社会保障と税の共通番号(マイナンバー)を記載した通知カードの配達で、本人に届けられずに自治体に返送されたカードが北海道内で約20万通に上っていることが分かった。【山下智恵】 道全体で配達する約275万通の7%に達し、今後も増える見通し。想定を超える返送数に自治体側は対応に追われている。 カードには国民一人一人に割り当てられた12桁の番号が記載されており、自治体が住民票の住所に世帯分をまとめて簡易書留で郵送する。郵便局は、本人が不在だった場合、専用の不在票を郵便受けに入れた上で各局で原則1週間保管し、その後は自治体に返送する。 通知カードをめぐっては都市部を中心に全国で配達遅れが発生しているが、日本郵便北海道支社によると、道内では11月末までに初回配達をほぼ終える見込み。ところが、本人が不在で手渡しできないケースが続出。今月24日時点で約20万通が自治体に戻された上に、郵便局に保管中の