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  • 驚きの連続「性差の日本史」展 歴博、売買春にも切り込む | 47NEWS

    驚きの連続だった。千葉県佐倉市の国立歴史民俗博物館の企画展示「性差(ジェンダー)の日本史」(~12月6日)。もうすぐ閉幕する展覧会だが、ぎりぎりに行けてよかった。男性による正史の中から女性の姿を拾い上げ、果たしてきた役割と女性への抑圧に光を当てた。その象徴ともいえる売買春にも迫っている。(田村文=共同通信記者) 歴博の来館者といえば、ふだんは中高年の男性が目立つが、今回は若い女性やカップルが多い。新型コロナウイルス対策で事前予約制にしたが、連日満員となっている。 図録は既に4刷、計7千部を発行しており、5刷も視野に入っている。歴博史上、こんなことは初めてだという。 ▽洛中洛外図の女性は2割 プロジェクト代表の横山百合子教授に話を聞いた。 歴博の企画展示は、共同研究の成果を発表する形で開く。「ジェンダー」はテーマとして初めてで、22人もの研究者が集まった。 「今まで一度もジェンダーの研究をし

      驚きの連続「性差の日本史」展 歴博、売買春にも切り込む | 47NEWS
    • 明治時代のフィクションで遊廓や遊女がどう美化されたのか紹介する - 山下泰平の趣味の方法

      かなり長く(約15000文字)なってしまったので最初にまとめておくと、この記事は『岩見武勇伝』という物語に生じた変化を紹介しながら、『社会の状況が変化すると娯楽物語の内容も変化する』といったことが書かれている。遊廓は登場するが、その実態については触れていない。 岩見重太郎の妹お辻 『岩見武勇伝』は不完全だから語られ続けた お辻が仇討ちの旅に出るまで 侠客の登場 ヒーローになる若松太兵衛、アイドル化するお辻 なぜお辻の扱いに変化が起きたのか 岩見重太郎の妹お辻 今では忘れ去られてしまっているが、かって岩見重太郎と呼ばれるヒーローがいた。 狒狒を殺す岩見重太郎 岩見重太郎・塙団右衛門 玉田玉秀斎 講演 立川文明堂 大正六(一九一七)年 『岩見武勇伝』は主人公の重太郎が父親の仇である広瀬軍蔵を打つため諸国を巡りつつ、狒狒や山賊を退治し、天橋立で百人斬りを達成、ついでに広瀬軍蔵も完璧に殺害、豊臣秀

        明治時代のフィクションで遊廓や遊女がどう美化されたのか紹介する - 山下泰平の趣味の方法
      • テレビ東京『出没!アド街ック天国』からの失礼な依頼に関して(2023/6/1追記〉|渡辺豪

        ※2023/6/1追記。番組担当者から謝罪の連絡を頂戴しました。本稿はもとより個人を指弾する目的ではなく、テレビ制作における外部協力者が受ける不条理を実例を持って示すことが目的でしたので、謝罪の有無にかかわらず、すでに私の目的は達しています。加えて、今回頂戴した謝罪はこちら恐縮するほど丁重なもので、その意味でもこの記事を元にして、関係者および第三者に迷惑が及ぶことを望まないことを再確認します。一部の週刊誌から取材の打診を受けていますが、すべて断っています。これらの理由から、この記事を非公開しても構わないのですが、そのことによって余計な憶測を生むことはさらに避けたいと思いますので、まずは残す判断とします。本文の繰り返しですが、現場で汗水を流している方にはエールを送ります。 2023年5月20日に江東区の東陽町が特集され、私は視聴しませんでしたが、SNSなどで知る限り、洲崎パラダイスも紹介され

          テレビ東京『出没!アド街ック天国』からの失礼な依頼に関して(2023/6/1追記〉|渡辺豪
        • "真打落語家"蝶花楼桃花

          今、落語家であるということ 瀧口さくら、大谷心路、新野遥南、和田実莉 今回インタビューさせていただいたのは、真打に昇進されてから1年、今もっとも熱い落語家ともいえるでしょう、蝶花楼桃花さんです。軽妙な語り口と明るいお人柄で人気を博す桃花さんの、稽古の方法やこれまでのご苦労などなど…。令和の落語界をたっぷり1万5千字超でお届けします。 (ご本人提供) 蝶花楼桃花氏プロフィール 春風亭小朝に入門。春風亭ぽっぽとして前座修行を開始する。二ツ目・春風亭ぴっかり☆時代に「浅草芸能大賞」新人賞を受賞。2022年3月、待望の真打昇進。これを機に高座名を「蝶花楼桃花(ちょうかろう・ももか)」と改め、七代目・蝶花楼馬楽の没後途絶えていた歴史ある亭号を復活させる。上手い、可愛い、華がある~と、三拍子そろった「寄席のプリンセス」(蝶花楼桃花オフィシャルサイト 「桃花俱楽部」より引用)。一般社団法人落語協会/東宝

            "真打落語家"蝶花楼桃花
          • 残酷な過去がときに「笑い」を誘うこと。|渡辺豪

            ツイート中にある『吉原花魁日記 光明に芽ぐむ日』は、大正時代に吉原遊廓で遊女として勤めた人物・森光子による手記で、遊女本人の著述や本人への聞き取りといった記録はあまり残されていない中、遊女本人のまなざしを窺い知ることができる貴重な作品の一つ。 森光子 『吉原花魁日記』 「もう泣くまい。悲しむまい。復讐の第一歩として、人知れず日記を書こう。それは今の慰めの唯一であると共に、又彼等への復讐の宣 kastoripub.stores.jp

              残酷な過去がときに「笑い」を誘うこと。|渡辺豪
            • 吉原遊郭が当時どんな場所だったかは当時の地図を見ると分かりやすい「大半の遊女達の境遇は悲惨だった」

