NHKがニュース番組「これでわかった!世界のいま」などで発信した米国の抗議デモに関する解説について、日米の米国研究者が12日、「看過できない内容が含まれている」として、問題認識や経緯、再発防止策を明らかにするよう求める要望書をNHKに送付した。【國枝すみれ/統合デジタル取材センター】 要望書は全5ページ。坂下史子・立命館大教授や藤永康政・日本女子大教授ら日米の大学に所属する研究者13人が呼びかけ人となり、NHKの会長、国際部部長、報道局長宛てに送付した。今後、日米で賛同者を募るという。 要望書が問題としたのは、白人警官による黒人男性暴行死事件への米国の抗議デモについてNHKが解説した6月7日の放送内容と、公式ツイッターの発信内容。番組は、デモの背景を解説するアニメ動画を放映し、ツイッターにも同じ動画を投稿していた。 要望書はこの動画について、黒人が「過度に筋肉質な外見で、乱暴で粗野な言葉づ
NHKのニュース番組「これでわかった!世界のいま」の公式ツイッターアカウントが、米国の抗議デモについて「背景には黒人と白人の貧富の格差がある」としたアニメ動画を投稿し、その説明や黒人の描き方について「差別を助長している」と批判が集まっている。NHKは9日、動画の掲載を取りやめ、おわびの文書を投稿し、同日夜のニュースでも謝罪した。なぜ、動画は「炎上」したのか。【藤沢美由紀、和田浩明/統合デジタル取材センター】 タンクトップ姿の黒人男性が訴え 背景にも黒い肌の人ばかり 問題が指摘されているのは、毎週日曜放送の国際ニュースを解説する番組。白人警官による黒人男性暴行死事件を受けて起きた米国での抗議デモを取り上げた7日、番組のキャラクターが「アメリカの白人と黒人の格差について」説明するとした約1分20秒のアニメ動画を番組内で放映し、公式ツイッターにも投稿した。 動画では、白いタンクトップ姿で筋肉質の
NHK『これでわかった!世界のいま』(2020 年 6 月 7 日放送回)の番組内容と SNS での投稿に関する要望書 *以下、末尾に署名のアメリカ研究者13名が、6月12日にNHKに送付した要望書となります。英語版→https://note.com/smimaki/n/n92560d936166 私たちは、日本およびアメリカ合衆国その他で、アメリカ研究に従事する研究者として、 日本放送協会(NHK)が 2020 年 6 月7 日に放送した国際ニュース番組『これでわかった! 世界のいま』(以下、『世界のいま』)の放送内容および Twitter における番組内容の発信において、看過できない内容が含まれていることに対し、抗議の意を表明し、番組の問題点についての NHK の認識の公表、問題が発生した経緯の解明および今後の再発防止を求めます。 6月7日に放送された『世界のいま』では、「拡大する抗議
米国の抗議デモをめぐり、NHKのニュース番組「これでわかった!世界のいま」が発信したアニメ動画や番組内容が、黒人に対するゆがんだ固定観念(ステレオタイプ)を助長すると批判が集まった。かつては顔を黒く塗った芸能人が差別的だと批判されたこともある。日本人が失敗を繰りかえさないため、知っておくべきことは何なのか。NHKに対して今回の問題の経緯や再発防止策を明らかにするよう要望書を送った米国研究者3人に、話を聞いた。初回は、黒人の歴史を専門とする坂下史子・立命館大学教授(48)。米国の400年の歴史から、問題の根底に「制度化された差別」の存在を指摘する。【國枝すみれ/統合デジタル取材センター】 問題なのは、奴隷制の時代から続く、黒人を社会の底辺に置く構造 ――坂下教授ら13人の研究者が呼びかけ人となり、NHKに要望書を送り、厳しく抗議しました。何が最もまずかった点ですか? ◆13人でアニメ動画だけ
