コモンズ・メディアは2008年7月4日,Webページのテキストを一部抜き出して保存できるソーシャル・ブックマーク・サービス「コモンズ・マーカー」を開始した。単語や段落を選択してコメントを記入すると,そのWebページに付けられたコメントの一覧などがミニブラウザに表示される仕組み(写真1)。個人のメモ書きやWebページを媒体とした議論に利用できる。 コモンズ・マーカーは,Webページのブックマークをオンラインに保存・共有するソーシャル・ブックマークをベースに,ページのURLだけではなくどのテキストに着目したかを記録する機能を追加したサービスだ。その機能からソーシャル・アノテーション(注釈)とも呼ばれる。Webページ単位より細分化した価値判断の情報共有や,コメントによる議論,Webページの共同校正などで利用できる。 同種のサービスとしては,2006年にサービスを開始した米Diggo社の「Diig