先日のブログに書いたように、「チケット駆動開発」は日本で使われているけれど、海外では通じない言葉です。そして海外ではどう考えられているのか興味があったので社内ウィキに書きました。その後、別のエンジニア(オーストラリア)からこんな反応がありました。「"ticket" はサポートのコンテキストでよく使われ、"issue" がソフトウェア開発のコンテキストでよく使われるのではないだろうか。」 まあ、そんな気もする。「チケット駆動開発」(ticket driven development) という言葉になったのは、Trac が ticket という単位で管理しているからかな。JIRA だったら issue が代わりに使われたのかもしれない。それぐらいの感じでしょう。 言葉はどうであれ、日本だけでしか通じない言葉より、できれば世界的に通じる言葉を見つけたいんだけれど、「チケット駆動開発」の考え方を表
2010/09/13 Googleは既にMapReduceを使っていない Googleの新しい検索基盤「Caffeine」では、MapReduceを使っていないそうだ[register]。新しい検索基盤はGFS (Google File System) をオーバーホールしたGFS2を活用しており、分散データベースBigTableに直接インデクシングを行うデータベース駆動の方式に変わっている。この検索基盤を「Colossus」と呼んでいるそうだ。インデックスの作成時間を短縮することで(MapReduceによる処理が不要)、検索のリアルタイム性を増すのだろう。Microsoft、Facebook、Yahoo!がまだMapReduceのオープンソース版ともいえる「Hadoop」を使っていることを考えるとGoogleは先に進んでいる。この成果が「Google Instant」に繋がっているのだろう
ルーマン私訳一覧へ戻る Niklas Luhmann, Der neue Chef, Verwaltungsarchiv 53 (1962), S. 11-24 イントロ |第一節|第二節 |第三節 第一節 どんな社会的秩序であっても、その機能分析はつねに可能である。その秩序の安定性を問題とみなし、その秩序の構築と維持に貢献しているものが何であるのか、と問うだけでいい。では社会生活が安定性をもつのに必要なことは何か。それは、他人の行動が予測できるということだ。互いに、相手に対する行動期待がつねに充足されていて、その期待に対する疑問が湧いてこない。そういう条件が満たされていてはじめて、社会生活は安定する。ではさらに、そのために必要なことは何か。それは、その行動期待が、様々な点で一般化していることだ。つまり、多種多様な事例に適用できるように複雑に類型化されていること、反復可能であること、合意さ
オフショアと日本のシステム開発企業の生産性について。 価格勝負してもオフショアに勝てる訳もなく(その考えがそもそも違うのですが)、生活コストの高い国では生産性で勝負すべきではないかというお話。
Ubisoft パトリック・プルーレ氏(Patrick Plourde)によるセッションでは「アサシン クリードのゲームデザイン哲学」と称してグローバルスタジオにおけるプロジェクト進行が語られました。プルーレ氏は現在、最新作であるPS3/Xbox 360『アサシン クリード ブラザーフッド』の開発を担当されています。 Ubisoftでは、右脳、左脳型などプログラマー側、アーティスト、ライターなど両方の専門分野を組み合わせなければならない。ゲームデザイナーは論理側もつかさどらなければならないというロジック、ルールが存在するそうです。ゲームデザイナーの中では理論など、優先する人もおり、チェスのようなルールを作る人も好む人もいれば、クリエイティブな人もいるといったことが語られました。 『アサシン クリード』は2007年11月に発売、累計800万本を売上げ、レビューに関しては評価の高いものもあ
Yellow, an asset financier for solar energy and digital devices in Africa has raised $14 million series B funding in a round led by Convergence Partners with participation from the Energy Entrepreneur Fisker, the electric carmaker founded by the Danish auto designer Henrik Fisker, is gearing up to enter the Chinese market where competition is increasingly cut-throat, following in the footsteps of