NHKが謝罪、動画削除 抗議デモ解説に米大使「侮辱的」 2020年06月09日20時13分 NHKは9日、国際ニュース番組「これでわかった!世界のいま」で、米国で広がる人種差別抗議デモを解説する際に使用したアニメーションについて、配慮が欠けていたとして、番組ホームページとツイッターで謝罪し、掲載していた動画を削除した。ヤング駐日米臨時代理大使が「侮辱的で無神経」とツイッターで投稿していた。 三重テレビの男性アナ逮捕 住居侵入容疑―三重県警 問題となったのは、7日に放送し公式ツイッターに投稿した約1分20秒間のCGアニメ。燃える車など過激なデモを背景に筋骨隆々の黒人男性が問題の背景について、黒人と白人の貧富の差があると強調した。しかし、黒人男性が白人警察官に押さえ付けられ死亡した事件が抗議デモの発端となったとの説明がなく、「差別を助長する」「問題の実態を正確に表していない」などの批判が相次い
6月7日に放送されたNHKの番組『これでわかった!世界のいま』(以下、『世界のいま』)のうち、「拡大する抗議デモ アメリカでいま何が」と題された26分間ほどの特集の内容と関連投稿に国内外から大きな批判が寄せられ、NHKは放送2日後に「お詫び」を発表して、見逃し配信を停止し動画を削除、14日の放送の冒頭では約4分間にわたって謝罪を述べる、という騒ぎがあった。いったい何が問題だったのか。 『世界のいま』が描く抗議運動 世界各地から大きな非難を浴びたのはまず、番組内で使われた後にSNSで配信された、1分20秒のアニメーション動画だ。放送された番組の視聴者よりもTwitterでこの動画を見た人のほうががはるかに多いと思われるので、そこに批判が集まるのも当然だ。しかし、問題の核心は動画だけではなく、特集全体の報道と解説のありかたにある。 この特集は、出所不明の爆発音のなか人々が走り回る実写映像で始ま
田崎史郎、岩田明子の“安倍目線”がすごい! トランプが“参院選後の関税引き下げ”暴露しても「狙い通り」「先送り成功」 ゴルフに枡席での大相撲観戦と、安倍首相による“過剰接待”が繰り広げられているトランプ大統領の来日。この異常なおもてなしに対し、23日付け記事でも〈安倍首相ほどトランプ大統領に媚びへつらうことに心血を注いできた指導者はおそらく世界中を探してもいないだろう〉と評した米ワシントン・ポストは〈トランプ大統領は日本での最初の1日を観光客として過ごした〉と伝え、米ニューヨーク・タイムズは〈安倍首相のほほ笑み外交の一環〉と報道した。 だが、この米メディアの冷ややかな報じ方と対照的なのが、日本のメディアだ。たとえば、昨日放送されたNHKの『これでわかった!世界のいま』では、大相撲観戦を終えて六本木の高級炉端焼き店に移動する様子を中継で報道し、「工夫が凝らされたおもてなし」「安倍首相はトラン
ロスアンジェルス郡ハモサ・ビーチ市でジョージ・フロイドさんの死に抗議し、拳を突き上げる人びと(2020年6月2日) 出典:Photo/Getty Images 米ミネソタ州ミネアポリス市で、黒人男性が警察官に拘束された際に亡くなった事件を受けて、米国各地に広まった人種差別に対する大規模な抗議活動。なぜ黒人に対する暴力が繰り返されるのか、そして人種差別の問題について日本に暮らす我々にはどのような態度が求められるのか。米国現代史が専門の土屋和代准教授(東大総合文化研究科)による論考だ。(寄稿) 「警察ではなくケアを」 アメリカ史上最大規模と呼ばれる、今日のブラック・ライヴズ・マター(BLM)運動。BLMを突き動かすのは、度重なる警察や自警団の暴力によって、黒人の命が奪われ続けてきたことへの怒りである。2012年2月26日、フロリダ州サンフォードでコンビニエンス・ストアから帰る途中に自警団員によ
カメキチの目 えっ、日本が「下流社会」!? たしか日本は「中流」のはずだったのでは なかったか。 いつごろから「下流」という言葉が使われるように なったのだろう? (正確には「下流」になったわけではなく、生活「格差」が広がっただけのこと と思うのですが…) ーーーーーーーーーー この言葉自体は珍しいものではないけれど、それを 現代日本の世を読み解くためのキーワードまで高め、 広めた『下流社会』という本の、初めの少しだけを 読んだ。 (著者は三浦展さん。新書なので読みやすいのですが、アンケート調査などの 数表が多く、頭がクラクラしてきたし、暗い話なので最初の少しくらいでやめた) でも最初の少しだけで、現代の日本人のおおよその 生活実態が階層ごとに具体的に述べられており、 さぞかし高いのだろうなぁと思われるホテルに泊まり グルメを食するという、こっちには無縁のテレビや 本などでしか見聞しない世
