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角川文庫 ライトノベルの検索結果1 - 40 件 / 90件

  • 民俗学っぽいマンガとは何か ——民俗学者が出てくるマンガまとめ - 猫は太陽の夢を見るか:番外地

    しかし、世間では「妖怪は民俗学が扱うものだ」と考えるのがどうも一般的な捉え方のようです。翻って、「民俗学は妖怪を研究する学問だ」と考えている人までいるようです。 これは、明らかな誤解というよりありません。 (京極夏彦『文庫版 妖怪の理 妖怪の檻』角川文庫、角川書店、2011年、32頁) 「独断と偏見で選ぶ〝民俗学っぽいマンガ〟」を選ぶために このように思ったことはないだろうか。 「ホラーとかオカルト系のマンガって、たいてい民俗学者っぽいキャラが出てくるよね」 わかる。 でもじゃあ、実際、民俗学者が出てくるマンガってどんなものがあって、それってどれくらいあるのだろうか? そもそも、ホラーとかオカルトとか伝奇とか妖怪とかのマンガには、どうしてよく民俗学者が出てくるのだろうか? しかし、その問いに答えることは、実は容易ではない。 なぜか。 たとえば、考古学には、櫻井準也『考古学とポピュラー・カル

      民俗学っぽいマンガとは何か ——民俗学者が出てくるマンガまとめ - 猫は太陽の夢を見るか:番外地
    • ここ10年で「滅茶苦茶面白いな!」って自分が感じたコンテンツを思い出してみる。1【追記したよ】

      最近ドクターストーンというアニメの録画を見て年甲斐も無く「滅茶苦茶面白いなこれ!」って思って感動した。 人生って嫌な事も多くて、正直先も真っ暗で最終的に悲惨な結末を迎えるかもしれないな…って暗い想像をする事もよくあるんだけど そういう時ベタだけど「うわめっちゃおもしれえなこれ!」ってコンテンツに出会えたらそれが一瞬でも生き甲斐になれる事がある気がする なのでここ10年という最近に「これに触れる事が俺の生き甲斐なんだ!」ってくらいハマった物を少しずつ思い出して一度書き出してみたくなった 思い出せない物も沢山あるだろうけど、それでもその時その一瞬でも楽しめたのならきっと幸せな事だったんだと思う。ハマった年も覚えているなら書く事にする。 クロスアンジュ 天使と竜の輪舞(2014年)生まれて初めて最後まで追った深夜アニメ。このアニメを録画するためにブルーレイレコーダーを購入した。 機動戦士ガンダム

        ここ10年で「滅茶苦茶面白いな!」って自分が感じたコンテンツを思い出してみる。1【追記したよ】
      • SF小説の表紙はなぜキャラ絵ばかりなのか問題について

        論争の概要 ・あるSF編集者が自分の担当したアンソロジー本(『日本SFの臨界点』と『2010年代SF傑作選』)の表紙を掲載し、そのツイートが広くバズった。 ・それを見てある読者が twitter で以下のような発言を行い、反響を呼んだ。 「なんでSF小説とかアンソロの表紙って漫画・アニメ絵の女の子ばっかなの?恥ずかしくて持ち歩けないんだけど。自らターゲット狭めてマーケット小さくしてる気がする。(中略)誰も彼も「売れるから」で思考停止している気がしてならない。」 それに対して当該編集者がfusseterで以下のような反論を行った。 ・「女の子」に関して ・イラストレーターには『性別を指定しない抽象的なキャラクター像』で発注したもので、『女の子』ではない, ・キャラクター的であることそのものに対する違和感にしても、少なくとも現場ではそういうものにしようという意向ではなかった。 ・「恥ずかしい」

          SF小説の表紙はなぜキャラ絵ばかりなのか問題について
        • 外国人が帰化すると自由に姓を選べる→存在しないはずだった「あの苗字」の実在が確認されました「いいなぁ〜!」

          リンク Wikipedia 涼宮ハルヒシリーズ 涼宮ハルヒシリーズ(すずみやハルヒシリーズ)は、『涼宮ハルヒの憂鬱』(すずみやハルヒのゆううつ)をはじめとしたライトノベルシリーズ。作者は谷川流、イラストはいとうのいぢ。角川スニーカー文庫(角川書店)より2003年6月から刊行されている。2019年1月からは角川文庫からも刊行されている。 第8回スニーカー大賞<大賞>作品。『このライトノベルがすごい!』2005年版で作品部門第1位。 エキセントリックな女子高校生・涼宮ハルヒが設立した学校非公式クラブSOS団のメンバーを中心に展開する、「ビミョーに非日常系 66 users 53

            外国人が帰化すると自由に姓を選べる→存在しないはずだった「あの苗字」の実在が確認されました「いいなぁ〜!」
          • <秋の読書推進月間>川上未映子「読書は覚悟のいるもの」

            出版業界が一丸となって読書の秋を盛り上げる、読書推進キャンペーン「本との新しい出会い、はじまる。 BOOK MEETS NEXT 2023」が、2023年10月27日から全国の書店でいっせいにスタートした。それに先立って10月17日にオープニングイベントが開かれ、会場の紀伊國屋ホール(東京・新宿)は本好きの老若男女で埋め尽くされた。今回は、国語の教科書を2日で読破するほど子どもの頃から本が好きという芥川賞作家の川上未映子さんのトーク「言葉で世界とつながること」を紹介する。 「秋の読書推進月間」オープニングイベント(紀伊國屋ホール)の壇上に立った「秋の読書推進月間」運営委員会委員長の高井昌史氏(紀伊國屋書店会長兼社長)、神永学さん(ミステリー作家)、川上未映子さん(芥川賞作家)、渡辺祐真さん(書評家)(写真左から順) 出版業界が一丸となって読書の秋を盛り上げる、読書推進キャンペーン「本との新

