タグ

BOOKと人生に関するsizukanayoruのブックマーク (61)

  • 頭がいい、賢い人だからこそ踏んでしまいやすい地雷が、いまの世の中には、たくさん埋められている。 - いつか電池がきれるまで

    約束された場所で (underground2) 作者: 村上春樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2001/07/01メディア: 文庫購入: 14人 クリック: 73回この商品を含むブログ (131件) を見る 内容紹介 癒しを求めた彼らはなぜ無差別殺人に行着いたのか?オウム信者へのインタビューと河合隼雄氏との対話によって現代の闇に迫る 村上春樹さんの『約束された場所で』を10年ぶりくらいに再読しました。 これは、村上春樹さんが1995年に起きた地下鉄サリン事件の被害者たちへの膨大なインタビューを記録した『アンダーグラウンド』の対になる作品で、村上さんがオウム信者たち(とはいっても、このインタビューに応じている時点では、それなりに教団とは距離を置いているのだが)に直接インタビューし、その成育歴からオウム真理教との出会い、信者としての生活、さまざまな事件を通して、いま、彼ら、彼女らが考え

    頭がいい、賢い人だからこそ踏んでしまいやすい地雷が、いまの世の中には、たくさん埋められている。 - いつか電池がきれるまで
  • 【読書感想】続・僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    続・僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう (文春新書) 作者: 池田理代子,平田オリザ,彬子女王,大隅良典,永田和宏出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2018/02/20メディア: 新書この商品を含むブログを見る Kindle版もあります。 続・僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう (文春新書) 作者: 池田理代子,平田オリザ,彬子女王,大隅良典,永田和宏出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2018/02/20メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 内容紹介 2017年2月刊行『僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう』の第2弾。 偉大な構成を残し、今なお挑戦し続ける各界の著名人たちの生きざまを、細胞学者にして歌人の永田和宏氏が、「天才の原点」を引き出す。 若き日の大きな決断の時、思い切って一歩を踏み出した瞬間、など生きていく上で道しるべとなる珠玉の言葉があふれた一冊

    【読書感想】続・僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 森博嗣著「ジャイロモノレール」は超高齢化社会を生き抜くためのサバイバル・マニュアルなので読んだほうがいい。 - Everything you've ever Dreamed

    「ジャイロモノレール」という言葉を聞いたことがあるだろうか。おそらくほとんどの方が初めて聞く言葉なのではないだろうか(僕は古い写真を見た記憶とその言葉だけは知っていた)。ジャイロモノレールを簡単に説明すると、ジャイロ機構で姿勢を機械的に自動制御することにより1のレール上を走れるようにした乗り物、となるだろうか(間違っていたらサーセン)。諸事情により実用化はされなかった幻の技術でもある。 ジャイロモノレール (幻冬舎新書) 作者: 森博嗣 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2018/09/26 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 著は100年前に滅びた技術「ジャイロモノレール」とその再現について書かれたものである。そして技術系の新書という皮をかぶった人生の指南書でもある。感想を一言でまとめると、めちゃくちゃ面白かった。 著者はミステリィ小説家の森博嗣氏。ジャイロモ

    森博嗣著「ジャイロモノレール」は超高齢化社会を生き抜くためのサバイバル・マニュアルなので読んだほうがいい。 - Everything you've ever Dreamed
  • 『後は寝るだけ』にすることを目指し過ぎている - 200光年軍隊手帳の中身

    シコ助はベッドの上でダラダラすることが大好きです。その時こそ日々の生活において至福を感じます。 小説漫画を気の向くままに読んだり、スマホでくだらない記事を読んでクスッと笑ったりとする、ベッドの上じゃなくても出来ますが、『全てのタスクから解放』されて、『後は寝るだけ』という状態が精神を高揚してくれるのです。 人間は後は寝るだけの状態になりたい 寝るだけを目指しすぎて反省 丁寧に生活することは楽しみを見出す まとめ 人間は後は寝るだけの状態になりたい 友達旅行に行った時もまず先に温泉に入って、その後お酒を飲んで寝るパターンが恒例です。後のタスクを考えず飲む事が気持ちの良い事というのは皆が知っています。 死ぬまで楽しいことをやりたいように、楽しいことを寝るまでやりたい。 人間の来の欲望はこのようなものでしょうか。 もちろん女性は化粧を落としたくなくてご飯をべた後に温泉に行ったり、子育てを