featured 【特集 Black Lives Matter Vol.1】BLMとは何か | その背景とアメリカの400年にわたる制度的人種差別の歴史 ラッパーとしても過去に活動していたジョージ・フロイドさんがミネアポリスで警察官に殺害された痛ましい事件の後、Black Lives Matterを訴えるこれまでにない規模の抗議活動が全米を揺るがしている。そしてその熱はヨーロッパをはじめここ日本にも伝わり、音楽やファッションシーンなども含めBlack Lives Matterの問題にそれぞれの立場から姿勢を表明している。 FNMNLでも先日Black Lives Matterについてのステートメントを発表。本日から音楽、ファッション、映画などカルチャーの側面からBlack Lives Matterを知るための特集がスタートする。まず第一回目はNY在住のライターでブラックカルチャー/マイノリ
NHKの国際ニュース番組「これでわかった!世界のいま」の公式Twitterに掲載された動画が物議を醸している。 「アメリカで黒人が今置かれている状況」について解説するアニメ動画で、警官による黒人男性暴行死事件への抗議デモの原因は「白人と黒人間の格差」にあるというもの。だが、その内容と実態がかけ離れたものであったため多数の批判を招き、NHKは6月9日に動画を削除、謝罪することになった。 このニュースは、早速アメリカでも報道されてしまった。報道の多くは、NHKはすでにこの動画を削除したと述べているが、コメント欄に「まだYouTubeで見られますよ」との投稿があったため、探してみると、そのとおり、まだアップされている。実際見てみると、とんでもない内容だった。すべてにおいてダメだらけで、何から指摘していいか混乱するほどである。 「問題の動画」はどういう内容だったか 第1にダメなのは、これが世界のニ
「首を押さえつけられ、死に至った黒人男性を、自分の息子、父親、もしくは兄弟と重ねて見ることができないのであれば、なぜBlack Lives Matterが起きているのか説明する動画は作るべきではありません」 NHKのニュース番組「これでわかった!世界のいま」が公式Twitterアカウントに投稿したアニメーション動画について、アフリカ系アメリカ人の作家バイエ・マクニールさん(@BayeMcneil)はそう語る。 動画をめぐっては、黒人を差別的に描き、アメリカの人種差別に触れずに抗議デモの背景を説明しているとして、批判が殺到した。 同局は「配慮が欠け、不快な思いをされた方にお詫びいたします」と謝罪したが、マクニールさんは、「ただ謝罪をしただけで、問題の本質には向き合っていないと感じた」と指摘する。動画が浮き彫りにした問題とは何なのか。
記事:明石書店 ロビン・ディアンジェロ著、貴堂嘉之監訳、上田勢子訳『ホワイト・フラジリティ 私たちはなぜレイシズムに向き合えないのか?』(明石書店) 書籍情報はこちら White Fragility(白人の心の脆さ)とは何か 2020年5月、ミネソタ州ミネアポリスでジョージ・フロイドさんが白人警官により殺害された事件が引き金となって、米国ではブラック・ライブズ・マター(BLM、黒人の命は大切)運動に再び火がついた。黒人だけでなくアジア系、ヒスパニック、そして白人の若者らが加わり、BLM運動は、地域や人種、世代を超えた大規模な反人種差別運動へと発展した。この運動の興隆と同時期に、レイシズムへの処方箋を示す指南役として一躍、時の人となったのが著者のディアンジェロであった。全米で怒りの抗議活動が展開される中、本書は大ベストセラーとなり、著者はメディアで引っ張りだこになった。また、彼女のもとには、