              <秋の読書推進月間>川上未映子「読書は覚悟のいるもの」
            • 今までの人生で脳汁がでるほど嵌ったコンテンツ125 +α本 - orangestarの雑記

              最近、頭おかしくなることがない。 www.karzusp.net かーずさんが、いつの間にか製麺業を引退していた。いろいろ理由はあったのだろうけれども、大きなきっかけは『『ゼルダの伝説BoW』をプレイできました。これがもう、快楽物質ドバドバ出て昇天し』かけたかららしい。 脳汁どばどば。 そういえば、最近、そういう体験をしていない。『うえええぇええええっぇえっ!おもしっれええぇええ!脳汁でるぅううううう!じぬううぅううう!』してない。もう数年もしていない。歳をとると、感性も摩耗して、すげーすげーしづらくなる。少なくとも自分はそうで。だから、脳汁びゃーできる人が羨ましい、自分が悲しい。嫁はゴリゴリと脳汁出して、今は若俳にはまっているけれども。あれは別の生き物だから……。 最近、ミドルエイジを迎えた周りのブロガー諸子が人生を振り返っている。これからの人生と今までの人生。 自分は、振り返るにも色々

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              • (完全版)「ラノベっぽさ」に対する恐るべき鈍感さ 〜とある〝本格ファンタジー〟なろう小説を例に〜 - 本格はてなブログ

                (08/02追記) 「本格ファンタジー」なろう小説との遭遇 エルフ・「よりどりみどりですなぁ~!」・オブシダンソード 「本格ファンタジー」……?? 「ラノベっぽさ」に鈍感な原因 お願い (06/08追記) (08/02追記) 当該作品ページにリンク張るか最後まで迷ったけど、結局見送りました。 リンク張るべきという声があれば張るので、リプライなりコメントなりマシュマロなりでお願いします。— 佐藤葵 (@srpglove) June 7, 2020 貼りなされ。 むしろここまで書いて貼らないでどうすると言いたい! さもなければ毎日拡散しますよ?— 堅洲(カダス)@ゲームと小説 (@kadas_blue) June 8, 2020 >貼りなされ。 ブックマークで、どの作品の話をしてるか書いてほしいというコメントがあったので、ブログに追記でそちらの作品へのリンクを貼っておきましたが、それとは別の話

                  (完全版)「ラノベっぽさ」に対する恐るべき鈍感さ 〜とある〝本格ファンタジー〟なろう小説を例に〜 - 本格はてなブログ
                • アニメもマンガもリプレイも! 伝説の名作『ロードス島戦記』の思い出を語ろう。 - Something Orange

                  今日も今日とてTwitterを見ていたら(何、X? 知らないな)、なぜか水野良の『ロードス島戦記』がトレンド入りしていました。どうやらブックウォーカーでセールをやっているおかげらしい。 あるいはこのツイートが原因なのかもしれないけれど、よくわからない。 このキャラの名前と、登場するアニメの名前を知っている方いるかなぁ。 pic.twitter.com/eQTGYdLa1G — 賢龍帝 (@koutei007) 2023年8月2日 いまとなってはファンタジー小説の古典というか、「過去の名作」の位置づけで、あらたに読もうという人もそれほど多くはないと思うけれど、ぼくにとっては青春の一作です。 ぼくがこのシリーズを追いかけていたのはじつに30年以上前、小学生(!)の頃ですが、いまでもパーン、ディードリット、ギム、エト、スレイン、ウッド・チャックらのことは良く記憶していますね。 まあ、それだけ印象

                    アニメもマンガもリプレイも! 伝説の名作『ロードス島戦記』の思い出を語ろう。 - Something Orange
                  • ラノベとSF、100タイトル挙げてジャンル小説について考えてみた件|慶應SF研究会

                    執筆:古泉函数 はじめに みなさんは、以下のような2ちゃんねるのコピペをご存じでしょうか。 まあ拙者の場合ハルヒ好きとは言っても、 いわゆるラノベとしてのハルヒでなく メタSF作品として見ているちょっと変わり者ですのでwww ダン・シモンズの影響がですねwwww ドプフォwwwついマニアックな知識が出てしまいましたwww いや失敬失敬www ……ブラウザバックするのは、もう少し待っていただきたい。いにしえの2ちゃんのコピペは決して、決して私がマニアックなネット知識でイキるために引用したわけではないのです。私はそんなキモい人間ではありません。ほんとうです……ほんとうです! では、こんなネットの遺物を持ち出してきて、私は何がしたいのか。ここにご注目。 「ラノベとしてのハルヒでなくメタSF作品として見ているちょっと変わり者」 はたしてこの、ラノベをある種のSFと見なす見方は変わり者なのでしょうか

                      ラノベとSF、100タイトル挙げてジャンル小説について考えてみた件|慶應SF研究会
                    • 平成ライトノベル史――#ライトノベルオールタイムベスト のための走り書き|羽海野渉

                      ※この原稿は、2018年末~2019年初頭に羽海野渉が書き、その後『#ライトノベルオールタイムベスト』の選考における指針となった論考である。なお、『PRANK! Vol.4』に掲載された原稿は本稿の草案であり、似ている部分があることをここに記しておきたい。また、2021年現在、少し異なる部分があることを注記しておく。 ですので、過去に書かれた原稿であることを考慮したうえで、『#ライトノベルオールタイムベスト』と合わせて読んでください(今ならもっと違う感じに書きます)。そっちがメインです。 ◆はじめに ライトノベルという単語をご存じだろうか。もしあなたがご存じないとしても、書店などの片隅でアニメや漫画に近いイラストが表紙に装丁された書籍を見たことがあるかもしれない。ライトノベルとは戦前の少年小説や戦後まもなくのジュブナイル小説などを祖として、アニメや漫画などのコンテンツと密接な関係を保ちつつ

                        平成ライトノベル史――#ライトノベルオールタイムベスト のための走り書き|羽海野渉
                      • 人生で影響を受けた本100冊。英語(77) - Qiita