              リンク daiyoshiwara2024.jp 大吉原展 大吉原展 江戸アメイヂング 2024年3月26日(火)~5月19日(日)、東京藝術大学大学美術館にて開催!桜満開の上野に江戸吉原の美が集結! 5 users 782 リンク Wikipedia 吉原遊廓 吉原遊廓(よしわらゆうかく)は、江戸幕府によって公認された、江戸の遊廓である。当初は日本橋近く(現在の日本橋人形町)にあり、明暦の大火後、浅草寺裏の日本堤に移転し、前者を元吉原、後者を新吉原と呼んだ。元々は大御所徳川家康終焉の地である駿府城下町(現在の静岡市葵区)にあった二丁町遊廓から一部が移されたのが始まりである。 本項では、江戸が東京となってからの歴史についても解説する。 徳川家康が天正18年8月1日(1590年8月30日)に江戸に入府し、その後、慶長8年(1603年)に征夷大将軍に任じられて江戸幕府 15 users 118

                吉原遊郭が当時どんな場所だったかは当時の地図を見ると分かりやすい「大半の遊女達の境遇は悲惨だった」
              • 大正時代、華族の娘が50歳の男に売られた話

                柳原白蓮(1885年10月15日 - 1967年2月22日)、本名は燁子。 大正天皇の生母である柳原愛子の姪で、大正天皇の従妹にあたる。 13歳で華族女学校(現・学習院女子中等科)に入学。 1910年11月、上野精養軒で燁子と九州の炭鉱王・伊藤伝右衛門との見合いが行われた。 燁子は当日、それを見合いだとは知らされていなかった。 伝右衛門は50歳、親子ほどの年齢差・身分・教養ともあまりに不釣り合いであり、 地方の一介の炭鉱主が「皇室の藩塀」たる伯爵家から妻を娶るのは前代未聞のことで、「華族の令嬢が売物に出た」と話題になった。 異例の結婚に新聞では、柳原家への多額の結納金や媒介者への謝儀、宮内省への運動資金など莫大な金が動いたことが書き立てられた。 背景には貴族院議員である兄義光の選挙資金目的と、一代で成り上がった伝右衛門が後妻に名門華族の家柄を求めたことがあったと見られている。 翌1911年

                  大正時代、華族の娘が50歳の男に売られた話
                • 行商人を装った私娼「提重」 というお仕事【前編】 | 歴史人

                  吉原は公許の遊廓である。そのため、吉原の遊女は公娼(こうしょう)だった。 江戸幕府は、吉原以外での売春、つまり私娼(ししょう)を禁じた。しかし、これはあくまで建前であり、実態は野放しに近かった。 江戸の各地には岡場所と呼ばれる私娼街がたくさんあり、公然と営業していた。町奉行所は見て見ぬふりをしていたといってよい。 ところが、天明七年(1787)に松平定信が老中に就任し、断行した政治改革――寛政の改革は、杓子定規そのものだった。私娼は厳禁され、江戸市中の岡場所はすべて取り払われた。 寛政年間の見聞を記した『梅翁随筆』(著者不詳)は、岡場所の取り払いは徹底していたと記したあと―― 夫より町に住て色を売る事あたはざるゆへ、女商人と成り提重へ菓子を入て、屋しきの部屋々々、辻番所に入来り情を商ふと成。此女を提重と異名して大に流行せしが…… と述べている。 本来、提重(さげじゅう)は提重箱の略である。

                  • オーバーツーリズムな京都駅は公共交通機関が事実上麻痺状態…観光するなら「自転車」一択説

                    米澤光司(パルプンテのぶ) @parupunte_nobu 寅年しし座の先天性ネコ科の中の人が、野良猫目線でヤマト国の街や路地をぶらぶらしたり歴史探偵したりしている垢。好物:鉄道/街歩き/遊廓・赤線跡/近代建築/昭和レトロ/戦争遺産/街の生活 yonezawakoji.com

                      オーバーツーリズムな京都駅は公共交通機関が事実上麻痺状態…観光するなら「自転車」一択説
                    • 「義務教育で教えて!」「いや教えとるわ」社会保障に関するセルフコラ漫画が話題に「確かに公民でやる」

                      安達さと🐕とと @Sato_adachi すいません、無断コラを心配されてるのですが 自分が描いたものですので5巻も出てますので興味ありましたら 「あおのたつき」よろしくお願いします、、(宣伝) amazon.co.jp/dp/B08W9LYNYY/… pic.twitter.com/nSPIKYpwDO 2021-04-02 07:47:42 リンク マンガボックス (MangaBox) / 人気マンガ家の新作連載が無料で読める! あおのたつき 【更新:隔週月曜日】江戸最大の遊廓、新吉原。情念の渦巻くこの街で、気がつくと見知らぬ神社に迷い込んでいた、売れっ子遊女のあお。そこは強く霊験のご利益を求める者のみが辿り着くという、浮世と冥土のはざま『鎮守の社』だった…!※この物語はフィクションであり、実在の人物・団体・出来事などとは、一切関係ありません。

                        「義務教育で教えて!」「いや教えとるわ」社会保障に関するセルフコラ漫画が話題に「確かに公民でやる」
                      • 「大吉原展」が炎上。遊廓はこれまでどのように「展示」されてきたのか? 博物館や遺構の事例に見る享楽的言説と、抜け落ちる遊女の「痛み」(文:渡辺豪)

                        相次ぐ「大吉原展」への批判ここ数日、「大吉原展 江戸アメイヂング」(以下、本展)がSNSを賑わせている。本展は、かつて江戸/東京にあった公娼街・吉原遊廓を取り上げたもので、今年3月から東京・上野の東京藝術大学大学美術館で開催される美術展である。本展公式サイトのステートメントには「『江戸吉原』の約250年にわたる文化・芸術を美術を通して検証(改行)仕掛けられた虚構の世界を約250件の作品で紹介する」とある。 マンガ家・瀧波ユカリ氏のX(旧Twitter)では、前述のステートメントに続く序文を指して、「ここで女性たちが何をさせられていたかがこれでもかとぼやかされた序文と概要。遊園地みたい。」と非難するコメントをポスト。ここを起点にSNS上での意見対立を生んでいたようだ。 筆者の私は遊廓を専門に扱う書店・カストリ書房を経営しているが、同店は吉原遊廓が戦後に何度か看板を掛け替えて現在は吉原ソープ街