    『後は寝るだけ』にすることを目指し過ぎている - 200光年軍隊手帳の中身
  • 『ふろむだ本』は現代の魔術書だ。だから使う側には力量が求められる - シロクマの屑籠

    人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている 作者: ふろむだ出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2018/08/09メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る 最近、ふろむださんの書籍が早くも四刷を迎えたと知った。このこと自体が、書籍に書かれた内容を証明しているように思えてならない。運や実力に加え、書籍に書かれている「錯覚資産」をうまく生かしたからこそのヒットだろう。見事というほかない。 実力や運を呼び込むためにも「錯覚資産」が必要 ふろむださん( id:fromdusktildawn さん)は、2006年頃から『分裂勘違い君劇場』という人気ブログを運営していた。現在の基準で考えると異様な長文ばかりだったけれども、読む人を楽しませ、巧みにちゃぶ台をひっくり返してみせて、たくさんのファンを作った。00年代の有名ブロガーの一人だと思う。 その ふろ

    『ふろむだ本』は現代の魔術書だ。だから使う側には力量が求められる - シロクマの屑籠
  • ふろむださんの「人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決っている」は恐らく世界初の応用行動経済学本である

    このの特徴を一言で言い表すと、実際の生活に応用できる行動経済学だ。この種のは、恐らく世界初である。 行動経済学というのは比較的新しい学問で、簡単に言うと人はなぜ合理的ではない立ち振舞いをしばしば行ってしまうのかについてを分析した学問だ。 例えば、ネットでしばしば話題になる画像として、採用試験に容姿が関係するかというものがある。 とあるTV番組では、これを実際に検討してみたところ、ほぼ全ての企業で美男美女が圧倒的に評価された。 採用試験なのだから、来ならば仕事上の能力(学力等)が評価されるべきはずだ。 それなのに、このように結果が著しく容姿が整った人に偏ってしまうという事は、やっぱり容姿の美しさが人間の認知に作用したと考えるのが妥当だろう。 これは非常に有名な話で、実際いろいろな海外の有名大学のMBAなどでも教えられる。 けど、非常に興味深い事にこれを学生に教えると、学生は決まってこ

    ふろむださんの「人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決っている」は恐らく世界初の応用行動経済学本である
  • 【読書感想】人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている 作者: ふろむだ出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2018/08/09メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る Kindle版もあります。 人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている 作者: ふろむだ出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2018/08/09メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る 内容紹介 伝説的なブログ『分裂勘違い君劇場』を中心に、 何百万人もの感情を揺さぶり続けたモンスター・ブロガーがついにデビュー! 実力を磨くよりも、はるかに人生を好転させる 「錯覚資産」とは何か? 誰もが一度は思う 「なんであんな奴が評価されるんだ! ?」の謎を解き、 「誰にでも使えるズルい武器」として解説する異色作。 書を読み終えた後には、誰もが 人生は、運よ

    【読書感想】人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』がいかにスゴいか、このブログを例に説明する

    人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』がいかにスゴいか、このブログを例に説明する 「悪魔の書」かつ「賢者の書」 これを「悪魔の書」という人がいるが、激しく同意する。なぜならこれ、知らないほうが幸せだったかもしれないことが書いてあるから。あれだ、「力が欲しいか?」と問われて求めた結果、知らなくても良い世界に気づいてしまうから。 その存在すら知らないまま、普通に穏やかに生きるほうがよいとも言える(知らぬがホトケやね)。「なぜアイツが出世するんだ!?」「どうして私が認められないのだろう?」という現実から目をそらし、ささやかな慰めを見つけ出し、折り合いをつける。そんな平穏を求めるなら、書を読んではいけない。「アイツが出世&実力をつけていく理由」「私が認められにくい理由」が、これ以上ないほど、ミもフタもなく書いてあるから。 一方でこれ、万人が読んだほうがいいのかもしれない。

