先日の御登山の帰りに西山本門寺を見学してきました。昭和の時代に一時日蓮正宗に合流しましたが檀徒の反対に遭い裁判の末に単立寺院に戻ってしまったの事は実に残念なことです。西山本門寺は重須の日興上人の甥である日代師と大石寺・上蓮坊の日仙師との問答(仙代問答)が原因で日代師が重須を離れ西山の地頭大内安清から寺地の寄進を受けて康永3年(1344)に建立した寺院です。このような経緯から西山と北山はともに本門寺を名乗り長らく反目しあいます。それが二箇相承紛失という興門流にとって重大な事件をまきおこすことになり現代において身延から二箇相承は偽物と疑難を加えられることになってしまったのは非常に残念でありません。しかし北山と違って身延の傘下に入らず単立を守っている面においては北山よりはマトモだとも思っています。そんな西山本門寺は大石寺から下之坊を過ぎて車で10分ちょっとの所にありました。流石に歩くのは無理です