                        はじめに 下記には、typewriterまたはcomputerのkeyboardで全文写経した本は数冊(すべて英語)あります。 輪講で全部読んだ本、日本語と英語でも読んだ本などもそれぞれ10冊以上あります。 100回以上読んだ本が10冊以上あるような気がします。 影響を受けた本というよりは、愛読書かもしれません。 引用は、 https://bookmeter.com/users/121023 https://booklog.jp/users/kaizen https://www.amazon.co.jp/gp/profile/amzn1.account.AEZYBP27E36GZCMSST2PPBAVS3LQ/ref=cm_cr_dp_d_gw_tr に掲載している自分で書いたreviewです。 最初にあるところに記録し、それからamazonに転載し、10,000冊になった頃にNo.1 R

                          人生で影響を受けた本100冊。英語(77) - Qiita
                        • もうラノベのこと「キャラクター小説」って言うのやめない? - WINDBIRD::ライトノベルブログ

                          はじめに 「キャラクター小説」。ライトノベルを説明するときによく使われる言葉ですが、例によって定義は曖昧です。そこで「キャラクター小説」の初期の定義を確認し、そこからどのように用法が派生していったかを探り、そして「もう使わんほうがいいんじゃね?」という結論に持っていく、というのがこの記事の主旨となります。 そもそも「キャラクター小説」という言葉がよく知られるようになったのは大塚英志『キャラクター小説の作り方』からだと思うので、そこでの「キャラクター小説」の説明を最初に引用します。 ただし、大前提として『キャラクター小説の作り方』が刊行されたのは2003年(というか2000年からザ・スニーカーで連載されたコラムをまとめたもの)であり、『ハルヒ』ブームなどを経てライトノベルが急拡大していく直前、まだ「ライトノベル」が未成熟でどのように発展していくかわからない、「ライトノベル」という呼称すら十分

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                          • 萌え要素ってなんですか?──ラノベ文学としての『とらドラ!』|suzumya

                            こんばんは~ ここ一ヶ月くらい『とらドラ!』を何回も観たり読んだりしているのですが、『とらドラ!』、実に面白い!(湯川学) しかしあまりにも面白すぎるのでちょっと怖くなってきた。面白いだけでもありがたいのに、萌えもあるとか贅沢すぎる。贅沢すぎて誰かに怒られちゃうんじゃないか? そこで、この記事では『とらドラ!』においてあまりにも調和しすぎている「深み」と「萌え」の二側面について、色々と適当言いながら分析していこうと思います。よろしくお願いします。 【注意事項】 ・若干本編のネタバレあり。原作、アニメを知らなくても十分読めるようになっていますが、一度アニメだけでも通しで見ておくとより楽しめるかもしれません。というか是非見てほしい。最悪この記事は見なくてもいいので『とらドラ!』は見てください。Primeとかdアニとかにあると思います。全25話。 ・便宜上これより後の文章は常体(~だ、~である)

                              萌え要素ってなんですか?──ラノベ文学としての『とらドラ!』|suzumya
                            • ライトノベルおよび隣接ジャンルにおける<br/>表紙イラストレーションについて(前編) - メディア芸術カレントコンテンツ

                              メディア芸術領域の現状をより深く、広く伝えるため愛称を「MACC」とし、総合的な広報用ウェブサイト「メディア芸術カレントコンテンツ(MACC)」として令和5年2月13日リニューアルオープンしました。 (https://macc.bunka.go.jp/) 当サイトは、これまでの記事をアーカイブとして掲載しています。 「ライトノベル」というジャンルはここ20年でますます拡大しているが、その特徴として欠かせないもののひとつがイラストレーションではないだろうか。そんなライトノベルの表紙イラストレーションの系譜をたどっていく本コラム。前編では、ライトノベルの起源と目されることも多いジュブナイル小説をはじめとした小説が、マンガ・アニメと接近していく過程を追う。 天野喜孝による『グインサーガ 20 サリアの娘』(栗本薫著、早川書房、1985年)の装丁画 天野喜孝『天野喜孝 想像を超えた世界』パイインタ

                                ライトノベルおよび隣接ジャンルにおける<br/>表紙イラストレーションについて(前編) - メディア芸術カレントコンテンツ
                              • 『ゲーム小説』の一読者視点からのアレコレ【前編・80~90年代コンピュータRPGの時代】 |たいむましん

                                『ゲーム小説』の一読者視点からのアレコレ【前編・80~90年代コンピュータRPGの時代】 公開日:2021年4月30日センセイ (べ・一文字) 読者の皆様は「ゲーム小説」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか? ここで元祖はどうとか本家はどうとかいう話を始めると様々な異論反論が入り乱れてかつライトノベルの定義がどうこうとか余計な方向からの流れ弾も飛んできて宗教戦争かくやと言うペンペン草も生えない焦土状態になる事は火を見るより明らかと思いますので、あくまで個人的な体験・経験則を元に語る「ゲーム小説の蘊蓄」が今回の題材と言う事でお願いします。かつ、文中敬称略です。 まぁそう言った前置きと言うか逃げを打った上でも、現在まで続くライトノベル史の起点とも言うべきタイトルとして『ロードス島戦記』(著・水野良/角川書店(現KADOKAWA))を外す事は出来ないと思います。 元々は『コンプティーク』誌に連載さ

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                                • 海猫沢めろんの小説の書き方。カタパルト式に感情線を上げていく「感情のロジカルデザイン」|Dai Hirata|note