                          「大吉原展」が炎上。遊廓はこれまでどのように「展示」されてきたのか? 博物館や遺構の事例に見る享楽的言説と、抜け落ちる遊女の「痛み」(文:渡辺豪)
                        • 「性差」はいかにつくられてきたのか? 国立歴史民俗博物館で「性差(ジェンダー)の日本史」を見る(美術手帖) - Yahoo!ニュース

                          生物学的な性差(セックス)とは異なり、文化的・社会的に形成された男女の性差、「ジェンダー」。日本においては、ジェンダーはいつ生まれたのか? そして、どのような歴史を持っているのか? 現在、この問いについて古代から丹念に紐解いていく企画展示「性差(ジェンダー)の日本史」が国立歴史民俗博物館で開催されている。 展覧会場となる国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市 通称:歴博)は、日本の歴史学、民俗学、考古学について総合的に研究・展示を行う研究機関。収集した資料は30万件以上に及び(東京国立博物館は11万7700件)、6つある常設展示室を見るだけでも丸一日かかってしまうほどだ。 日本人の多くは、幼少時から「女の子らしく」、「男の子らしく」という言葉を耳にしながら成長してきた。しかしながら、この「らしさ」の根拠について説明される機会、立ち止まって考える機会が与えられることは、近年までほとんどなかったとい

                            「性差」はいかにつくられてきたのか? 国立歴史民俗博物館で「性差(ジェンダー)の日本史」を見る(美術手帖) - Yahoo!ニュース
                          • 一九二〇年の東京で貧しい若者が苦学に成功する方法・金子文子の場合 39000文字 - 山下泰平の趣味の方法

                            一九二〇年の東京で貧しい若者が苦学に成功する方法 どうすれば金子文子は卒業できたのか 苦学と金子文子の状況と 小学校時代 優秀であるがゆえの悲劇 文子の痛手 文子の上京 幸運な上京 文子の戦略ミス 厳しい苦学界 苦学の真実 嫌な社会 女性の苦学は難しい 文子が最初にしたほうがいいこと 先人の跡をたどれば 犯罪スレスレで苦学した男 苦学を使って大儲けした男 そもそも苦学が必要ない人たち メディアを使って記者になる 登校拒否の人 せずにいられないことをする 苦学を成功させるには まとめ 一九二〇年の東京で貧しい若者が苦学に成功する方法 親ガチャなんて言葉がある。「どういう境遇に生まれるかは全くの運任せ」といった意味らしい。対義語は「実家が太い」で、貧困層に生れてしまうと、選択肢や機会が極端に少ないなんて問題もある。これらはずっと存在していたものではあるが、 SNS などで格差や個々人の能力や考

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                            • 吉原遊郭を「煌びやかな世界」と紹介 江戸東京博物館に批判、「不適切だった」と謝罪

                              「鬼滅の刃」遊郭編の舞台にもなった吉原遊郭を「煌びやか」と表現したことは不適切だったとして、江戸東京博物館公式ツイッターが2021年12月8日に謝罪した。 「煌びやかな遊郭の世界をご覧ください」 江戸東京博物館は、東京都墨田区にある東京都立の博物館だ。「江戸と東京の歴史や文化を伝える博物館」をうたう。 同館のツイッターは12月6日、5日に放送が始まったアニメ「鬼滅の刃」遊郭編と絡めて、館内の展示について次のように告知していた。 「元禄期の吉原の風物を描いた『吉原風俗図屏風』。吉原は歌舞伎やドラマ、漫画でも題材となることが多く、最近ではアニメ #鬼滅の刃 遊郭編の舞台にもなっています。煌びやかな遊郭の世界をご覧ください」 この投稿で、遊郭を「煌びやかな世界」と表現したことについて、一部から疑問や批判の声が上がっていた。 「遊廓を煌びやかなんて言葉で現せられるものでしょうか」 「遊廓を『煌びや

                                吉原遊郭を「煌びやかな世界」と紹介 江戸東京博物館に批判、「不適切だった」と謝罪
                              • 『鬼滅の刃』アニメ続編計画、フジテレビの調整が難航する「理由」(週刊女性PRIME) - Yahoo!ニュース

                                1月27日、『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』が韓国で封切られ、好調な滑り出しを見せた。日本国内でのフィーバーぶりは誰もが知るところだが、海を越えた異国の地にも、ブームの波は広がっている。 【写真】叶姉妹のコスプレがセクシーすぎる…… 『鬼滅の刃』アニメ続編はあるのか?「これまで、日本国内の興行収入がトップだった『千と千尋の神隠し』を追い抜いたのが昨年末。あれから1か月以上がたっても観客動員数は伸び続け、現在では365億円を突破しました。韓国でもどこまで興収を稼ぎ出すのか、注目が集まっています」(スポーツ紙記者) 記録づくめの“ドル箱”作品なのに、アニメ化されているのはまだ全体の3分の1ほど。それだけに、続編製作についてはファンからも大きな期待が寄せられている。すでにプロジェクトが進行しているのかと思いきや、一筋縄ではいかないようで……。 「これからどのような形で作っていくのか、制作チームの

                                  『鬼滅の刃』アニメ続編計画、フジテレビの調整が難航する「理由」(週刊女性PRIME) - Yahoo!ニュース
                                • 中国では政府が学習塾を規制したので、塾ではなく「図書館」「喫茶店」の看板を掲げた闇市場ができたらしい→これぞ「上に政策あれば、下に対策あり」