    『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』がいかにスゴいか、このブログを例に説明する
  • 人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている - 第一章 - 分裂勘違い君劇場 by ふろむだ

    Amazonで1位 (心理学) この記事は、 『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」できまっている』という の最初の5章をWeb化したものです。挿絵イラストは(c) ヤギワタルさん 、キャラアイコンは しらたさん の作です。書籍版と若干異なる部分があります(書籍版はモノクロ)。書籍版の 正誤表はこちら 。 で読む(Amazon) で読む(楽天) はじめに 1974年、カナダで選挙があった。 その選挙を調査したところ、イケメンの政治家は、そうでない政治家の2.5倍もの票を獲得していた。(註1) イケメンたちの圧勝だったのだ。 そりゃそうだろ。 どんな世界だって、美人とイケメンに人気があるのは、当たり前だよ。 いや、ここで重要なのは、「イケメンに投票した理由」なんだ。 調査の対象となった投票者の73%は、「私が彼に投票したのは、彼がイケメンだからではない」と思っていたのだ。 「イ

    人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている - 第一章 - 分裂勘違い君劇場 by ふろむだ
  • 『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』(ふろむだ著)は控えめにいって人生を変えうる悪魔の書なのでみんな読んだほうがいい。 - Everything you've ever Dreamed

    ブログ「分裂勘違い君劇場」のふろむだ氏(id:fromdusktildawn)の『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』を読んだ。このエントリのタイトルにあるように人生を変えうるだと思った。 ひとことでいえば、このは「錯覚資産」についてのである。もし、「錯覚資産」なる言葉に引っかかったなら、こんな文章など読まずに、今すぐ、事前情報なく、この人生は、運よりも実力よりも…』を手に取ってもらいたい。僕はインターネット発でタイトルが長い書籍は、ジャンルがなんであれ、敬遠するように決めている。タイトルや目次以上の内容がないものが多く、時間の無駄になるからである。この『人生は、運よりも実力よりも…』もそのルールに則れば敬遠することになるのだが、あら不思議、読み始めたら読み終えるまで手を止めることが出来なかった。なぜか?僕の人生に起こってきた説明のできない成功事例、その要

    『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』(ふろむだ著)は控えめにいって人生を変えうる悪魔の書なのでみんな読んだほうがいい。 - Everything you've ever Dreamed
  • フリーランス、40歳の壁。「干される人」と「稼ぎ続けられる人」 | ダ・ヴィンチWeb

    フリーランス40歳の壁――自由業者は、どうして40歳から仕事が減るのか?』(竹熊健太郎/ダイヤモンド社) リリー・フランキー、大槻ケンヂ、みうらじゅんなど錚々たるメンツが病を患っていた、という衝撃的なインタビュー集『サブカル・スーパースター伝』(吉田豪)のキャッチコピーに「サブカルは40歳を超えるとになる」というものがあった。コレに反応したのがライターにして大学教授なども歴任し、現在はマンガサイト「電脳マヴォ」を運営する才人・竹熊健太郎。彼は「サブカルというより、自由業は40歳を超えるとになる」とツイート。続いてそうなる理由をブログやツイッターで語ってきたが、大きな反響があった。その内容をもとに編纂されたのが『フリーランス40歳の壁』(竹熊健太郎/ダイヤモンド社)だ。 自由業と言ってもフリーランスの編集者やライター、カメラマンから弁護士、スポーツ選手まで多様だが、書では自由