                                  感覚的だし、論理的。カルチャーマガジンの編集者としてクリエイターにインタビューしてそう感じることがよくあった。 例えば小説家・海猫沢めろんさんに小説の創作法を教わったときそんな感覚を得た。『リズと青い鳥』について山田尚子監督のお話を聞いたときも。『リズ』の劇伴音楽の牛尾憲輔さんのインタビューでも。『クロノ・トリガー』などの作曲家・光田康典さんのときもそうだった。 皆さん、作品の本質を捉えるのにまっすぐで、感覚を大事にしながらも論理的だった。 感覚とロジックは相反するものではない……のかもしれない。ただ自分の経験では、自分の直感でモノをつくってうまくいっても再現性がないことが多かった。良い作品をつくる人は、なぜその表現にしたのかきちんと説明できる。そのことに素直に驚き、敬意を抱いた。 なぜ自分がこんなにも作品によって感動するのか、感情が揺さぶられるのか、その仕組みが知りたい。 万人に同じアプ

                                    海猫沢めろんの小説の書き方。カタパルト式に感情線を上げていく「感情のロジカルデザイン」|Dai Hirata|note
                                  • 嗚呼、青春の”コバルト文庫”|Small World

                                    Cobalt-blue spring まだ、”ライトノベル” という言葉が無かった時代の話です。 小学校高学年から中学生になる頃には、自分のお小遣いから、マンガだけでなく文庫本なんかを買ったりするようになったのですが、その頃、自分の買っていた文庫といえば、機動戦士ガンダムの小説が出てた「朝日ソノラマ文庫」、赤川次郎さんのブームが始まった「角川文庫」、そして、今回のテーマ「コバルト文庫」を思い出してしまいます。 「コバルト文庫」は、少女向けのイメージが強いのですが、氷室冴子さんの『なんて素敵にジャパネスク(1984)』以前の、創刊~80年代初期の頃は、少年向けSF作品とかもけっこうあったりして、けっして少女オンリーではなかったんですよね。 今回は、そんな時代の「コバルト文庫」について”note”します。 +  +  +  +  +  + 創刊当初のコバルトシリーズには、前述のようにSF作品も

                                      嗚呼、青春の”コバルト文庫”|Small World
                                    • ラノベ読みにオススメしたい一般文庫編15選 - 読書する日々と備忘録

                                      今回は普段ライトノベルレーベルの作品を中心に読んでいる人にもオススメしたい一般文庫レーベルの作品を15点紹介したいと思います。最近はもともとライトノベルで書いていた作家さんも、一般文庫レーベルやライト文芸レーベルなどで書く機会が増えてきていて、それぞれの境界線も曖昧になってきていると感じます。そこでライトノベルでも書いている作家さん、また違和感なく読めそうなタイトルを選んでみました。探してみたらちょうど同じくらい点数あったので、ライト文芸レーベルものは次回紹介します。気になる本があったら是非手に取ってみてください。 1.ホーンテッド・キャンパス (角川ホラー文庫) ホーンテッド・キャンパス 秋の猫は緋の色 (角川ホラー文庫) 作者: 櫛木理宇,ヤマウチシズ 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2019/03/23 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 幽霊が視えてしまう

                                        ラノベ読みにオススメしたい一般文庫編15選 - 読書する日々と備忘録
                                      • ライトノベルレーベルや書籍の発売協定について - 読書する日々と備忘録

                                        5年くらい前に書いた以下の記事。 やはり発売協定などが気になる方が多いのか、未だに検索でアクセスされる方が多いのですが、当時とはまた少し変わってきている部分もあり、上で書いたものをベースに現状を踏まえてもう一度まとめてみました。 まず雑誌コミックを含む雑誌は「同一地区同日発売」という原則があり、首都圏を基準発売日として遠隔地から逆算して先に出荷し、できるだけズレないよう発売日を定めています。確か兵庫県までは同日発売地域、中四国は1日、九州は2日、沖縄は船便もあってさらに1日余計に掛かるので、逆算して出荷日を決めています。(ただ19年4月から中国地方と九州地方で書籍雑誌の発売日が一日遅れるようになりました)。 一方、書籍の発売日は取次協会での協議を経て取次が定める発売協定品を除くと、基本的には一律の発売日というものはなく、書店が入荷した日が発売日となります。そのため中国・九州地区、沖縄、ある

                                          ライトノベルレーベルや書籍の発売協定について - 読書する日々と備忘録
                                        • KADOKAWAグループが、2万冊以上の本(ジュニア、富士見、新書、ホラー等)を毎日10分読み放題にしているのは凄いことだと思う - 斗比主閲子の姑日記

                                          最近、本のことを書いているので、今日もそれ絡みです。 先日の記事で、角川つばさ文庫の本は基本的に試し読みができると書きました。 年間180時間ぐらい子どもに読み聞かせをしている私がお勧めする『子どもに文字メインの本に興味を持ってもらう簡単な方法』 - 斗比主閲子の姑日記 例えば、角川つばさ文庫だと、以下のように、全作品の試し読みが可能です。 試し読みというと、最初の1/10ぐらいを読めるようにしているのが一般的ですよね。実は、ここで紹介した角川つばさ文庫を含む、KADOKAWAグループの本の結構な数の作品が、最初の1/10どころか、作品の最後まで無料で読めるようになっています。 具体的に言うと、KADOKAWAが運営するブックウォーカーという電子書籍サイトで無料会員となると、2万冊以上の角川グループの本が毎日10分読み放題です。 ※画像は「KADOKAWA 「まる読み10分」」 | 電子書

                                            KADOKAWAグループが、2万冊以上の本(ジュニア、富士見、新書、ホラー等)を毎日10分読み放題にしているのは凄いことだと思う - 斗比主閲子の姑日記
                                          • 『涼宮ハルヒの憂鬱』と、今のアニメを形作った00年代の流れと、"リアルタイム"の大切さの話|二岡せきぬ