NHKの国際ニュース番組「これでわかった!世界のいま」が、アメリカでの「黒人の怒りが噴き出していること」について「背景には黒人と白人の貧富の格差がある」などとし、批判を浴びている。 動画での黒人の描かれ方にも疑問の声が上がっていて、ニューヨーク在住のジャーナリスト・津山恵子さんは「なぜ普通の人物としての扱いができないのか」と話している。 フロイドさんの死には触れず批判を浴びているのは、NHKが毎週日曜日に放送している番組「これでわかった!世界のいま」の公式Twitterが6月7日に投稿した内容。番組のキャラクターが「白人と黒人の格差について説明する」というもので、「#抗議デモ」というハッシュタグがつけられている。 白いタンクトップを身につけた筋肉質の黒人男性が、およそ1分20秒にわたって「俺たち黒人と白人の貧富の格差があるんだ」などと話している。 さらに動画では、白人の平均資産が黒人の7倍
米Wizards of the Coast社は、トレーディングカードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング」において、人種差別を想起させる可能性があることを考慮し、「Invoke Prejudice」などいくつかのカード画像をデータベースから削除したと発表しました。 「Invoke Prejudice」(画像はマジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイトのキャッシュより) 発表によると、画像削除の対象となったカードは「Invoke Prejudice」「Cleanse」「Stone-Throwing Devils」「プラデッシュの漂泊民/Pradesh Gypsies」「Jihad」「Imprison」「十字軍/Crusade」です。イラストによる描写や文言から人種差別を想起させてしまうとして、カードの画像は「存在が許されるものではありません」という声明文に置き換えられました。 「人種差別
本日午後には、ニュースとして他のメディアも扱うだろう。 https://twitter.com/nhk_sekaima アメリカの白人と黒人の格差について、オレが説明しヨーソロー。#アメリカ #抗議デモ #世界のいま #せかいま #国際ニュース #アニメ 🌏 pic.twitter.com/zgPmtEpa9P— 世界のいま Mr.シップ (@nhk_sekaima) June 7, 2020 もろもろのリプ参照 そして・・・・・・・・・・ 米国の複雑な人種問題に焦点をあてようとする @NHK の意図は理解していますが、この動画ではもっと多くの考察と注意が払われるべきでした。使われたアニメは侮辱的で無神経です。 https://t.co/y3s4pSAenz— ジョセフ・M・ヤング 駐日米国臨時代理大使 (@USAmbJapan) June 9, 2020 あ!!!いま消えた!!!(おそ
人種差別を批判したツイッターの発言が日本国内で炎上しているプロテニスの大坂なおみ選手が、「人種差別はどの国にもある、日本はけっして人種差別の国でない」と英語でツイートした。折しもNHKの番組が黒人への偏見に満ちているとして海外から非難されるなど、ともすると「日本は人種差別の国」とのレッテルを張られかねない状況だけに、知名度抜群の大坂選手のつぶやきは、母国への強力な援護射撃となる可能性もある。 「沈黙は何の解決にもならない」米ミネソタ州ミネアポリス市で起きた白人警官による黒人男性の暴行死事件の直後から、SNSで積極的に事件について発言してきた大坂選手は、大阪市内で開催予定の人種差別反対デモへの参加を、ツイッターを使い日本語で呼びかけた。ところが、これが大坂選手本人に対する差別的な内容も含んだ非難の嵐を呼び、米ワシントン・ポスト紙はその様子を大きく報じた。 その後、大坂選手はロイター通信の取材
NHK「世界のいま」がネット上でUPした黒人侮蔑動画がアメリカ政府に抗議され削除されました。 アメリカ政府に抗議され削除 NHK「世界のいま」における黒人差別問題に関する動画の問題点 1:黒人が暴動を是としている前提の動画 2:「背景にある問題」は雇用や貧富の格差? 3:描かれている黒人が侮辱的 まとめ:NHK「世界のいま」動画は中国共産党の工作? アメリカ政府に抗議され削除 ツイッターに掲載した動画について、多くのご批判・ご意見をいただいており、動画の掲載を取りやめました。 掲載にあたっての配慮が欠け、不快な思いをされた方にお詫びいたします。 詳しくはこちらをご覧ください。https://t.co/UbPffgpH0Z — 世界のいま Mr.シップ (@nhk_sekaima) 2020年6月9日 米国の複雑な人種問題に焦点をあてようとする @NHK の意図は理解していますが、この動画で