                                  台湾史.jp @Formosanhistory 今日の面白い話。 🇨🇳では習近平様のご命令で学習塾がほぼ壊滅させられたけど…今日やってきた会社の中国人いわく。 「塾って看板は出せないから"図書館"とか"自習室"とか"喫茶店"とかであります。塾の先生は"図書館員"とかです😂」 さすがは「上に政策あれば下に対策あり」の国、もう小慣れてる🤣 戦後の日本の赤線も、表立って売春宿の看板作って営業できないから、「喫茶店」とか「旅館」とか「特殊料理店」(特殊って何やねんとはお察し)とかの看板を掲げて営業してたのと同じやな。 (なお、法的には遊廓≠赤線) 2023-11-22 19:07:09 台湾史.jp @Formosanhistory その中国人も子供を「有料図書館」へ通わせて、アメリカ人や日本人の「館員」と「雑談」しているそうな。話を聞いてて「やっぱ中国人、変わってねーわ🤣」と悟った。

                                    中国では政府が学習塾を規制したので、塾ではなく「図書館」「喫茶店」の看板を掲げた闇市場ができたらしい→これぞ「上に政策あれば、下に対策あり」
                                  • 吉原遊廓は悲惨だったが、江戸にはそれよりもっと残酷で無常な夜鷹という存在がいた

                                    ぼうくん | VoQn 🎨 @VoQn 遊郭に目をやるばかりに当時もっと残酷で無常な夜鷹の実態に意識が行かないのって、現代に通じる寓話性がある。 (繁華街のいかがわしい店舗を潰してったら余計に劣悪な立ちんぼ増えたみたいな) 2024-02-06 20:33:55 ぼうくん | VoQn 🎨 @VoQn 公娼制度の是非はあれども、飯盛女(って体裁にされた実務不透明な街娼)の制度の歪みと、被雇用者ですらない夜鷹などの存在を作ってしまったあたりの部分がホントの反省材料なんと思います。 2024-02-06 20:58:34

                                      吉原遊廓は悲惨だったが、江戸にはそれよりもっと残酷で無常な夜鷹という存在がいた
                                    • Tsushimaよ、これが日本の答えだ!『Rise of the Ronin』を2時間プレイした感想

                                      今から約4年前、侍を主人公にした米国産の超大作『Ghost of Tsushima』が発売された。時代劇のような世界観でオープンワールドを駆け巡る本作は素晴らしいゲームだった。「これが海外で作られるとは、悔しい」といった意見が日本の開発者から漏れるほどだった。 コーエーテクモのTeam NINJAが送る『Rise of the Ronin』を約2時間プレイして、私はついに、日本の答えを見たような気持ちでいる。 勘違いしないでほしいのは、『Rise of the Ronin』が『Ghost of Tsushima』のフォロワーではないということだ。本作はそもそも『Ghost of Tsushima』の発売前から開発されており、ゲームプレイのベースとなるのはあくまでTeam NINJAらしい戦闘アクションだ。 しかし、横浜・江戸・京都とその周辺を自由自在に冒険できる浪人の旅は、『Ghost o

                                        Tsushimaよ、これが日本の答えだ!『Rise of the Ronin』を2時間プレイした感想
                                      • 「大吉原展」(東京藝術大学大学美術館)開幕レポート。吉原で育まれてきた文化を通じて、遊女たちの生き方や置かれた環境に目を向ける

                                        「大吉原展」(東京藝術大学大学美術館)開幕レポート。吉原で育まれてきた文化を通じて、遊女たちの生き方や置かれた環境に目を向ける東京藝術大学大学美術館で、江戸幕府公認の遊廓であった吉原や、そこで育まれてきた文化にフォーカスする「大吉原展」が開幕した。会期は5月19日まで。 文・撮影=三澤麦(ウェブ版「美術手帖」編集部) 展示風景より、辻村寿三郎・三浦宏・服部一郎《江戸風俗人形》(1981) 東京・上野の東京藝術大学大学美術館で、江戸幕府公認の遊廓であった吉原や、そこで育まれてきた文化にフォーカスする「大吉原展」が開幕した。会期は5月19日まで。本展学術顧問は田中優子(法政大学名誉教授)、担当学芸員は古田亮(東京藝術大学大学美術館教授)。 吉原とは、江戸時代につくられた遊廓街(*)。そこでは、絵画や浮世絵、文学、工芸、年中行事など様々な文化が生まれ育まれてきたいっぽうで、その経済基盤は、家族の

                                          「大吉原展」(東京藝術大学大学美術館)開幕レポート。吉原で育まれてきた文化を通じて、遊女たちの生き方や置かれた環境に目を向ける
                                        • 遊郭のリアル~鬼滅の刃遊郭編でも話題になった苦海の地獄を振返る

                                          『鬼滅の刃』の「遊郭編」が地上波へ――。 当初、宇髄天元によって「ド派手に行くぜ!」という告知が公開されると、たちまちネットは大騒ぎになりました。 「遊郭を子供にどう説明すればいいんだ?」 そんなストレートな疑問が飛び交っていたかと思ったら、いつしか話は曲解されて 「遊郭はセーフティネットみたいなもんだった」 なんてトンデモ論まで出てくる始末。 一体これはどういうことだ……と軽く驚きつつ、辿り着いた結論がこれです。 【みなさん、遊郭の知識が曖昧なのではなかろうか?】 江戸には吉原という一画があって、そこでは遊女が客を取る。 彼女たちの中には花魁というアイドル的存在もいて、大名や商家などの有力者しか相手にしなかったような……。 と、それぐらいのことは何となく知っていても、実際にどんな場所だったか?という生々しい話となると、答えられる方が少ないのでしょう。 そこで本稿ではリアルな遊郭事情を振り

