2024年からスタートした新NISAが円安に拍車をかけていると報道がありました。 実際、投資信託を通じた家計の円売りが膨らんでいるようです。 私たちの投資行動が円安に拍車をかけ、物価高を助長している構図になっています。 一人ひとりは、良かれと思って行なっている行動が、結果的に自分達の首を絞める。 まさに合成の誤謬が発生している状態。 合成の誤謬とは? 個人が合理的な行動をとっても多くの人が同じ行動をとることによって、全体としては悪い状態になること。 新NISA経由の円売りを減らす手段はないのでしょうか。 今回の記事では、円売りの流れを阻止する方法を解説します。 新NISAが要因の円売りとは? キャピタルフライトが起こる可能性 新NISAへの投資資金を国内株式に振り向ければ円安は止まる? 円安の流れを止めるためには「資産所得倍増」ではなく「所得倍増」が必要 日本経済復活には金融政策と財政政策