前回と同じ書き出しで、恐縮である。唐突であるが、人間にとって経済上の「贅沢」とは何だろうか? もちろん、人によって定義は異なるとは思う。しかし、筆者は以下のように考えるのである。 「モノやサービスに短時間、短距離、かつ選択肢がある状況でアクセス(購入)できること」 要するに、製品やサービスを購入したいときに、即座に買える。しかも「選んで」買える。これこそが、真の意味での贅沢だと思っているわけだ。 2025年には、65歳以上人口が3470万人を突破する この種の贅沢を実現するために、最も適したライフスタイルとは何だろうか。日本人が「贅沢」と聞くと、風光明媚な田舎などで、お城のような自宅に住むことを思い浮かべるかも知れない。しかし、人口がまばらな地域において、先の「購入したいときに、即座に選んで買える」を実現することは、かなり難しい。 少なくとも、ある程度の人口が集中していなければ、「複数の店
英語では Making International Hits in Japan - The Foreign Developer's Perspective(国際的なヒット作を日本で開発する 〜海外開発者の視点から〜)と銘打たれたこのラウンドテーブルでは、コアスピーカーとしてスクウェア・エニックスの Fred T.Y. Hui さんとイニスの Robert Ota Dieterich さんのお二人を迎え、「ゲーム開発」、「日本」、「海外」をキーワードに熱い議論が繰り広げられました。 なお、本ラウンドテーブルは英語で行わました。このため以下の内容は編集部による翻訳であることをご了承ください。 CEDEC 2010 最後の時間枠のひとつであった本ラウンドテーブル。議題はすべて参加者が挙げる方式で、テーマが挙がるごとにプレゼンテーションに追記していくライブならではの進行でした。 最初に取り上
Webサイトを作る際に気にしたいのがHTMLやCSSなどが正しく記述されているかどうかです。いくつかのWebブラウザで表示をチェックするだけでなく、HTMLやCSSのタグや用法があっているかもチェックしてこそプロの仕事。 そうしたチェックにはValidator(バリデータ)がよく使われていました。W3Cの「Markup Validation Service」や「Another HTML-lint gateway」などが有名なところです。しかし、多くのバリデータはHTML、あるいはCSSなどに機能が絞られており、Webサイト全体のチェックには複数のバリデータを利用しなければなりませんでした。 W3Cから新しく登場したバリデータの「Unicorn - W3C 統合検証サービス」は、HTML/CSS/RSS/ATOMなどWebサイトの主要なマークアップをまとめてチェックしてくれる便利なサービスで
This page is used to test the proper operation of the HTTP server after it has been installed. If you can read this page it means that the HTTP server installed at this site is working properly. The fact that you are seeing this page indicates that the website you just visited is either experiencing problems or is undergoing routine maintenance. If you would like to let the administrators of this
Apacheの設定で Order deny,allowとか Satisfy anyとか、なんだか意味わからん人のために。僕はずっとわかってなかった。 基本 Apacheのアクセス制御には、 ホストによる制御 (Order,Allow,Deny) ユーザ認証による制御 (Auth*, Require) の2通りがある。 Satisfyは、2通りあるアクセス制御の両方を満たす必要があるかどうかを決定する。デフォルトはSatisfy all。Satisfy anyなら、どちらか片方満たせばよい。 Order http://httpd.apache.org/docs/2.2/mod/mod_authz_host.html#order Order deny,allowは、全てのホストからのアクセスを許可する。 Order allow,denyは、全てのホストからのアクセスを拒否する。 Order d
AKABANA 有川 榮一 2010/9/10 Adobe CS5の新しい中核を担うFlex 4のフレームワーク。ワークフローを初めRIA開発現場がどう変わるかを、Flash Builder 4やFlash Catalyst、Adobe AIR 2などの技術・ツール・フレームワークなどの機能を紹介しながら解説する連載(編集部) RIAとクラウドの連携は、何がメリットなのか? クラウド・コンピューティングを活用してサービス提供することが、最近増えてきています。理由として、サービス構築のツールの提供や、クラウドサービスの低価格化が影響しています。しかし、HTMLやテキストフォーマット通信で提供しているサービスでは、クライアント側からのアクセスが多くなると、転送量が多くなります。すると、レイテンシが増加し転送コストが大きくなるなどの問題が出てきます。 そこでクライアント側をRIAにすると、基本的