                                            遊郭のリアル~鬼滅の刃遊郭編でも話題になった苦海の地獄を振返る
                                          • 江戸時代に「男女混浴」が平気だった理由 『欧米人の見た開国期日本』 | BOOKウォッチ

                                            ただちに類書がいくつか思い浮かぶ読者もいるだろう。『欧米人の見た開国期日本――異文化としての庶民生活』 (角川ソフィア文庫)。幕末から明治初期にかけての日本が、欧米人の目にどう映ったかを報じたものだ。 著者の石川榮吉さん(1925~2005)は人類学者。専攻は社会人類学。京都大卒。東京都立大で長く教え、『南太平洋物語―キャプテン・クックは何を見たか―』で毎日出版文化賞受賞。日本民族学会会長(現・日本文化人類学会)も務めた。本書はかつて風響社から刊行された単行本の文庫化だ。 テーマごとに再構成 類書と異なる大きな特徴は、本書が上手な「まとめ本」だということ。外国人が開国期間の日本に関して記した体験記録は多数ある。本書はそれらを軸に、「庶民生活」という視点から、テーマごとに再構成したところが新しい。 加えて著者自身が「文化人類学者」というのもユニークだ。オセアニアなど南太平洋を中心にフィールド

                                              江戸時代に「男女混浴」が平気だった理由 『欧米人の見た開国期日本』 | BOOKウォッチ
                                            • 『ゴールデンカムイ』のモデル!? 「北海道開拓の村」に広がる劇中そのまんまの世界

                                              『ゴールデンカムイ』のモデル!? 「北海道開拓の村」に広がる劇中そのまんまの世界 冨樫さや 2022年6月28日 人気漫画『ゴールデンカムイ』が大団円の連載終了を迎えた。コミックス最終巻は2022年7月19日発売予定、実写映画化も発表されるなど興奮さめやらない。 アイヌ文化の認知度を高めたと評価される同作、作者の野田サトル先生は徹底的な取材を行うことでも知られる。 北海道にはモデルとなったと思わしき建築物が多数存在し、細密なスケッチのように「そのまんま」の姿が現地で見られる。杉元たちの軌跡をたどるべく、ファンのあいだで聖地と呼ばれる「北海道開拓の村」に行ってきた! ・「北海道開拓の村」(札幌市) ご存じの方には蛇足だが、「北海道開拓の村」はめちゃくちゃ広い。広大な敷地に50を超える建築物が移築・復元されており、しかもそのほとんどが内部見学可能。一部屋ずつ見ていったら日が暮れる。 「一日では

                                                『ゴールデンカムイ』のモデル!? 「北海道開拓の村」に広がる劇中そのまんまの世界
                                              • 政治における区分から買売春の歴史まで。国立歴史民俗博物館で「性差(ジェンダー)の日本史」が開催

                                                政治における区分から買売春の歴史まで。国立歴史民俗博物館で「性差(ジェンダー)の日本史」が開催千葉・佐倉市の国立歴史民俗博物館で、ジェンダーが日本社会の歴史のなかでどんな意味をもち、どう変化してきたのかを問う歴史展示「性差(ジェンダー)の日本史」が開催。会期は10月6日〜12月6日。 重要文化財 高橋由一 美人(花魁) 1872 油彩 東京藝術大学蔵 千葉・佐倉市の国立歴史民俗博物館で、ジェンダーが日本社会の歴史のなかでどんな意味をもち、どう変化してきたのかを280点以上の資料を通して問う歴史展示「性差(ジェンダー)の日本史」が開催される。会期は10月6日〜12月6日。 同展は「古代社会の男女」「中世の政治空間と男女」「中世の家と宗教」「仕事とくらしのジェンダー ─中世から近世へ─」「分離から排除へ ─近世・近代の政治空間とジェンダーの変容─」「性の売買と社会」「仕事とくらしのジェンダー 

                                                  政治における区分から買売春の歴史まで。国立歴史民俗博物館で「性差(ジェンダー)の日本史」が開催
                                                • 「性差」はいかにつくられてきたのか? 国立歴史民俗博物館で「性差(ジェンダー)の日本史」を見る

                                                  「性差」はいかにつくられてきたのか? 国立歴史民俗博物館で「性差(ジェンダー)の日本史」を見る性差(ジェンダー)が日本社会の歴史のなかでどんな意味をもち、どう変化してきたのか。その変遷を280点以上の資料を通して問う歴史展示「性差(ジェンダー)の日本史」が、12月6日まで国立歴史民俗博物館で開催中。そのハイライトをレポートでお届けする。 文=浦島茂世 展示風景より、右は重要文化財の高橋由一《美人花魁》(1872、東京藝術大学蔵) 生物学的な性差(セックス)とは異なり、文化的・社会的に形成された男女の性差、「ジェンダー」。日本においては、ジェンダーはいつ生まれたのか? そして、どのような歴史を持っているのか? 現在、この問いについて古代から丹念に紐解いていく企画展示「性差(ジェンダー)の日本史」が国立歴史民俗博物館で開催されている。 展覧会場となる国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市 通称:歴博

                                                    「性差」はいかにつくられてきたのか? 国立歴史民俗博物館で「性差(ジェンダー)の日本史」を見る
                                                  • アニメ『鬼滅の刃』放映権をフジテレビがゲット!第2期は10月スタート内定へ(週刊女性PRIME) - Yahoo!ニュース

                                                    ジャパニメーションが世界を圧巻している! 4月23日からアメリカで公開された『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』が、初週末の興行成績が約22億円と好調。外国語映画の1週目の興行成績としては、これまでの歴代1位を塗り替える快挙となった。 【写真】クオリティーが高すぎる、叶姉妹の『鬼滅の刃』コスプレに全集中 「アメリカ以外の中国や韓国でもすでに公開されていて、好反応。日本国内でも、昨年10月の公開以来ロングランが続き、400億円という興行収入の大記録が目前に迫っています」(映画ライター) 今や、誰もが認める巨大コンテンツとなっているため、気になるのは今後の展開だ。 「マンガの連載は2020年5月に終了。コミックスは23巻まで発売されていますが、アニメ化されているのは8巻までですから、まだまだ先は長い。今年2月に、年内の新作放送スタートが発表されましたが、それ以上の続報はまだ出ていません」(出版関係

