ダイムラーは6月30日、新型メルセデスベンツ『Eクラス』の防弾仕様車、「Eガード」のPR映像を、動画共有サイトで公開した。 ダイムラーは約80年間に渡って、防弾対策などを施したリムジンを製作し、各国元首やVIPに納車してきた実績を持つ。Eガードは新型Eクラスの開発と同時進行。1月の新型初公開から1か月後の2月、異例の早さでデビューを飾った。 Eガードの見た目は、通常のEクラスと変わらない。しかし、その中身にはかなり手が加えられている。ボディパネルには市販車よりも厚さと強度を増した高張力スチールを使用。また、すべてのウインドウには、特殊ポリカーボネート加工を施した防弾ガラスを採用している。アンダーフロアの強化も図られた。 この結果、Eガードは拳銃用の銃弾としては最も破壊力の高い「44マグナム」や手榴弾「DM51」の攻撃にも耐えるボディ剛性を実現。ダイムラーは「ドイツの防弾性能規格は、従来のB