ロイター通信は、今年のクリスマス商戦にAppleとGoogleが音楽配信事業で衝突すると報じている。 それによると、GoogleはAppleのiTunesに対抗するような音楽配信ストア、購買した楽曲のストレージサービスをクリスマス商戦前に開始すべくレコード会社と交渉を続けているという。 まだ契約を結ぶまでにはいっていないようだが、あるレコード会社の幹部は次のように語ったという。 “Finally here’s an entity with the reach, resources and wherewithal to take on iTunes as a formidable competitor by tying it into search and Android mobile platform,” “What you’ll have is a very powerful playe
普段のプログラミングにgitを使用しているのだけど、実際の現場ではまだまだsvnが主流だったりする。svnを直接使ってもいいのだけど、やはりローカル上でコミットしたいとか、複数のコミットを1つにまとめたいとか、トピックブランチを切りたいとかあるのでそれはsvn単体だと厳しい。そんなわけでBetter SVNとしてのgit svnの紹介、と言うよりメモ。 リポジトリのクローン git svn clone repository_url これでsvnリポジトリをgitリポジトリとして取得できる。大きめのリポジトリだと結構時間がかかるのでのんびりと。svnリポジトリの構成がtrunk/branches/tagsという一般的な構成であればオプション-を付けるのがおすすめ。trunkをmaster、branches/tagsをremote branchとして扱うようになる。個別に指定する方法もあるので
最近携帯ソーシャルゲーム界隈が。「こうやったら儲かる!」という話を公演やらインタビューでしていて、目にする機会が多い。 これは正直、好きではない。以下のような意図ではないかと想像する。 1.資本家へのアピールや、製作会社への誘導。 こんなに上手く儲けますよ。儲かりますよ。 2.顧客はそんな公演聞かない。 客層とまったく違うから、こんな風に稼いでやがったんだ!と不快にならない。 3.真似した所で稼げない。 だって顧客の出入り口はもう押さえたもん。儲かるアプリどんどん作ってウチを儲けさせてね。 事実かどうかはさておきだ。 すくなくとも、公演や、インタビュー内容は「プレイヤーが聞いたら、ムカつく表現が多い」と思う。 儲けるのは悪い事じゃないし、儲ける為に知恵を絞るのは、当たり前だ。 しかし「儲けすぎ」には批判が上がる。 普通の「儲け」と「儲けすぎ」の違いは何か。 まったくの私見を述べて置く。 「
松山市の鮮魚卸会社「ヤマカ」(屋号:ヤマカ水産)が、8月に 自己破産を申請し倒産したことを各WEBメディアが報じている。 同社は、2000年ごろからネット販売を強化し、「伊勢エビのワールドシー ヤマカ」として販路を拡大。 2006年にEC事業を「株式会社ワールドシー」として分社化し、 200種類以上の海産物を取り扱う日本最大級の海産ECとして運営をつづけていた。 2008年には楽天市場のショップオブザイヤーの食品ジャンル大賞を受賞し、 同年の楽天の夏のグルメ甲子園でも優勝、 それ以外でも「ワールド ビジネス サテライト」や各雑誌・テレビにも取材をされており注目を集めていた。 しかし、低価格戦略が利益を圧迫し、景気後退側面から売上も下がり、 株式会社ヤマカ、株式会社ワールドシー、株式会社海人丸水産の3社が自己破産を申請。 負債額は3社合計で12億円ほどと各メディアが報じている。 現在楽天サイ
長年使ってきたファイルサーバ兼メールサーバ兼Webサーバ兼実験サーバのHDDがヘタってきたので HDD交換とサーバOSの変更をしました。 そのついでに、これまでは、FreeBSD だったサーバを Ubuntu 18.04 に変更。 AW...
しかし残念ながら話はそこでは終わりません。つまり、われわれの「本の黄金時代」はたんにピカピカ光り輝いていただけでなかった。じつはその背後に、暗い、ちょっと情けないみたいな一面をも併せもっていたということです。 印刷は「同一コピーの多数同時生産」のための技術である。この新しい技術にささえられて出版は産業になり、本は商品になった。もういちどいうと、それが「書物史」運動のまず最初にあった認識です。そしてこの傾向は産業革命によって加速され、二十世紀にはいって、商品としての本の大量生産、大量宣伝、大量販売方式を確立する。おかげで本の定価が下がり、王侯貴族や官僚や僧侶や大商人ではない一介のサラリーマンまでが、じぶんの家に小さな図書館をもてるようになった。たしかにそれはすばらしいことだったんです。 でも、あえてわかりきったことをいいますが、産業化を前へ前へと推しすすめたエンジンは利潤の追求ですよね。いっ
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