                                                      アニメ『鬼滅の刃』放映権をフジテレビがゲット!第2期は10月スタート内定へ(週刊女性PRIME) - Yahoo!ニュース
                                                    • 映画公開記念!! 「映画秘宝」2020年1月号「15,000字TALK!片渕須直VS町山智浩」の濃厚対談をすべて大公開!!| この世界の(さらにいくつもの)片隅に【映画】

                                                      映画公開記念!! 「映画秘宝」2020年1月号「15,000字TALK!片渕須直VS町山智浩」の濃厚対談をすべて大公開!! 『特別先行版』を観た映画評論家の町山智浩氏が、片渕須直監督とSkypeで邂逅! アフレコ収録秘話から驚異の音響効果裏話、高畑勲監督からの伝言まで! 『この世界の片隅に』との違いが明確に浮かび上がる、濃厚対談を完全収録! ※本文にはネタバレを含みます。映画をご覧になった後にお読みいただけますと幸いです。 町山:監督、お疲れじゃないですか? 東京国際映画祭での『特別先行版』お披露目に向けてギリギリまで作業されていたのを、Twitterで拝見しておりました。本当に前日くらいまで作業されてましたよね? 片渕:そうなんですよ(苦笑)。それでもまだ完全には終わっていないので、疲れたとも言っていられませんが。 町山:作業中のお忙しいところすみません。今回の『この世界の(さらにいくつ

                                                        映画公開記念!! 「映画秘宝」2020年1月号「15,000字TALK!片渕須直VS町山智浩」の濃厚対談をすべて大公開!!| この世界の(さらにいくつもの)片隅に【映画】
                                                      • 江戸時代は「性」に「おおらか」だったのか? 『性からよむ江戸時代』 | BOOKウォッチ

                                                        評価が高い本だと聞いていたが、実際に読んでみてその通りだと思った。本書『性からよむ江戸時代――生活の現場から』 (岩波新書)は、江戸時代の庶民層の生活に、「性」という切り口から迫ったものだ。まじめな研究書だが、かなり「ディープ」な内容。時代は異なるが、今の私たちが読んでも身につまされる話がいろいろ出てくる。 庶民の記録から性風俗まで 本書が扱っているのは18世紀後半から19世前半の江戸時代、今からざっと200年ほど前の日本の生々しい姿だ。 生まれた子が本当に自分の子かどうか、妻と裁判で争う夫。難産に立ち合った医者のリアルタイムの診療記録。ごく普通の町人が記す遊女の姿......。あまり知られていない史料なども探し出し、丹念に読み込んで、江戸時代の女と男の性の日常や「家」意識、藩や幕府の政策などに迫る。普通の庶民レベルから、いわゆる遊女に至るまで珍しい話が次々と登場する。全体は以下の構成。

                                                          江戸時代は「性」に「おおらか」だったのか? 『性からよむ江戸時代』 | BOOKウォッチ
                                                        • なろう逆行戦記物のすごくおすすめ3作品+α - 不動産屋のラノベ読み

                                                          戦記物といいますか、逆行転生系(タイムスリップをして過去に生まれ変わる作品)で歴史物のおすすめを挙げます。 作品を以下のように分類していますが、このジャンル分けは私独自のものです。 逆行転生→架空の人物に転生 逆行憑依→史実の人物に転生 逆行転移→普通のタイムスリップ すごくおすすめの3作品 前世知識と郷土愛で美濃焼を世界一に 陶都物語~赤き炎の中に~ 陶都物語~赤き炎の中に~ (HJ NOVELS) 作者:まふまふ発売日: 2017/05/22メディア: Kindle版 https://ncode.syosetu.com/n9077df/ WEB版:エタり気味 書籍版:打ち切り コミカライズ版:なし 種別:逆行転生 チート:なし 幕末の貧農に転生した主人公が、前世知識と郷土愛で美濃焼を世界一に、と奮戦する話。 知識チートで無双、という感じでなく、悪戦苦闘というか波乱万丈というか。 ビジネ

                                                            なろう逆行戦記物のすごくおすすめ3作品+α - 不動産屋のラノベ読み
                                                          • 江戸川乱歩賞|〈結果発表〉第70回江戸川乱歩賞 最終候補作と2次予選通過作品の講評|tree

                                                            第70回江戸川乱歩賞は、2次予選を通過しました21編から、6編が最終候補作として審査されることになりました。最終候補から惜しくももれた作品については、下記に講評を記します。 (予選委員は、1次は講談社文芸第二出版部が担当、2次は香山二三郎、川出正樹、末國善己、千街晶之、廣澤吉泰、三橋曉、村上貴史の7氏です) なお、最終選考の結果はHP「tree」上と6月21日発売の「小説現代」7月号に掲載されます。 最終候補作 「容疑者ピカソ」                    相羽廻緒 「陽だまりのままでいて」      雨地草太郎 「ハゲタカの足跡」                工藤悠生 「許されざる拍手」                津根由弦 「遊廓島心中譚」                 東座莉一 「フェイク・マッスル」            日野瑛太郎

                                                              江戸川乱歩賞|〈結果発表〉第70回江戸川乱歩賞 最終候補作と2次予選通過作品の講評|tree
                                                            • 昭和40年代のネオン看板ってこんなにカラフルだったんだね、というお話「ブレードランナーに出てきそう」

                                                              米澤光司(パルプンテのぶ) @buraburar 寅年しし座の先天性ネコ科の中の人が、野良猫目線でヤマト国の街や路地をぶらぶらしたり歴史探偵したりしている垢。好物:鉄道/街歩き/遊廓・赤線跡/近代建築/昭和レトロ/戦争遺産/街の生活 yonezawakoji.com