                                            皆様、大好きな作品との出会いって覚えていらっしゃいますか? アニメじゃなくても良いんです。視聴してみた瞬間に好きになってしまった歌とか、なんとなく借りてみたらハマった映画とか、人気だから読み始めたら本当に面白かった漫画とか、今ではすっかり大好きになったような作品でも最初の出会いは偶発的なものだったと思うんですよ。 なぜ数ある作品の中で特別なものが出てくるのかはわかりませんが、自分の中でビビっと感じる作品と巡り会った瞬間の感動たるや凄まじいものがありまして、そういう瞬間の為に生きてるのかもなとすら感じさせてくれます。 そんな偶然の中から生まれた宝物のような作品が皆様にもあるのではないでしょうか。 僕がそんな作品と出会ったのは2003年の初夏の事。当時ライトノベルにハマりこんでいた僕は、その日も何の気なしに本屋のラノベコーナーを歩いてました。別に探していた本があったわけではないのですが、その中

                                              『涼宮ハルヒの憂鬱』と、今のアニメを形作った00年代の流れと、"リアルタイム"の大切さの話|二岡せきぬ
                                            • 読み放題が来た今こそ読みたい「ちょっと古め」のラノベ20選。

                                              先週末からBOOK☆WALKERで角川文庫・ライトノベル 読み放題というサービスがはじまりました。 しかも、2020年の1/31までは無料で読み放題になるそうです。 というわけで、対象作品の中で私が完結(最新巻)まで読んでいるタイトルの中からちょっと古め(2000年代中心)の完結済(多分)作品のなかからおすすめラノベを20作品リストアップしました。なんで「ちょっと古め」の「完結作品」なのかと申しますとそういうやつはリアルタイムで巻数が増えないため後回しにされがちだと思うからです。私がそうです。新作は多分他にまとめる人がいると思うのでそっちで探してください(「錆喰いビスコ」と「ファイフステル・サーガ」が個人的におすすめです) 何か気に入ったものがあれば手を出してみていただけると比較的古産なラノベ読みとしては冥利に尽きます。 ※なお、この記事は書影を引っ張るためにKindleへのリンクを併用し

                                                読み放題が来た今こそ読みたい「ちょっと古め」のラノベ20選。
                                              • 2010年代のライトノベルを振り返る - WINDBIRD

                                                はい、というわけで2010年代のライトノベルを振り返る記事です。 とりあえず ・後知恵で整理された歴史ですよ ・個人の「史観」が入ってますよ というエクスキューズをしておくのでご了承ください。 では一年ずつ見ていきましょう。 ちなみに「*1」みたいなやつは、だいたい作品の発売年が注記として入っていて、PCならマウスカーソルをあわせるだけで表示されます。スマホは知らん。 2010年 2010年代のライトノベルを語るならば、まず間違いなく「Web小説」と「ライト文芸」がキーワードとなるだろう。奇しくも2000年代最後の年に起きた「ソードアート・オンラインの発売」と「メディアワークス文庫の創刊」という二つのトピックスは予言的だったと言える。 まず、Web小説については『まおゆう魔王勇者』*1から始めるべきか。 まおゆう魔王勇者 (1) 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」 作者:橙乃 ままれ

                                                  2010年代のライトノベルを振り返る - WINDBIRD
                                                • 2019年ライトノベル10大ニュース - WINDBIRD::ライトノベルブログ

                                                  京都アニメーション放火事件 『フルメタル・パニック!』『涼宮ハルヒの憂鬱』『氷菓』などラノベ原作のアニメを多くヒットさせ、また自社でもラノベレーベルを立ち上げて出版からアニメ化までを行うというビジネスモデルを成功させていた「京都アニメーション」が、2019年7月18日に放火され、多くの人命が失われました。被害者の方々の回復と冥福をお祈りします。 「電撃の新文芸」創刊 電撃文庫のWeb小説系単行本レーベル。ということで編集長が意気込みを語ったりしていました。 【特集】「電撃の新文芸」誕生特別企画 湯浅編集長&清瀬副編集長インタビュー「最後発組の我々はチャレンジャーである」 – ライトノベル総合情報サイト ラノベニュースオンライン ラインナップのなかでは『Unnamed Memory』の評判が良いですね。このラノの単行本部門でも1位でした。 Unnamed Memory I 青き月の魔女と呪わ

                                                    2019年ライトノベル10大ニュース - WINDBIRD::ライトノベルブログ
                                                  • 2010年代ライト文芸ベスト20作品 - 読書する日々と備忘録

                                                    2010年代の作品を振り返る企画、ライトノベル青春小説、ライトノベルファンタジーに続く第三弾はライト文芸編です。ここではライト文芸レーベルから2010年以降に刊行された作品を対象に20作品セレクトしています。 ただ、企画立案段階で20作品でこれはというものを選びきれるのか…という懸念はあったのですが、やはりというか選んでみたらシリーズ作品が存在感ありすぎて、単巻ものを1冊も選べないという結果に…orz シリーズもののみの振り返りというのもあれなので、単巻ものを対象に改めて別に1本企画を作ることにしました。というわけで今回はシリーズもののみの紹介になりますが、それでも泣く泣く削ったシリーズ作品がいくつもあったのは言うまでもありません。 【追記】 ↓というわけで単巻作品編作りました。 1.ビブリア古書堂の事件手帖 (メディアワークス文庫 2011-2018) 全7巻+別巻1巻 ビブリア古書堂の

                                                      2010年代ライト文芸ベスト20作品 - 読書する日々と備忘録
                                                    • 賞金総額600万円、KADOKAWAが主催する日本最大級のWeb小説コンテストが「カクヨム」にて12月に開催!

