社会が求める大学教育の質の改革が急がれている.授業のかたちから,その機材,キャンパスまで,「アクティブラーニング」による学びの場のデザインを,そのコンセプトと現場の実際を交えて東京大学教養学部の実践に探る. はじめに(永田 敬・林 一雅) 序章 なぜアクティブラーニングなのか そして,「どのように」(永田 敬) 1章 アクティブラーニングの理論と実践(山内祐平) 1 アクティブラーニングとは 2 アクティブラーニングの技法 3 経験から学ぶ 4 課題を設定して学ぶ 5 他者とともに学ぶ 6 大学教育とアクティブラーニング 2章 アクティブラーニングの実践論――世界の大学では(林 一雅・永田 敬) 1 物理教育のアクティブラーニング 2 マサチューセッツ工科大学におけるアクティブラーニングの取り組み 3 東京大学教養学部におけるアクティブラーニングの取り組み 3章 学習者と社会の架け橋として
アクティブラーニング(Active Learning)とは、参加者を中心とした探究型学修を指し、その代表的な実践法としてケースメソッド(1922年にハーバード・ビジネス・スクールで誕生)が知られています。欧米ではアクション・ラーニング、もしくは参加者中心型学修(Participant Centered Learning)などと呼ばれ、高校生、大学生、社会人、企業幹部など幅広い層を対象とした教育手法として確立されています。 アクティブラーニングの最大の特徴は「正解がない」議論を教員が教室内でハンドリングしなければならない点。正解・解答がある課題を教えることは、それほど難しいことではありません。しかしながら、アクティブラーニングが目指すのは、正しい「知識」の修得ではなく、参加者個人の「判断力や表現力」を高めることであり、参加者それぞれにとっての「納得解」を議論の中から引き出すファシリテーション
深化するアクティブ・ラーニング 2015年度は、昨年に引き続き、アクティブ・ラーニングの事例を募集し、他大学でも活用できるユニークなものについては、日本高等教育開発協会の協力を得て教育学術新聞において紹介し、また事例を電子化し、各大学のFD活動の参考にして頂くため「教授法が大学を変える」を企画した。結果、21大学から22事例の応募を頂いた。 アクティブ・ラーニングが、全国の大学で幅広く、また、多様に展開されつつある。本年は特に、ディプロマポリシーと各授業の到達目標の整合性を意識した記述も多かった。 今後は更に、一人の教員による授業改善の工夫から教員間の組織力を活かした授業改善の工夫が増加すると考えられる。 深化するアクティブ・ラーニング 2014年度は、昨年に引き続き、アクティブ・ラーニングの事例を募集し、他大学でも活用できるユニークなものについては、日本高等教育開発協会の協力を得て教育学
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文部科学省では、平成25年度の大学における教育内容等の改革状況について調査を行い、この度、その結果を取りまとめました。 1.調査目的 大学における教育内容・方法 の改善等の実施状況について調査を実施し、国民への情報提供に努めるとともに、各大学のより積極的な教育内容等の改善に関する取組を促すことを目的としています。 2.調査方法等 ・調査対象:国公私立771大学(短期大学、平成25年度に学生の募集を停止した大学を除く。) ・調査方法:文部科学省ホームページに調査票・回答票等を掲載し、全大学に回答依頼の文書を発出。各大学の記入後に回答票を回収、集計。 ・実施時期:平成26年12月-平成27年2月 ・回答率:99%(762大学が回答) 3.調査結果の概要 1 概要 <特に進展が見られた事項の例> ○ ほとんどの調査項目について前年度よりも数値が上昇しており、各大学における教育内容等の改革が前進し
新着情報 4月26日 医歯学図書館改修工事のお知らせ(令和3年12月7日更新) 12月24日 【重要】暴風雪・大雪に伴う附属図書館の 臨時休館等の対応について 12月23日 ProQuest製品及びEbook Central利用停止のお知らせ 12月21日 2021年度新潟大学同窓会雪華支援事業の採択を受け、 学修環境整備のための電子ブックを整備します 12月20日 Wiley、Cambridge University Press電子ジャーナル 包括契約の再開について 12月20日 Cambridge University Pressオープンアクセス論文 投稿料の免除について 12月13日 年末年始の休館について(12/29-1/3) 12月6日 令和4年度図書館学習サポーターを募集します (応募締切:1月21日(金)) 11月29日 冬休み長期貸出(貸出期間延長)のお知らせ 11月22日
