グローバル人材の養成を目指し、大学入試において「読む、書く、聞く、話す」といった英語の4技能を問う傾向が強まっている。しかし、グローバル人材を養成するには、語学だけでは物足りない。生活習慣の違う国の文化に触れ多様性を理解することが不可欠だ。そうした感性を養成するため、留学制度を充実させる大学が増えている。一方、国内にいながら海外からの留学生との交流の環境を整備する大学も多くある。 そうした施設の一つが、外国からの留学生と共同生活をする国際学生寮。国際学生寮の有効性は、京大が5年間一貫の大学院教育を行う総合生存学館(思修館)において、日本人学生と留学生が合宿研修施設で学ぶ手法を選択したことからも明らか。グローバルリーダーの育成を目指す思修館では、異文化社会におけるリーダーシップ力を育成する教育環境として、全ての学生が寝食を共にする寮生活を活用しているのだ。 国際学生寮のプログラムでグローバル