学食に難民の「おふくろの味」 関西学院大など5大学でテュアン・シャンカイさんのお気に入りは、月に何度かは食べたくなるというミャンマーの「きな粉入りうどん」(手前)だ=兵庫県西宮市の関西学院大 【浅倉拓也】20日の「世界難民の日」を前に、日本で暮らす難民のことを知ってもらおうと、難民たちの祖国の料理を、大学の学生食堂で提供する試みが始まった。ミャンマー難民2世の学生が呼びかけ、ミャンマーやスリランカなどの「おふくろの味」が、首都圏や関西の5大学の食堂に登場する。 関西学院大(兵庫県西宮市)2年のテュアン・シャンカイさん(19)は、ミャンマーで民主化運動に参加した両親が難民として来日した2年後に生まれた。 関西学院大が難民を対象に全国で初めて設けた奨学制度で入学。「当然、学生たちも難民への理解があると期待した」。だが、「僕は難民だ」と言うと、「ネカフェに泊まってたの?」と返され、あぜんとしたこ