厚生労働省は11月7日、新規学卒者の離職状況を発表。2011年3月卒業の大卒者で就職3年以内に離職したのは32.4%だったことが分かった。前年の卒業者と比較すると1.4ポイント増加している。 厚生労働省は11月7日、新規学卒者の離職状況を発表。2011年3月卒業の大卒者で就職3年以内に離職したのは32.4%だったことが分かった。前年の卒業者と比較すると1.4ポイント増加している。短大卒者では41.2%、高校卒者で39.6%だった。 離職率が高い理由には、リーマンショックの影響を引きずっていたことで、雇用環境が厳しかったことが挙げられる。希望する会社から内定がもらえず、職種の幅を広げて就職活動を行っていた学生は多い。また、とにかく内定をと急ぐあまり、就業条件に疑問を感じながらも就職し、過重労働を余儀なくされたケースもある。 厚生労働省は、職のミスマッチと合わせて、近年の景気回復と人手不足の影