学校法人帝京大学(東京都板橋区)と主体的学び研究所(東京都千代田区)は、帝京大学の入学試験に合格している高校生を対象に、 オンラインの講義映像と対面型のディスカッション授業(フリップトクラスルーム)によって構成される「反転授業」の手法による新たな入学準備教育を、 日本で初めて実施します。 学校法人帝京大学では、AO入試や推薦入試などにより早期に帝京大学への入学資格を得た高校生に対し、 以前から各種の入学準備教育を実施しています。この度、主体的学び研究所と共同で、 2014年度4月の入学予定者のうちAO入試で八王子キャンパス(経済、法、文、外国語、教育の各学部および帝京大学短期大学)に進学予定の高校生に対し、 2013年冬より反転授業による事前学習の取り組みを行うこととなりました。約1,000人の入学手続き者に告知を行い、受講希望者を募っています。 反転授業とは、講義を映像で受講し、その後に
2024-04-12大会・集会第46回 大会申込みを開始しました。会員一般学生 2024-04-11大会・集会大学教育学会 第46回大会のご案内を更新しました。会員一般学生 2024-04-01お知らせ【公募情報】大阪大学スチューデント・ライフサイクルサポートセンターキャリア教育部(2024年5月10日17時必着)会員一般 2024-04-01お知らせ【公募情報】大阪大学スチューデント・ライフサイクルサポートセンター教学質保証部(2024年5月10日17時必着)会員一般 2024-03-26お知らせ【公募情報】大阪公立大学教育学修支援室学修支援部門(OMUラーニングセンター)(2024年4月19日必着)会員一般 さらに見る 「一般教育・教養教育の理念・目標」や「各大学の自由で多様な発展」が 大学自体の研究・改革の成果として実現するよう、 わが国大学教育百年の視野における展望を切り開いていく
紙面で読む「一年次セミナー」ではグループに分かれて議論する機会が多く、コミュニケーション能力が鍛えられる=東京都町田市の玉川大玉川大学の小原芳明学長 文部科学省の常盤豊審議官経済同友会教育改革委員会の鈴木雅子副委員長 大学が変わりつつある。学生の学びの質を高めるため一定期間に履修できる単位数を制限した「キャップ制」や、欧米型の成績評価法の導入など、様々な模索が各地で進む。背景には少子化で激化する大学間競争や、グローバル人材の育成を求める企業の要請などがある。改革の先進事例を紹介しつつ、国や経済界に、求められる大学の在り方について聞いた。 ■予習復習必須、背水の陣 一定期間の履修単位に上限 玉川大学 文、農、工、経営、教育、芸術、リベラルアーツ、観光の8学部で約1万3千人(通信教育含む)が学ぶ玉川大(東京都町田市)では、今年度の新入生から、思い切ったルールが適用されている。原則、半期に
スタンフォード大学発のオンライン学校「Udacity」が、真の教育革命を起こせる2つの理由 ブラジルのEラーニングサービス「Descomplica」 昔と今をブレンドする新コンセプトの大学「Kepler」 MOOCsのコンセプト自体はとても新しいですが、「Kepler」のルーツはそうではありません。 ルワンダでは、”certificate of vulnerability”と呼ばれるルワンダ政府オフィシャルの証明書があります。これは、貧しかったり、両親を1994年のジェノサイドで亡くした学生達には配布されるというもの。 これまで9年間に渡り、NGO団体「Generation Rwanda」は、毎年20人ほどの成績優秀なルワンダ人を地元の大学へと進学させるプログラムを行なってきました。 同団体は、次第にそのサポートを広げていき、カウンセリングやヘルスケアの分野でもサービス提供をスタート。なん
MOOCって言葉をご存知だろうか。 Massive Open Online Course ( 大規模無料オンライン授業 )の略で、「無料オンライン学校」「無料オンライン大学」「オンライン教育サイト」などと訳されている。 最近、アメリカの多くの大学で、無料のオンライン講義が公開されており、それに東大も参加を決定したというニュースも流れ、日本でも広く知られることになった。 もっとも大きなところは、スタンフォード大学発のUdacityとCourseraである。 素晴らしい時代になった。 意欲さえあれば、お金がなくても、決まった時間がとれなくても、高等教育を受けることができるのだ。 発展途上国の若者も、ネットへアクセスさえできれば、等しく、この無料オンライン学校で学ぶことができる。 かくいう僕も、はてなブックマークで、オンライン授業のリンク集をみつけて、喜んで、ブックマークしたのだ。 だけど・・・
明治大と立教大が連携して始めた模擬国連の講義で議論を交わす学生たち=7月23日、東京都杉並区の明大和泉キャンパス明治大と立教大が始めた連携プログラムで、模擬国連の講義で議論を交わす学生たち=7月23日、東京都杉並区の明大和泉キャンパス 【歌野清一郎】少子化の一方、大学の数は増え、多くの大学で学生の確保が課題となる中、コストをかけずに大学の魅力を高めようと、大学同士の連携が盛んになっている。朝日新聞社と河合塾の「ひらく 日本の大学」調査からは、生き残りをかけて知恵を絞る大学の姿が浮かぶ。 今回の調査で、他の大学の講義を単位として認める「単位互換」を実施している大学は国立大で9割、公私立でも7割に上った。大学が単独で教員を招いて新たな講義を開くよりも、連携して互いの強みを活用した方が、コストをかけずに済むからだ。 明治大と立教大は昨年度から、国連や国際NGOで地球規模の課題への貢献を志す
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