今、中国ロシアに代表される権威主義と呼ばれる勢力と、西側と呼ばれる民主主義勢力とのあつれきが顕在化しています 我々は、ロシアがウクライナに侵攻するという、21世紀の出来事とは信じがたい光景を目の当たりにしています 戦争の先行きは見通せません 中国に対する懸念も高まっています 香港の民主化運動家の弾圧など、やりたい放題にも見える中国共産党の所業に、嫌悪感を持つ人も多いでしょう そして、中国が香港の次に触手を伸ばすのは、間違いなく台湾と言われています 中国をめぐるパワーバランスといっても、さまざまな側面からとらえることができるでしょうが、 今回は自分の考えを整理する意味もあって、自分なりの切り口で書いてみます 今回は、南シナ海、特にスカボロー礁と呼ばれる海域の周辺である東南アジアの目線からアプローチしてみます 長くなるので3回に分けて記事にします 今日は、1回目です フィリピンという国の、人々
NHKの国際情報番組「これでわかった!世界のいま」が、米国のデモを伝える7日の放送で流したCGアニメーション動画が「黒人への差別と偏見を助長する」と批判を浴びた問題で、NHKは14日の同番組で一連の経緯を説明し、改めて謝罪した。 14日の放送では冒頭、番組責任者の田端祐一国際部長が「国内外で差別や偏見に苦しむ人たちを傷つけ、多くの方に不快な思いをさせてしまったことを深く反省し、心からおわびいたします」と頭を下げ、約3分半にわたり経緯などを説明した。 批判を浴びたアニメについて、「黒人の屈強な男性などが経済への不満から暴れているかのように描かれ、黒人に対する誤った印象を与えるものでした。また、放送当時、デモは平和的なものがほとんどで、さまざまな人種の人たちが参加していましたが、アニメはこうした状況を反映していませんでした」と説明。 経済格差のデータを分かりやすく伝えようと編集責任者やデスクが
古森義久(ジャーナリスト・麗澤大学特別教授) 「古森義久の内外透視 」 【まとめ】 ・NHKの番組が天安門事件をカリカチュア化して放送。 ・番組で惨劇への鎮魂や追悼の姿勢一切見られず。 ・民主主義や人道主義に基づく非難や糾弾も感じさせず。 【注:この記事には複数の写真が含まれています。サイトによっては全て見ることができません。その場合はJapan In-depthのサイトhttps://japan-indepth.jp/?p=46114でお読み下さい。】 日本の各メディアでは天安門事件30周年の回顧報道が盛んである。1989年6月4日、北京中央の天安門広場で起きた中国人多数への大弾圧、そして大規模な殺戮は世界を揺るがせ、当事者の中国共産党政権はその全面的な隠蔽をいまも続けるのだから、その検証の報道が必要なことは自明だろう。 この大事件は民主主義の弾圧であると同時に多数の人間が命を奪われた痛
ラッパーとして活躍し、着ぐるみ制作など多分野で芸術家としても活動するなみちえ。世界で巻き起こる「Black Lives Matter」(BLM)について考える。 本質を見失った日本の「表現」 BLMは本来は正当な人権運動であって、欧米だけではなく、全人類に共通する問題です。当たり前のことではありますが、間違っていることに対して「間違っている」とちゃんと声を上げるべき時期がようやく来たんだなと思っています。でも、どうやら日本には介入しづらい問題だと感じる人も多いみたいですね。中には今の動きをただの流行だと勘違いしている人もいて。ある意味、ホントに平和ですよね。 私が気になったのはBLMのムーブメントを同調圧力と感じて勘違いしている人が多々いたこと。 実際に勘違いした状態で「同調圧力が嫌」と発信してしまうことでそれが新しい同調圧力を生むこと、今のムーブメントを止めてしまう可能性があるということ
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