    フリーランス、40歳の壁。「干される人」と「稼ぎ続けられる人」 | ダ・ヴィンチWeb
  • 「愚かなパチンカス」だった僕の遺言としての「ギャンブル依存症」の話 - いつか電池がきれるまで

    plagmaticjam.hatenablog.com 僕自身もギャンブル依存的なところがあり、読んでいて、なんだか悲しくなってきました。 以前、こんなエントリを書いたこともあります。 fujipon.hatenadiary.com まあ、パチンコ・パチスロって、やっている人たちも、自虐的に「俺ってパチンカスだよなあ……」なんて思いつつもやめられないものではあるんですけどね。 個人的には、パチンコはけっして良いものではない、いや「悪いもの」だというのが僕の認識です。 人生で大事なものって、大きくわけて3つあって、ひとつは人間関係、ふたつめはお金、みっつめが時間です。 パチンコは、少なくともその2つのうちのお金と時間を激しく浪費するし、地道に何かを積み重ねて成果を挙げなくても、大当たりや連チャンで得られる快楽にハマってしまう。 普通に生きていると、「大当たりの瞬間」って、ほとんどないので。

    「愚かなパチンカス」だった僕の遺言としての「ギャンブル依存症」の話 - いつか電池がきれるまで
  • 【読書感想】好きなことだけで生きていく。 ☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    好きなことだけで生きていく。 (ポプラ新書) 作者: 堀江貴文出版社/メーカー: ポプラ社発売日: 2017/05/09メディア: 新書この商品を含むブログ (1件) を見る Kindle版もあります。 好きなことだけで生きていく。 (ポプラ新書) 作者: 堀江貴文出版社/メーカー: ポプラ社発売日: 2017/06/09メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 内容(「BOOK」データベースより) 自分の人生を無駄にしている人へ伝えたい、「自分の時間」を取り戻す生き方―。ホリエモンの後悔しない生き方・働き方論、決定版。他人、時間、組織、お金、欲望などにふりまわされず、「好き」を生きがいにするため、どう考え、行動すればいいのかを明快に説く!最初の一歩を踏みだすことができない不器用な人たちに勇気を与える、最強の人生指南書。 堀江貴文さんのを読むたびに、「今の世の中では、こういう

    【読書感想】好きなことだけで生きていく。 ☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • http://jyoshige.com/archives/8849381.html

  • jyoshige.com

  • あなたを100%幸せにする生きづらさから逃れるための10か条 - 脱貧困ブログ

    つい最近、棚を整理していると、探していた一冊のが出て来ました。 雨宮処凛さんの『すごい生き方』というです。 すごい生き方 (Sanctuary books) 作者: 雨宮処凛 出版社/メーカー: サンクチュアリ出版 発売日: 2006/01/16 メディア: 単行 購入: 3人 クリック: 31回 この商品を含むブログ (21件) を見る 「あっ、ここにあったのか?!」と、懐かしい気持ちが湧き上がって来ました。 って、探している時にはみつからないのに、探してない時に出て来ますよね これも何かのお告げだと思い、棚整理を一時中断し、パラパラとページをめくってみたんです。 もぉ~、かなり癒されちゃいましたぁ~ 棚整理は完全に中止(笑)。そのまま、ガンガンを読み進めて行きました。 で、読んでいるうちに思ったんです。 「このは、生きづらさを抱えている多くの人達に読んでほしい!」 と