                                                      賞金総額600万円、KADOKAWAが主催する日本最大級のWeb小説コンテストが「カクヨム」にて12月に開催! 受賞作には映画化、漫画化のチャンスも! 株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:夏野剛、以下KADOKAWA)は、株式会社はてな(本社所在地:京都市中京区 代表取締役社長:栗栖義臣)と共同で開発したWeb小説サイト「カクヨム」において、2021年12月1日から2022年1月31日まで、エンタテインメント小説を幅広く募集する「第7回カクヨムWeb小説コンテスト」を開催します。 ■「第7回カクヨムWeb小説コンテスト」特設ページ:https://kakuyomu.jp/special/entry/kakuyomu_web_novel_007 「カクヨムWeb小説コンテスト」は、Web小説の世界に新たな潮流を巻き起こすべく設立された、日本最大級の小説コンテストで

                                                        賞金総額600万円、KADOKAWAが主催する日本最大級のWeb小説コンテストが「カクヨム」にて12月に開催! 
                                                      • ラノベ=レーベル論が絶対正義

                                                        ラノベとは一体何か、の定義論が2021年ですらいつまで経っても定まらないが 原因はレーベル論以外の定義が全て無限の例外判定処理が必要なクソ理論ばかりなせいで 議論が一向に収束しないせいだ。 無限の例外判定処理が必要な時点で定義論として論外すぎる。 アニメ的な挿絵がある 集英社が人間失格に小畑 健氏が挿絵を描いたりと、一般的な文庫にもイラストが普通に使われたりする現代ではとても実用に耐えない。 逆にイラストのないラノベも当然ある。 15年前くらいまでしか使えないクソ定義。 ・文章の内容がなんたらかんたら 会話が多いだの、描写が多いだの主観的すぎてあいまいな話もそうだが、 当然、一般小説でも純文学でも作風として使用してくる人間はいくらでも出てくるし、 一般小説的な文体でラノベとして売る例もいくらでも存在する。 筒井康隆はラノベとか一生言ってろ。 内容派 もっともらしいことを言っているが、実のと

                                                          ラノベ=レーベル論が絶対正義
                                                        • 2021年11月に読んだ新作おすすめ本 文庫・単行本編 - 読書する日々と備忘録

                                                          こちらは2021年11月に読んだ新作おすすめ本 文庫・単行本編です。 ライト文芸8点、一般文庫13点、文芸単行本12点の計33点の紹介になります。 ライトノベル編はこちら↓ ライト文芸ではオレンジ文庫の喜咲冬子さんの新作ファンタジー「青の女公」、石田リンネさんの痛快な王宮ファンタジーミステリ「女王オフィーリアよ、己の死の謎を解け」のほか、辻村七子さんの青春演劇小説「僕たちの幕が上がる」、異世界に召喚されてなかなかできなかったお菓子作りに挑むファンタジー。「幻国の菓子使い」あたりは注目です。 一般文庫では二ヶ月連続刊行の五胡十六国時代を舞台に描く篠原悠希さんの新作「霊獣紀」、弓道ものの青春小説で続刊も期待できそうな「凜として弓を引く」のほか、三秋縋さんの「君の話」、塩田武士さんの「歪んだ波紋」、創元推理文庫の「だから殺せなかった」あたりの文庫化作品はチェックしておきたいところ。 また一般文芸

                                                            2021年11月に読んだ新作おすすめ本 文庫・単行本編 - 読書する日々と備忘録
                                                          • 最近のオススメ青春小説 一般文庫/ライト文芸15選 - 読書する日々と備忘録

                                                            最近ライトノベルの方でも面白い青春小説がたくさん刊行されていますが、ここ最近で一般文庫レーベルやライト文芸レーベルからもいろいろ面白い作品が刊行されたり、文庫化されています。そこで今回は自分の読んだ本の中から15作品を紹介したいと思います。 1.彼女の色に届くまで (角川文庫) 彼女の色に届くまで (角川文庫) 作者:似鳥 鶏 発売日: 2020/02/21 メディア: 文庫 画廊の息子で幼い頃から才能を過信し画家を目指している緑川礼。しかしいつの間にか冴えない高校生活を送っていた礼が、無口で謎めいた同学年の美少女・千坂桜と出会うアートミステリ。礼が衝撃を受けた原石のような彼女の絵の才能。その推理で礼の窮地を救ってみせる桜の意外な一面と、共に過ごすようになってゆく日々。圧倒的な才能を前に平凡な自分を突きつけられる葛藤と少しの打算、生活力皆無な桜が気になって飼育係として世話を焼いてしまう礼の

                                                              最近のオススメ青春小説 一般文庫/ライト文芸15選 - 読書する日々と備忘録
                                                            • 2010年代一般文庫ベスト20作品 - 読書する日々と備忘録

                                                              というわけで「ライトノベル青春小説」「ライトノベルファンタジー」「ライト文芸」「ライト文芸 単巻作品編」に続く第五弾は一般文庫編です。 一般文庫とはいっても「一般文庫レーベルで出している本」という意味で、もともとの嗜好的にキャラ文芸寄りではあるのでその点は予めご了承ください(苦笑)ライト文芸編でシリーズものも好きで入れようと思ったら、ものの見事に単巻が入らず別立ててつくることになりましたが、今回は一般文庫はその反省を踏まえて誰でも知っているような長いシリーズものなどはあえて対象外として、巻数少ないものと単巻中心にこれだと思う作品をセレクトしました。 1.君に恋をするなんて、ありえないはずだった (宝島社文庫 2017) 全2巻 君に恋をするなんて、ありえないはずだった (宝島社文庫) 作者:筏田 かつら 出版社/メーカー: 宝島社 発売日: 2017/03/25 メディア: 文庫 勉強合宿

                                                                2010年代一般文庫ベスト20作品 - 読書する日々と備忘録
                                                              • 「小説の現状」「『ライトノベル』『本格ファンタジー』とは」「誰かの作品を貶めること」 〜堅洲 斗支夜/Toshiya Kadas@名興文庫相談役/総帥(kadas_blue)氏のコメントから考える〜 - 本格はてなブログ

