南アフリカなどで確認された新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の出現に世界中が脅威を抱いている中、WHO(世界保健機関)がこの期に及んで中国の習近平国家主席(68)を忖度し、猛批判にさらされている。 【写真】今にも泣きだしそうな尾身会長 新変異株は感染力がデルタ株より強いとされ、ワクチンの効果も低下させる懸念が出ている。各国は水際対策強化に乗り出しているが、既に香港、イスラエル、ベルギーなどで確認され、過去に新変異株がまん延した例から見れば、既に世界中に広がっているとみられ、今後はデルタ株に取って代わる可能性も指摘されている。 コロナ対応で後手後手に終始するWHOだが、新変異株の命名を巡ってもすったもんだがあった。当初、発見された国名・地名が使用されていたが、差別につながると今年5月からギリシャ文字に切り替わられた。これまでアルファ、ベータ、ガンマ、デルタ、ラムダ、ミュー株など