃をしろとまで言っている人もいる)ことや、西欧におけるイスラム系移民排斥の口実がもはや「キリスト教文明を守るためにイスラム教徒を追い出せ」ではなく「女性や同性愛者の権利、言論の自由など近代リベラリズムの原則を理解しようとしないやつらを追い出せ、入れるな」となっているーーそれは要するに、近代リベラリズムの原則がイスラム系移民ら「市

    寛容は不寛容を寛容しない - 過ぎ去ろうとしない過去
  • 敵対関係について - 過ぎ去ろうとしない過去

    http://d.hatena.ne.jp/oredoco/20080512/1210591521 敵というのは、利害関係が一致しないもの同士のことをさすと仮定しよう。厳密に言葉の定義をしたほうが良いのだが省略する。で、貧乏人の敵は貧乏人、貧乏人の敵は金持ち、金持ちの敵は貧乏人、金持ちの敵は金持ちと4種類できるが、どれも真理であって間違いがない むしろ言葉の定義をするべきです。というのは、まさにこれはカール・シュミットが『政治的なものの概念』で述べた「(自由主義は)精神と経済とのジレンマにおいて、敵を、取引の面からは競争相手に、精神の面からは論争相手に、解消しようとする」事例に他ならないからです。ダンコーガイが小市民の敵は小市民であるというとき、それは資主義的な社会関係の中でお互いが「足を引っ張り合う」ことを指して言っているのであり、資主義弱者であるウィンプから資主義強者であるマッチ

    敵対関係について - 過ぎ去ろうとしない過去
    sarutora
    sarutora 2008/05/13
    ↓「マルクスが望むような仕方で戦わない」でしょうね(笑)
  • ベーシック・インカムという脅迫 - 過ぎ去ろうとしない過去

    「魚を取ってやるのではなく魚の取り方を教えるのだ」は最近みんなが大好きなたとえですが、実際に先進国が途上国に対してしたことは異なっていて、つまり「魚を直接取るよりも釣りざおをつくって魚と交換してもらえばよいじゃない」と吹き込んだのです。かくして魚が取れなくなって釣り人が魚を売らなくなったとき、可哀想な釣りざお職人は飢え死にしたのでした。 さて、問題はベーシック・インカムです。 http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50907051.html ぼくはこんな醜悪な記事を書く人に尻尾を振る人々が全く理解できないのですが、ともあれこれはある種の主張ではあるし、ベーシック・インカムという言葉に踊らされてうっかり賛同したくなる気持ちもわからないではありません。 ポイントは、またしても「選択の自由」です。 ベーシック・インカムが始まれば、当然それで飲んで打っ

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    sarutora
    sarutora 2008/05/07
  • ころしてでもうばいとる - 過ぎ去ろうとしない過去

    見出しはロマサガです。 http://d.hatena.ne.jp/repon/20080428/p7 ええと、問題にしたいことはわかるのですが、何が論点なのかがよく分かりません。 まず前提から入るべきだと思うのですが、 で、実際国会前で行動を起こしていたり、地域でビラをまいている、いわゆる「運動」する人たちは、そんなことは全然知らないか興味なく、動員されているからやっているだけ、というかなり運動体全体が末期的な状況なんですよね。それは左も学会も右も一緒です。草の根は縁故で動きます。 とはいえ、雨宮さんや湯浅さん自体が、単なる論壇の人ではなくて活動家なわけですよね。確かに今までは非正規の問題については既存の団体は冷淡でしたが、そうした活動の成果もあってか、今では連合も動いているし、もちろん社民党や共産党などの政党も関心を持っている。もちろん裏の実態ではどうなっているか分りませんが、実際に活