                                                                はじめに 「分かりやすい文体や表現を使わないともう全くwebで小説なんて読まれない時代ですよ。」 「ラノベ天狗の定義するラノベや本格ファンタジーって、思い込みレベルでガチガチですよね?」 「逆に聞きたいですが『ライトノベル』って何ですか?明確に定義できますか?」 「突っ込んだ箇所がズレてる上に重箱の隅つつくところまでも行ってなくて、」 「誰かの作品をこんな風に貶めるって普通はやっちゃいけない事ですよ?」 「自分は良いですが、気のとても弱い人は筆を折る可能性だってあります。」 「ラノベという文化を保護したい立場の人がしていい事じゃないですよね?」 「学習能力がないようなので改めて言いますが、発言の引用を許可しませんので消すように。」 「改善が見られない場合ははてなの運営に問い合わせますのでそのつもりで。」 「こんな事してる暇があるなら、自分で『問答無用に面白いラノベ』をあなたが書けばいいんで

                                                                  「小説の現状」「『ライトノベル』『本格ファンタジー』とは」「誰かの作品を貶めること」 〜堅洲 斗支夜/Toshiya Kadas@名興文庫相談役/総帥(kadas_blue)氏のコメントから考える〜 - 本格はてなブログ
                                                                • 小説・ライトノベル10,000点以上が読み放題! 「角川文庫・ラノベ読み放題」スタート!

                                                                  株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:松原眞樹、以下、KADOKAWA)と株式会社ブックウォーカー(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:橋場一郎)は、電子書籍総合ストアBOOK☆WALKER(以下、BOOK☆WALKER)にて、本日12月3日(火)より、月額760円(税抜)でKADOKAWAの配信する電子書籍10,000点以上が読める、小説の定額制読み放題サービス「角川文庫・ラノベ読み放題」をスタートします。 月々一定の料金で豊富なコンテンツを利用できるサブスクリプション方式により、読者は気軽に豊富な電子書籍を利用でき、新しい形の読書体験をすることができます。読書の楽しさを、より多くの方々に感じていただくことができる新サービスとなります。 読み放題の対象作品は、創刊70年の歴史を持つ角川文庫の不朽の名作や、アニメや映画などをはじめとする様々なメディアミックス展開

                                                                    小説・ライトノベル10,000点以上が読み放題! 「角川文庫・ラノベ読み放題」スタート!
                                                                  • 2021年印象に残った作品15選 - 読書する日々と備忘録

                                                                    2021年ももうすぐ終わりです。今年は例年に比べてもだいぶコンスタントに読めた年で、いろいろなブログ記事も作ることができたわりと充実した一年だったと思います。最終的に年間で読んだ冊数は、(登録していないコミックを除いた)記録している冊数としては960冊くらいになりそうですが、ここで年間ベストを作ってもただの上半期/下半期の合算になりそうな気がしたので、ランキングとは別に個人的に印象に残った15作品を紹介したいと思います。 なお、末尾に今年のはてなブックマーク人気記事トップ5と、「ライトノベル」「ライト文芸」「文庫」「文芸単行本」の上半期/下半期新作おすすめ30選も置いています。こちらも併せて参考にしてもらえればと思います。 今年も一年ありがとうございました。 来年もよろしくお願いします。 1.恋は双子で割り切れない (電撃文庫) 恋は双子で割り切れない(1) posted with ヨメレ

                                                                      2021年印象に残った作品15選 - 読書する日々と備忘録
                                                                    • ライトノベル系小説公募一覧 - アメリッシュガーデン改

                                                                      出版不況と言われる現在です。 いわゆる文芸作品が売れなくなって久しいのですが、それを横目にライトノベル関連の小説は売れているようです。 その理由はメディアミックス。 アニメや映画、ドラマの原作を見据えた物語です。ライトノベルはそうした映像に適しているのでしょう。 というわけで、ご興味のある方のために、ライトノベルの公募を締め切り順の時系列で並べてみました。 1年間に、これほど応募を多くの小説コンテストがあることに私は驚きました。ほとんど知らない賞ばかりです。 現在のライトノベルは盛況を極めているのかもしれません。 (実際の公募はもっとあるようですが、調べきれておりません。ごめんなさい。とりあえず主だったライトノベル系の公募です) 公募の世界 ***ご注意:手作業で調査しています。校閲はしていますが、データに間違いがあるかもしれません。応募される場合は必ずサイトでご確認くださいませ。また、そ

                                                                        ライトノベル系小説公募一覧 - アメリッシュガーデン改
                                                                      • 蓬莱学園の復刊とラノベ図書館04 ライトノベルの二次文庫を出すにはどうする?|中津宗一郎

                                                                        「蓬莱学園」シリーズを復刊させることになったはいいが、どのように復刊する? そもそもライトノベルでは、名作であっても二次文庫って成立するの?「蓬莱学園の冒険!」30周年をやりたかっただけなのに、NPOを成立させて色々と事業計画も建てなければならなくなった中津。今度は事業計画として「蓬莱学園」の小説シリーズを復刊させることになってしまいました。 さてここでちょっと出版業界的に「復刊」と「二次文庫」について説明していきましょう。刊行された書籍が時間が立って売れ行きが鈍ると、在庫を抱えたくない出版社は、書籍の在庫を断裁し、新たに重版を作るのを停止します。これが要するに「重版未定」という状況ですね。最近ではほぼこれが「絶版」に相当します。電子書籍というあらたな流通形態が出てきたことにより、紙では購入できなくても電子書籍の形態であれば買えるようになって、本来的な意味での絶版というのも少なくなってきま

                                                                          蓬莱学園の復刊とラノベ図書館04 ライトノベルの二次文庫を出すにはどうする?|中津宗一郎
                                                                        • お得感でヒットの原石掘り起こしへ KADOKAWAが文庫の電子版定額読み放題サービス本格開始

