図書館「知恵の蔵」 完成イメージ図 (提供写真) 2017年度開館予定の図書館新築工事が、1月からS校舎向かいで始まった。16年度末までの竣工を予定している。 現在、京都女子大の図書館ではE校舎の本館・雑誌室とJ校舎の分館合わせて80万冊を超える蔵書を保有。女子大トップクラスの規模を誇るが、図書館が分かれていることが長年の懸案事項とされていた。大学周辺にまとまった土地を確保できないこと、計画地が京都市の景観地区に指定されていることが、新図書館設置計画の施行まで時間がかかる要因となった。10年に隣接地約1200坪を取得し、ようやく図書館の新築工事計画が始まった。 2棟が特徴 学習と交流 新図書館は「知恵の蔵」と「交流の床」の2棟からなる。 「知恵の蔵」は、地上4階、地下2階の建物で資料の貸し出しを行う。1階から4階までの吹き抜け空間を中心に、壁面全体が30万冊以上の図書で覆われる。閲覧席は1