    あなたを100%幸せにする生きづらさから逃れるための10か条 - 脱貧困ブログ
  • 【読書感想】棋士という人生: 傑作将棋アンソロジー ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    棋士という人生: 傑作将棋アンソロジー (新潮文庫) 作者: 大崎善生出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2016/09/28メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る 内容紹介 吹けば飛ぶような駒に人生を賭けた者たち。日々盤面に向かう彼らは何を追い求めるのか。大山康晴、升田幸三、中原誠ら往年の大棋士たちの横顔、才能空しく脚光を浴びずに消えた悲運の棋士の肖像、孤独に戦い続ける若手棋士の苦悩……作家、記者、そして棋士自身が綴った文章の中から二十余の名品を精選。将棋指しという職業の哀歓、将棋という遊戯の深遠さを写し出すアンソロジー。 『聖の青春』『将棋の子』などの将棋・棋士に関する著書も多い大崎善生さんが選んだ「将棋アンソロジー」。 棋士が書いた観戦記もあれば、棋士の人となりや思い出を描いたものもあり、また、将棋が小道具として使われている作品もあります。 十年前に三段リーグに入った

    【読書感想】棋士という人生: 傑作将棋アンソロジー ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 結局は「人の縁」か……鈴木大介『脳が壊れた』を読む - 関内関外日記

    脳が壊れた (新潮新書) 作者: 鈴木大介 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2016/06/16 メディア: 新書 この商品を含むブログ (3件) を見る いわゆる下流、貧困、アウトローなどをテーマにした著作の多い著者が、脳梗塞になった。脳梗塞になって、高次脳機能障害になった。発症からリハビリ、そして、自らの体験をもとに、ある類推をする。 不自由なのに、やりたくてもやれないのに、分かってもらえない。それを言葉にすることもできないとき、まず当事者の中に湧き出す感情は苛立ちだ。それで周囲の人に八つ当たりでもしてしまえば、次はそんな自分に対する自己嫌悪が後味悪く残る。 一方で、これまで僕が取材してきた中で、ここで冷静になってなんとか自分がなぜやれないのかを説明できていた者は、ほぼ皆無だったように思う。 すなわち、脳梗塞を経て、いろいろの見えにくい障害を負ってみて、はじめてそれが自らの取材対

    結局は「人の縁」か……鈴木大介『脳が壊れた』を読む - 関内関外日記
  • やりたいことがあるのは「解けない呪い」だ――ちきりん・梅原大吾『悩みどころと逃げどころ』 - 明晰夢工房

    ウメハラという人は、とても言語化能力の高い人だと思う。そして決して媚びない人でもある。例えばこのの対談で「やりたいことがあるのは幸せ」だというちきりんに対して「やりたいことがあるのは解けない呪いにかかっているようなもの」だなんて言ってしまう。やりたいことをこういう言葉で表現した人を、僕は他に知らない。 悩みどころと逃げどころ(小学館新書) 作者: ちきりん,梅原大吾 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2016/06/01 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (1件) を見る 普通なら、やりたいことがあるというのは肯定的に捉えられることのはずである。多くの自己啓発書ではやりたいことをするから能力が発揮されるのだと言うし、それもまた一面の真実ではある。しかし、その「やりたいこと」が格ゲーだったらどうするのか。今のようにまだ少ないとは言えプロゲーマーが存在する時代ではなく、い

    やりたいことがあるのは「解けない呪い」だ――ちきりん・梅原大吾『悩みどころと逃げどころ』 - 明晰夢工房
  • [書評]困ってるひと(大野更紗): 極東ブログ

    「困ってるひと(大野更紗)」(参照)は感動もしたし、考えさせられもした。ただ、自分が受け止めたコアの部分をちょっとどう書いていいかわからないうちに、けっこう月日が経って、そのうち文庫も出てくるようになった。多数の人に読み継がれるのは、とにかくいいことだろうと思う。 実際、よく読まれているらしい。大半は肯定して受け止められいる。が、たまたまたアマゾンを見たら、きびしい評もあった。何にでもなんくせつける人はいるものだということではなく(したかないよね)、意外とこのの受け止め方が難しいという部分があるからだろう。ちょっとくぐもった書き方になってしまうのだけど、そのあたり、まだちょっと自分からは言いづらいなというのもある。 内容についてはあらためて紹介するまでもないかもしれないが、意外と読まれていないかたもいるかもしれないので、簡単に触れておくと、1984年、福島県生まれの大野更紗さんは、上智