                                                                          KADOKAWAと電子書店を運営するブックウォーカーが2月、1万点を超える小説の文庫などの電子版が読み放題となる「角川文庫・ラノベ読み放題」を本格始動させた。電子コミック(漫画)などで広がる定額制読み放題サービスのいわば「文字もの」版。背景を取材すると、電子書籍を取り巻く苦境と可能性の両面が見えてきた。 「角川文庫・ラノベ読み放題」は月額760円(税別)を支払えば、KADOKAWAが電子書店「BOOK☆WALKER」で販売する小説やライトノベルなどのうち、対象に指定された1万点以上が読み放題となるサービス。昨年12月から今年1月末までの無料期間を経て、2月から有料化された。 読み放題対象は随時入れ追加されるが、現在、伊坂幸太郎さんの『グラスホッパー』や森見登美彦さんの『ペンギン・ハイウェイ』といった人気作家の映像化作品が並ぶ。創刊70年の歴史を誇る文庫らしく、映画とのメディアミックスの先駆

                                                                            お得感でヒットの原石掘り起こしへ KADOKAWAが文庫の電子版定額読み放題サービス本格開始
                                                                          • 【連載】中山淳雄の「推しもオタクもグローバル」第72回 日本最大の出版社KADOKAWA勃興秘話、編集人たちが創り上げたメディアミックス経営 | gamebiz

                                                                            【連載】中山淳雄の「推しもオタクもグローバル」第72回 日本最大の出版社KADOKAWA勃興秘話、編集人たちが創り上げたメディアミックス経営 角川書店とは捉えがたい会社である。国史国文の出版社として始まった国文学者角川源義の時代から、映画業界に旋風を巻き起こした長男:角川春樹の時代、そしてラノベやアニメ業界を創出していった次男:角川歴彦の時代。ここまでトップの経営ビジョンで大きく変化した出版社でありながら、2000年代にアニメ・ゲーム事業が広がり、2010年代にニコニコ動画のドワンゴまで経営統合し、その軌跡のなかで「メディアミックス」というマーケティング手法自体は学問の世界でも確立した一つのテーマにもなっている。その進化の過程を半世紀にわたって渦中でまわしてきた角川グループホールディングス(現KADOKAWA)元社長の佐藤辰男氏に話を伺った。 ■文芸・俳句短歌の中堅出版社角川が第二の雑誌ブ

                                                                              【連載】中山淳雄の「推しもオタクもグローバル」第72回 日本最大の出版社KADOKAWA勃興秘話、編集人たちが創り上げたメディアミックス経営 | gamebiz
                                                                            • 最近読んだイチオシ15作品 一般文庫/単行本編 - 読書する日々と備忘録

                                                                              ここしばらく自粛が続く中で出かける機会も減り、最近学校が臨時休業中の娘の相手をする時以外は、空いた時間ひたすら本を読んでいました。4月5月の刊行分は厳しいという話はちらほら聞こえてきますが、自分にできることは本を読むことで、面白い本を紹介して興味を持ってもらうことかなと思っています。 なので最近意識して厳しいといわれる新作メインで紹介してきましたが、今回は最近読んだ中でこれはと思った特におすすめの15作品を一般文庫/単行本編とラノベ編紹介したいと思います。最近ラノベの企画が多かったので、今回は一般文庫/ライト文芸/単行本から先に紹介します。 1.香港シェヘラザード 上・下 (富士見L文庫) 香港シェヘラザード 上・蕾の義 (富士見L文庫) 作者:三角 くるみ 発売日: 2020/02/15 メディア: 文庫 誘拐された邦人家族から相談を受けた香港赴任中の新人女性外交官・秋穂。黒幕は香港最大

                                                                                最近読んだイチオシ15作品 一般文庫/単行本編 - 読書する日々と備忘録
                                                                              • 【映画感想】すずめの戸締まり ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

                                                                                あらすじ 九州の静かな町で生活している17歳の岩戸鈴芽は、”扉”を探しているという青年、宗像草太に出会う。草太の後を追って山中の廃虚にたどり着いた鈴芽は、そこにあった古い扉に手を伸ばす。やがて、日本各地で扉が開き始めるが、それらの扉は向こう側から災いをもたらすのだという。鈴芽は、災いの元となる扉を閉めるために旅立つ。 suzume-tojimari-movie.jp 2022年20作目。 公開から1週間経った週末の夜に観ました。 ネットでも『すずめの戸締まり』がシネコンのスクリーンを占拠している!という話題が出ていましたが、夕方から夜にかけては30分間隔で上映されていて、観客は50人くらいでした。 なんだかよくわからない、というか、支離滅裂、荒唐無稽で説明不足、すずめは、あまりにも「いい子」すぎてリアリティもない。芥川賞の選考委員には「人間が描けていない」とか言われそう…… でも、観終えて

                                                                                  【映画感想】すずめの戸締まり ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
                                                                                • カクヨム誕生祭2024 ~8th Anniversary~ - カクヨム特設ページ

                                                                                  選考委員にタレントの伊集院光、芥川賞作家の市川沙央を迎え、カクヨム8周年を記念したエッセイコンテスト「黒歴史放出祭」を開催します。なかったことにしたい、忘れたい黒歴史を、皆さんでさらけ出し合いましょう! 選考委員 写真撮影: 深野未季(文藝春秋) 市川沙央 1979年生まれ。ライトノベルを中心に20年にも渡る小説投稿生活を経て、『ハンチバック』で文學界新人賞を受賞しデビュー。同作で芥川賞を受賞。『ハンチバック』の主人公は小説投稿サイト出身、電子書籍レーベルのTL作家という設定。 思い返せば8年前、「カクヨム」プレオープンと同時にアカウントを取得し第1回カクヨムWeb小説コンテストに挑むも、いちはやく埋もれて惨敗。以来カクコンには毎年欠かさずチャレンジしてきましたが、自慢じゃないけど一度も中間選考を通ったことがありません。これは話しても大丈夫な方の黒歴史。ワナビを20年やっていると大丈夫じゃ

                                                                                    カクヨム誕生祭2024 ~8th Anniversary~ - カクヨム特設ページ