                                                                昭和40年代のネオン看板ってこんなにカラフルだったんだね、というお話「ブレードランナーに出てきそう」
                                                              • 稲永遊郭(名古屋市港区)|遊郭・赤線跡をゆく|

                                                                稲永遊郭の歴史名古屋には、明治前にもいくつか遊里があったのですが、その一つに熱田遊郭がありました。名前のとおり、熱田神宮近くにあった遊里です。 こちらは文明開化以前からあった古い色街でしたが、明治時代に入り移転の話が持ち上がりました。 明治42年3月、愛知県は という布告を発します。街の真ん中、それも熱田神宮という聖域の横に遊里があるなんてけしからんというのがその建前です。江戸時代まではおおっぴらに営業できたのに、明治政府になってからダメになったのは、神道を穢れのない「国家神道」として神聖視化した政治的な処理の一端かと思ったりします。 そのまますんなり移転すれば良かったのですが、人間欲というものが絡むとどす黒い疑獄に発展します。 稲永の大地主である第十六銀行頭取渡辺某は、この移転をきっかけに一儲けを企みます。当時の愛知県知事や名古屋市長に、遊郭の移転が決まれば計画地や周囲の土地を格安で売り

                                                                • 「床上手」とはどういう意味か…江戸時代の遊廓で女性たちが体現していた「色好み」 どんな精力強靱な男も乱れに乱れた

                                                                  京都の文化人で豪商の正妻になった吉野太夫 いったい遊廓に暮らす遊女とは、どんな人たちだったのでしょうか? 江戸時代の遊廓は平安時代以来の日本文化のひとつの表現でした。それは遊女のありかたにもっとも現れていました。一例を挙げます。 江戸時代の京都の島原遊廓に、吉野太夫という人がいました(図表1)。太夫(のちに「花魁」「呼び出し」とも言う)とは、遊廓で最高位の遊女のことです。吉野太夫はある豪商から結婚を申し込まれました。しかしその豪商の親族に反対されましたので、諦めて郷里に帰ることにしました。そして最後だから、とその親族の女性たちを集めてもてなしたのです。

                                                                    「床上手」とはどういう意味か…江戸時代の遊廓で女性たちが体現していた「色好み」 どんな精力強靱な男も乱れに乱れた
                                                                  • 『鬼滅の刃』で話題も、全国で消えゆく遊郭建築…これが現存する大正時代の遊廓だ! 保存修復クラファン実施中

                                                                    » 『鬼滅の刃』で話題も、全国で消えゆく遊郭建築…これが現存する大正時代の遊廓だ! 保存修復クラファン実施中 特集 ご存じ、大人気アニメ『鬼滅の刃』の第2期・遊郭編が制作されている。多くのファンを喜ばせている一方、「子どもに見せられない」と、ちょっとした論争も巻き起こった。 是非はともかくとして、かつて日本に遊郭という公娼制度があったのは事実。豪華絢爛な内装や、遊女が格子から姿を見せる張見世(はりみせ)、回廊のような渡り廊下など、独特の建築様式が発展した。 しかし老朽化や、イメージの問題から現存する建物は少なく、全国的に消えゆく運命に。文化消滅のピンチに、大阪・飛田新地の有名物件がクラウドファンディングに乗り出した。 ・「鯛よし百番」 「飛田百番」こと「鯛よし百番」は、大正時代の遊郭建築でありながら、現役の料亭。そもそも飛田新地は、かつて飛田遊廓(遊郭)と呼ばれたエリアで、第2次大戦前の最

                                                                      『鬼滅の刃』で話題も、全国で消えゆく遊郭建築…これが現存する大正時代の遊廓だ! 保存修復クラファン実施中
                                                                    • 『鬼滅の刃 遊郭編』を巡る論争についての雑感|渡辺豪

                                                                      『売春防止法』が公布された昭和31年当時、様々な形態をとった娼家の数は、労働省の調べに依れば、全国に約3万9000軒存在したとみられる。これは当時の人口10万人あたり約43軒に相当し、現代におけるコンビニの密度44軒に近しい。遊廓と俗称された娼街は、「社会の暗部」「密かな悪所」とのイメージが膾炙しているが、(都市部や山間部などの偏りはあるものの)密度の上では、先に挙げたイメージ「例外的かつ隠された存在」などではなく、わずか60年前の日本人にとって身近なものでさえあった。 映画化された漫画『鬼滅の刃』が、長く国民的作品として愛されてきたジブリ映画を抜いて、歴代興行収入1位を記録したことをきっかけとしてか、同作品がたびたび社会現象扱いされることも珍しくは無くなった。そうした作品が巻き起こした今回の論争は、同作品を鑑賞したことのない私にも、SNSなどを通じて伝わってきた。論争とは、子どもが読者対

                                                                        『鬼滅の刃 遊郭編』を巡る論争についての雑感|渡辺豪
                                                                      • 『鬼滅の刃』アニメ続編計画、フジテレビの調整が難航する「理由」 | 週刊女性PRIME

                                                                        1月27日、『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』が韓国で封切られ、好調な滑り出しを見せた。日本国内でのフィーバーぶりは誰もが知るところだが、海を越えた異国の地にも、ブームの波は広がっている。 『鬼滅の刃』アニメ続編はあるのか? 「これまで、日本国内の興行収入がトップだった『千と千尋の神隠し』を追い抜いたのが昨年末。あれから1か月以上がたっても観客動員数は伸び続け、現在では365億円を突破しました。韓国でもどこまで興収を稼ぎ出すのか、注目が集まっています」(スポーツ紙記者) 記録づくめの“ドル箱”作品なのに、アニメ化されているのはまだ全体の3分の1ほど。それだけに、続編製作についてはファンからも大きな期待が寄せられている。すでにプロジェクトが進行しているのかと思いきや、一筋縄ではいかないようで……。 「これからどのような形で作っていくのか、制作チームの中で争っていて、しっかりまとまっていないそう

