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ブックマーク / masanork.hateblo.jp (5)

  • 大衆としてのネットイナゴ - 雑種路線でいこう

    竹田陽子先生の絶賛していた『哲学する民主主義―伝統と改革の市民的構造 (叢書「世界認識の最前線」)』を探して紀伊国屋をウロウロしていたら,リップマンのがいまさら翻訳されているのをみつけて手に取った.彼の『輿論』*1は予備校時代に読んで感銘を受けたとはいえ,かれこれ80年近く前の論考だし,それほど期待してはいなかったのだが,読んで身震いした.80年前に書かれた政治評論が今なお新鮮に読めるって,すごいことだよね.というか『輿論』も『幻の公衆』も,彼の30代前半の仕事だったということに焦りを感じたりするのだが. 幻の公衆 作者: ウォルターリップマン,Walter Lippmann,河崎吉紀出版社/メーカー: 柏書房発売日: 2007/06/01メディア: 単行購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (28件) を見るリップマンが書で書いていることは要するに大衆の総意などどこに

    大衆としてのネットイナゴ - 雑種路線でいこう
  • 雑種路線でいこう - 競争を前提に「弱者」を語るモヒカン達に生活はあるか

    僕はいま出張中で「ワーキング・プア」という番組をみていないので,ひょっとしたら外しているかも知れない.しかし下の文章を読んだときは,Train-Trainの「弱い者達が夕暮れ、さらに弱いものを叩く」というフレーズが脳裏でヘビーループしてしまった.たまたま所得が低い奴を弱者と決めつけるのは噴飯ものだし,だいたい他人の人生を勝手に「戦い」にしないでおくれよそこのナイーヴな受験秀才クン. 複雑な現実社会における戦いというのは、何百万種類ものカードがあるカードゲームみたいなもので、才能や環境というのは、その手持ちのカードだ。(略)ほとんどの弱者は、自分の手持ちのカードの悪さを嘆くばかりで、アンテナを張ろうともしないし、より強力なカードの組み合わせを工夫したりもしない。(略)少々手札が悪いくらいで、弱者を救済しろ云々というヤツには、それこそ「神経を疑う」という言葉を、そのまま返してやるぜ。 10代後

    雑種路線でいこう - 競争を前提に「弱者」を語るモヒカン達に生活はあるか
    setofuumi
    setofuumi 2006/07/30
  • 総表現社会とは翼賛増幅装置なのか - 雑種路線でいこう

    はて『ウェブ進化論』 については池田先生とか厳しい評価をしていたし『国家の品格』に至っては,肯定的な評価の方が少ない気がするんだが,僕の読んでいるブログに偏りがあるのかな.確かに世の広告ブロガーたちは『ウェブ進化論』に限らず「あれがすごい」「これがすごい」と書き散らしている.けれどもこれは善意に基づく権威主義の増幅というよりは,現実社会でもありがちな見え透いた政治ではないか. 権威あるものを褒めているいる分には,批評や人間関係,評判といった面でリスクが小さく,自分の影響力を高めることができる.無論その逆張りもあって,ドンキホーテのように「王様は裸だ!」と絶叫し,熱狂的なファンをつくるという戦略であるけれども結構リスキーで,知らないところで他人の恨みを買い,思いもよらぬところで梯子を外されたりするようだ. という訳で,彼が懸念しているように総表現社会とは,多様な意見が一つの意見に集約されてい

    総表現社会とは翼賛増幅装置なのか - 雑種路線でいこう
  • 脱コモディティ化の自分戦略 - 雑種路線でいこう

    高卒で公社に就職し国内最大手SIベンダを今年の3月末で役職定年した親父は,僕の神奈川大学への入学が決まったとき,すぐに自社の新卒採用を調べて「明治法政まではいたけど,神大からはひとりも来ていないなー」と残念がった. 典型的な学閥/年功序列/終身雇用の大企業で仕事能力と関係なくキャリア組にどんどん追い越されて悔しい思いをしたであろう親父は,小さい頃から僕にみっちり教育し,無理をして塾に通わせ中高一貫の私立に通わせたけれども,親の心子知らず,僕は授業は寝通し,家でも全く机には向かわず,アマチュア無線や学校新聞に没頭し,スクープを飛ばしては先生方の怒りを買って中学で成績を理由に留年し,高校でも留年が決まり親父から「もう学費は払わん」と一喝されて中退し,親父の世話で小さなソフトハウスに就職するつもりが,河合塾でアルバイトしていると噂のある先生から「できれば大学くらい出ておくに超したことはないし,塾

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    setofuumi
    setofuumi 2006/04/18
    大学と就職の件
  • 誠実な嘘つきであるために - 雑種路線でいこう

    id:tigress-kyotoの露悪的でナイーヴな思考回路には惹かれていて,つい絡みたくなってしまう. 嘘がすぐばれる人はいい人だけど、いい商売人じゃない。それと同時にいい男(女)じゃない。どんな人間でも例外無く事実に嘘をつくことも、感情に嘘をつくことも前提で。私は嘘をつくことと、誠実でいることは必ずしも対立するってわけじゃないと思う。 僕は嘘を付くのが苦手だ.「そこは嘘つくところだろ」と気づいてることもあるんだけど,いちど嘘をついてしまうと後々考えて話さないといけないので,つい早い段階からぶっちゃけで話してしまう.そもそも足りない上に深酒で日々減っているであろう脳細胞は,嘘の上塗りよりも生産的なことに使った方がいくばくかの成果を上げられそうな気もするし.目の前の女性がどういって欲しいかを考えるよりは「来夏にSONYが出すαマウントのデジ一眼は何で差別化すべきだろうか.画素数か感度か連写

    誠実な嘘つきであるために - 雑種路線でいこう
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