全くお恥ずかしいかぎり。 ハンス・エイクさんに煽られ、1年前に表紙を「無暖房・無冷房住宅への挑戦」に変えてしまった。 ところが、スウェーデンを訪ねて分かった。 無暖房住宅とは「暖房設備が一切無い家」のこと。そのため10年に一度という大寒波にも耐えられるように過剰なまでの重装備。40cmもの厚い断熱壁で居住面積が10%も減少。 高温多湿の日本では、温暖化の影響もあって冬よりも夏が問題。夏の除湿のためには空調が不可欠。無冷房(含む除湿)の家は現在の技術では達成が不可能。だとすれば1台の空調機で安価に全館冷暖房の出来る家づくりこそが王道。これが住宅屋の仕事。具体的目標は「年間冷暖房・換気・給湯費が5万円で上がる家」。CO2削減効果は単純明快な目標の中にある。 電力そのものは化石燃料から原子力、太陽光、風、燃料電池、バイオマスへ変わってゆく。再生可能なエネルギーで電力を供給するのが資源屋の