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    sarutora
    sarutora 2008/04/29
  • 努力教とハゲタカ教と最善説 - 過ぎ去ろうとしない過去

    http://d.hatena.ne.jp/guri_2/20080109/1199875970 http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20080111/1200020891 これらは当に酷いです。当に酷いと思っていたら、id:y_arimが何か書いていたので、私も便乗して何か書いておこうと思いました。 これらの記事は、いわゆる成功哲学とか自己啓発とかその手の分野に該当すると思いますが、こうした議論の前提にあるのは、何らかの楽天主義です。 上の記事は、自分が変われば世界はあなたにとって優しくなることを説いています。ネガティブはだめなのです。なるようになるのです。世界があなたを否定するのはあなたがさもしい心だからであって、あなたが心を入れ替えようと頑張ればきっと世界はあなたに報いるのです。灯里ちゃんが素敵だからこの世界は素敵なのです。そんなの僕らのA

    努力教とハゲタカ教と最善説 - 過ぎ去ろうとしない過去
    sarutora
    sarutora 2008/02/06
    >世の中に関心を持つなという考え方がありがたがられるのは、もう、ちょっと個人的にダメです。まして世の中の理不尽を正当とし、それに乗っかって成功するぜという考え方は、もう全然ダメ
  • 「民民関係」と排除の論理 - 過ぎ去ろうとしない過去

    http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080131-OYT1T00411.htm http://d.hatena.ne.jp/sk-44/20080203/1202024491 http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/sk-44/20080203/1202024491 この話がややこしくなっているのは、ホテル側が日教組と一回契約をしてしまったことにある。 「相手に落ち度が無いのに契約を破棄しちゃいけないだろ常考」という考えにおいて出された高裁判断であるし、日教組を叩きたくてたまらない人たちが「自称中立」を決め込まなければならなくなっているのも、契約破棄はさすがにまずいという良心である。 ただ、もしこの事例が、ホテル側が、明らかに日教組の思想を理由としているのだけど何か別の理由をこさえあげ

    「民民関係」と排除の論理 - 過ぎ去ろうとしない過去
    sarutora
    sarutora 2008/02/06
    >「やり方がまずかった」ことを問題にすることは、逆に言えば「やり方」が良ければどんな価値だろうが良いということになってしまう
  • 徴兵制に反対する作法 - 過ぎ去ろうとしない過去

    http://www.asahi.com/politics/update/1128/SEB200711280014.html http://b.hatena.ne.jp/entry/http://www.asahi.com/politics/update/1128/SEB200711280014.html 批判するのは良いのだが、どうしてみんな「軍隊は教育機関では無い/徴兵制はコストがかかる」という軍オタみたいなロジック使うかなあ。 「軍事的活動が軍隊において質的な任務であり、徴兵を行うことはその質的な任務に支障をきたすから、徴兵は行われるべきではなく、まして青少年の教育という軍事的活動に関係がない目的でもって徴兵を主張することは、軍隊の来任務を理解しておらず、お花畑である」という論理展開は、軍事ターム以外の文脈で軍事を語るべきでは無いといういかにも軍オタ的な信仰に基づくものであって

    徴兵制に反対する作法 - 過ぎ去ろうとしない過去
    sarutora
    sarutora 2007/12/01
  • 過ぎ去ろうとしない過去 - 諸外国の教育基本法

    教育法改正の動きが盛り上がっているようですが、 「各国における『教育法』に相当する法律について」 http://www.mext.go.jp/b_menu/kihon/data/004/index.htm どう見ても自民党がやりたがっていた改革案に一番近いのは中国のです。当にありがとうございました。*1 http://d.hatena.ne.jp/hokusyu/20041013のときも思ったけれど、「諸外国では愛国教育は当たり前」だとか、「国旗国歌は当たり前」といった「神話」はどこから生まれるんだろう。 ちなみに、http://www.kyouikukaikaku.net/tokumoku.htmlのバイエルン州憲法の部分が バイエルン祖国及びドイツ国民への愛 となっているわけですが、原文*2ではbayerischen Heimat。Heimatの原義は「故郷」。ドイツ語で「祖

    過ぎ去ろうとしない過去 - 諸外国の教育基本法
    sarutora
    sarutora 2006/04/22
    >どう見ても自民党がやりたがっていた改革案に一番近いのは中国のです。本当にありがとうございました