                                                                          『鬼滅の刃』アニメ続編計画、フジテレビの調整が難航する「理由」 | 週刊女性PRIME
                                                                        • 大吉原展

                                                                          江戸の吉原は、約250年続いた幕府公認の遊廓でした。遊廓は、前借金の返済にしばられ自由意志でやめることのできない遊女たちの犠牲の上に成り立っていた、現在では許されない、二度とこの世に出現してはならない制度です。 一方で、江戸時代における吉原は、文芸やファッションなど流行発信の最先端でもありました。 3月にだけ桜を植えて花見を楽しむ仲之町の桜や、遊女の供養に細工を凝らした盆燈籠(ぼんとうろう)を飾る7月の玉菊燈籠、吉原芸者が屋外で芸を披露する8月の俄(にわか)など、季節ごとに町をあげて催事を行い、贅沢に非日常が演出され仕掛けられた虚構の世界。そこでは、書や和歌俳諧、着物や諸道具の工芸、書籍の出版、舞踊、音曲、生け花、茶の湯などが盛んでした。そうした吉原の様子は多くの浮世絵師たちによって描かれ、蔦屋重三郎(つたや じゅうざぶろう)らの出版人、大田南畝(おおた なんぽ)ら文化人たちが吉原を舞台に

                                                                            大吉原展
                                                                          • 明治四二年の雑で粗削りなフェミニズム - 山下泰平の趣味の方法

                                                                            明治四二年に雑で粗削りなフェミニズム運動が発生していたので、10000文字程度の記事にまとめた。お時間のある時にでもどうぞ。 かって二つの事件があった 「おきみ」事件の顛末 「二十六女」を助けようとした人々 「おきみ」と「二十六女」 妙な形の文化が形成される頃合い かって二つの事件があった 明治四二年に日本統治時代の朝鮮で発行されていた『京城新報』において、二つの小さな事件が起きた。読者投稿欄「平民文庫」と「相談の相談」コーナーを舞台に巻き起こった騒動で、登場人物は酌婦の「おきみ」と新聞記者の「風聞子」、そして「二十六女」である。現在ならばフーンで済んでしまいそうな事件ではあるが、じっくり眺めてみるとなかなか面白い出来事である。というわけで、事件が発生した舞台の背景を解説してみよう。 まずは「おきみ」事件である。 京城新報は日本統治時代の朝鮮で 1907年1月から1912年2月まで発行され

                                                                              明治四二年の雑で粗削りなフェミニズム - 山下泰平の趣味の方法
                                                                            • フジテレビ「鬼滅のアニメ引き伸ばしたいからストーリー改変してアニオリで善逸とかもっと出せない?」 : 痛いニュース(ノ∀`)

                                                                              フジテレビ「鬼滅のアニメ引き伸ばしたいからストーリー改変してアニオリで善逸とかもっと出せない?」 1 名前:デスルフレラ(青森県) [NO]:2021/02/05(金) 13:05:35.86 ID:tFXl2nNq0 『鬼滅の刃』アニメ続編計画、フジテレビの調整が難航する「理由」 1月27日、『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』が韓国で封切られ、好調な滑り出しを見せた。日本国内でのフィーバーぶりは誰もが知るところだが、海を越えた異国の地にも、ブームの波は広がっている。 記録づくめの“ドル箱”作品なのに、アニメ化されているのはまだ全体の3分の1ほど。それだけに、 続編製作についてはファンからも大きな期待が寄せられている。すでにプロジェクトが進行している のかと思いきや、一筋縄ではいかないようで……。 「これからどのような形で作っていくのか、制作チームの中で争っていて、しっかりまとまっていないそ

                                                                                フジテレビ「鬼滅のアニメ引き伸ばしたいからストーリー改変してアニオリで善逸とかもっと出せない?」 : 痛いニュース(ノ∀`)
                                                                              • 下町風俗資料館に展示されている吉原遊廓の模型(三浦屋)を観て思ったこと|渡辺豪

                                                                                台東区上野公園内にある下町風俗資料館の企画展『「江戸風俗人形」の世界 〜建物・人形・小物の三位一体の妙〜』(会期:2019/12/7〜2020/2/24)を観てきました。 同展では吉原遊廓にあった妓楼・三浦屋を再現した模型(建物・小物・人形)が展示されており、SNSでも遊廓に興味のある人たちを中心に少し話題になっていました。 どのように時代考証されたのか?私は一点、気になりました。それは考証です。どのような資料から時代考証を行った上でこの模型を制作したのか。それを確かめるために見学してきました。 展示は縦横3メートルの台に乗せられた迫力あるもので、建物は三浦宏氏[大正15年〜令和元年]、人形は辻村寿三郎氏[昭和8年〜]、小物は服部一郎氏[昭和8年〜平成21年]の三者がそれぞれが製作したと説明があります。 模型を制作するに至った経緯を説明するパネルに含まれるかたちで、時代考証についても触れて

                                                                                  下町風俗資料館に展示されている吉原遊廓の模型(三浦屋)を観て思ったこと|渡辺豪
                                                                                • 高松の芸者たちが語った嫌いな男性のタイプがかなり辛辣で心にグサッとくる

                                                                                  花街ぞめき、正脇良平 Ryohei Masawaki @gionbubu 花街、遊廓、赤線、青線跡、私娼の拠点などを歩き訪ねて400箇所、「花街ぞめき」というブログに書いています。夢の一つは祇園ねりもの復活。 インスタグラムはhttps://t.co/fS5jhVIlb1 いつも西日本をうろうろしています。まいまい京都のガイドもしています。 https://t.co/Fl00YcZVvx

                                                                                    高松の芸者たちが語った嫌いな男性のタイプがかなり辛辣で心にグサッとくる